NPC・組織/マタンガ族

マタンガ族(Matanga)

  • パッチ6.X実装の蛮族(獣人種族)
    • 世界設定本2巻 248ページ
Table of Contents
  • 蛮族ストーリークエスト

概要

象に似た巨体を誇る種族、マタンガ族に連なる一族。サベネア島の先住民であり、遅れて移住してきたアウラ族やヒューラン族と共に、「ラザハン」を築き上げてきた。怪力ぶりが注目されがちだが、理知的で思慮深く、優れた錬金術師も少なくない。

種族

アルカソーダラ族(The Arkasodara)

  • マタンガ族のうち、他のヒト族に友好的で、都市部その他の集落で文化的な生活を共にしているのがアルカソーダラ族。
    ウリエンジェ : そも、サベネア島を領有するラザハンは、
    非常に長い歴史を持つ国です。
    ウリエンジェ : 島の先住民にあたるのは、
    マタンガの一派「アルカソーダラ族」だといいます。
    ウリエンジェ : 彼らが築いてきた文化に、
    後に流入してきた異民族の文化が溶け合って、
    独自の様式を形成している……。
    ウリエンジェ : サベネア島に伝わる、独自の信仰……
    その源流を創ったのはアルカソーダラ族の祖先たちであり、
    現代においても、信仰に篤い者が多いそうです……!

主なアルカソーダラ族

マトシャ
  • アキャーリ村の漁師
    マトシャ : オラは、マトシャ。
    この近くにある、アキャーリって村の漁師だす。
  • アルカソーダラ族に伝わる神話を説明してくれる「ハズヴェーダ」の爺ちゃんと「カンガ」を紹介してくれる。※ハズヴェーダ自身はアウラ
    ハズヴェーダ : 島に伝わる神話を知りたいと?
    ええ心がけじゃ、わしがなんでも話してやろう。
    ハズヴェーダ : 昔々、この島では、人の姿をした「マヌシャ神群」と、
    獣の姿をした「ムリガ神群」が争い続けていた……。
    ハズヴェーダ : やがて、ムリガの神々はマヌシャの神が持つ知恵を求めて、
    自身の頭を、彼らの頭にすげかえたのじゃ。
    ハズヴェーダ : 一方、マヌシャの神々も、ムリガの神の絶大な力を欲した。
    そうしてやはり、頭をすげかえてしまったのよ。
    ハズヴェーダ : こうして、知恵と力を兼ね備えた神々が誕生し、
    彼らによって、長きにわたる戦いが収められたのだという。
    ハズヴェーダ : 以来、マヌシャ神群は獣の面をつけ、
    ムリガ神群は人の手足を模した似姿をとることで、
    互いを称え合うようになったのじゃよ。
  • さらにマトシャは、自分の家にある神様の掛軸を見せてくれる。
    メーガス三姉妹
    マトシャ : えっと、これは……
    マヌシャ神群の中で、とくに有名な姉妹神の絵だす。
    マトシャ : 中央が長女、知恵を司る「マグ神」。
    錬金術師が祀っているのは、だいたい彼女だす。
    マトシャ : 右が次女、富を司る「ドグ神」。
    みんなあやかろうとしてるけど、
    とくに交易商人たちには人気だす。
    マトシャ : 左が三女、技巧を司る「ラグ神」。
    織物職人なんかに好かれているだす。
    マトシャ : そんな風に職業によって多少の差はあるけど、
    こうして三姉妹がそろった絵や像は、
    家を豊かにする縁起物として、広く愛されてるだす。
    マトシャ : ムリガの神々は、自然を司る力自慢が多いだす。
    だから、島で民族同士の戦いが起きていたころには、
    守り神として掲げられたらしいだす。
    マトシャ : 古い寺院や遺跡に行けば、
    ムリガ神群の立派な像が見られるだす!
    マトシャ : とくに、象(ガジャ)の頭を持った神獣様は、
    オラたちアルカソーダラの祖とも言われていて、
    大切にされてるんだす。
  • さらに竜族についても語る。
    マトシャ : あとは……竜も特別な存在だす。
    エスティニアン : 竜だと?
    ドラゴン族を崇めてるのか?
    マトシャ : あ、えっと……ラザハンを治める太守様の一族は、
    大昔、竜の神獣と盟約を結んだとされてるだす。
    マトシャ : 以来、竜は太守様と星戦士団の守り神とされてるだす。
    今でも、太守様が窮地に陥ることがあれば、
    盟友たる竜が遣わされるとの噂だす!
カンガ
カンガ : おいらたちの神様たちについて知りたいって?
へぇ、珍しいお客さんもおったもんだなぁ。
カンガ : あんたらの故郷ではどうか知らんけど、
サベネア島には、そりゃあ多くの神様たちがおわすのさ。
カンガ : その神様たちは、大きくふたつにわけられててなぁ……。
知恵に優れ、ヒトの姿をした「マヌシャ神群」と、
力に優れ、獣の姿をした「ムリガ神群」さ。
カンガ : それらをあわせて「神獣」っていうのさ。
うちのばあちゃんも、神様を「神獣さん」なんて呼んでたよ。
カンガ : 「神獣」は容姿も性格もバラバラで、
荒事が好きな神様もおれば、穏やかな神様もおるんだよ。
まるで、今のおいらたちみたいにさ!
カンガ : そして、自分たちの知識や経験を、
「訓え」として島の住民にわけてくださったんだ。
おいらたちは、今も「訓え」を大事に暮らしてるよ。
錬金術師ニッダーナ
デミールの遺烈郷(いれつきょう)にいる。
  • バルデシオン委員会に連絡を取ってきた人物でこの依頼を受けてウリエンジェサンクレッド光の戦士サベネア島を訪れる。彼女は「アーカーシャ」というストーリー上とても重要な概念を語り、ここで暁の血盟は初めてエーテル以外の力の概念を知ることになる。
  • さらに、負の感情によってアーカーシャが動かされ、人を獣に変えたりエーテルもなしに活動させてる可能性について指摘する。これはこの後のストーリーを進める上での大きなヒントとなってくる。→ 「エルピス」の項を参照のこと。
  • マトシャはニッダーナさんを絶賛している。
    マトシャ : ニッダーナさんは、頭がよくて、快活で、
    だけど気取らず優しくて……とびきり綺麗で……
    マトシャ : とくに耳と鼻の形がかわいい、
    ここらでも有名なアルカソーダラの女性だす!
    あんたも会ったらきっと、あの瞳に吸い込まれるだす……!
    ニッダーナ : まずは、遠路はるばる来てくれて、ありがとう!
    世界中が塔の出現で混乱している中、
    私たちの要請に応えてくれたことに、心から感謝します。
  • ラザハン太守に依頼され護符の開発を行っている。この護符は塔から発せられるエーテル放射から身を守る働きがあり、この後各地で効力を発揮する。
    ニッダーナ : ええ……。
    知ってると思うけど、あの塔は多量のエーテルを放ってる。
    近づくだけで、精神が汚染されるほどのね。
    ニッダーナ : だから調査が難航していて、
    中から出てきた異形を叩くことはできても、
    根本的解決には乗り出せずにいたの。
    ニッダーナ : そこで太守様は、アタシたち錬金術師にお命じになったのよ。
    特別な加護を持たない兵士たちでも塔に乗りこめるよう、
    エーテル放射を遮断する護符を作れ……ってね。
    ウリエンジェ : そのようなことが可能なのですか……!?
    ニッダーナ : 方法が確立されてたわけじゃなかった。
    ニッダーナ : でも、類似する事例……
    蛮神がエーテル放射によって信徒を作るってことについては、
    ラザハンでも長年、対策が探られていてね。
    ニッダーナ : 過去、もっとも効果を上げたのは、竜の鱗を用いた方法だった。
    ニッダーナ : 竜の鱗っていうのは、エーテル密度がとても高くて、
    外からの干渉を受けにくいのよ。
    とくに、力ある竜の鱗はね。
    ニッダーナ : その特性を錬金術によって増幅することで、
    所有者をエーテル放射から護る護符にする……ってわけ。
    ニッダーナ : 太守様が、極上の鱗を調達してくれたこともあって、
    試作品はいいところまでできあがってきてるんだ。
  • このテスト自体は成功するが、ニッダーナ自身は囚われの身となってしまう。彼女はのち救出され、治療を受けている。
  • ラザハンを去ろうとする一同に、ある重要な示唆をしてくる。
    ニッダーナ : ううん、そうじゃなくて、
    ちょっと思いついたことがあって確かめにきたの。
    ニッダーナ : 人が獣に転じるとき、エーテルが消失する……
    なら、あの獣はなんで活動できているのかって、考えてたんだ。
    ニッダーナ : 単純に考えれば、エーテルに代わる活力があるはず。
    そのときふとね、最近キミたちと、
    エーテルとは異なる力の話をしたなって思い出したんだ。
    ヤ・シュトラ : 確か……アーカーシャ、だったかしら。
    目には見えない、天より下りし力……
    ヤ・シュトラ : 想いが動かす力……!
    ニッダーナ : そう、負の感情によってアーカーシャが動かされ、
    人を獣に変えたり、エーテルもなしに活動させてる……
    そんな可能性もあるんじゃないかって。
    ニッダーナ : ねえ、まだあの花を持ってる?
    ニッダーナ : ……その花が、
    周囲の人の想いによって動いたアーカーシャを捉え、
    それによって輝きを変えていたのだとしたら。
    ニッダーナ : 存在が耐えきれないほどの強烈な力が、
    ここに渦巻いていたんじゃないかな。
    不安や恐怖、絶望を呼び水としてね。
    ニッダーナ : 気をつけて……。
    終末は、アタシたちの触れられる理の外にある現象かもしれない。
    ニッダーナ : って、脅かすみたいでよくなかったね。
    アーカーシャについては、アタシも引き続き調べてみるよ。
    ニッダーナ : 前も言ったとおり、具体的な研究はされてこなかったから、
    成果は期待できないかもしれないけど……。
    ヤ・シュトラ : こうして可能性に気づけただけでも十分な進歩よ。
    あなたも錬金術師たちも、身の安全を最優先にね。
  • タウマゼインにも駆けつけている。
    ニッダーナ : クルルちゃんから聞いたんだけど、
    アーカーシャと終末の関係を疑ったことが、
    終末の原因を特定する一因になったんだって……?
    ニッダーナ : 役に立てたなら、とても嬉しいけど……
    それはね、キミたちがアタシを助けてくれたからこそ、
    伝えられたことだったんだ。
    ニッダーナ : 助けてもらった命で、アタシはもっと生きたい。
    研究して……キミたちへの恩返しだって、まだ足りてない!
    ニッダーナ : この想いだってアーカーシャを……
    デュナミスを、きっと動かすはず。
    みんなと一緒に、強く、強く、想い続けるよ……!
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アジムステップのマタンガ族

  • アジムステップに暮らすマタンガ族は、アウラ族に対して強烈な敵愾心を抱いている。
  • 主にウヤギルの古巣穴で暮らしており、FATEでも登場する。
  • 主要なマタンガ族
サウマナサ

遊牧の民、ダタク族の居留地に野蛮なマタンガ族が押し寄せてきた。襲い来る、サウマナサを倒せ

アンジャナ大王
アジムステップの連続FATEの最終FATEで登場するマタンガ族。

ダタク族とゴロ族の前にマタンガ族の大王が現れた。象人の大王、アンジャナを倒せ

ガジャスーラ族

  • サベネア島に住んでいるマタンガ族の一種。
  • 言語による意思疎通や既存の道具や乗り物を使う程度の知識・知恵はあるが、自ら文化的な生活を嫌って野生の中で暮らす事を選んでいる種族であるため、独自の文明を持たない。
    • 群れを率いる立場の一部の個体以外は基本的に全裸で服を着ていない。
  • 皮膚の色がアルカソーダラ族が青灰色であるのに対し、ガジャスーラ族は黒っぽい灰色という違いがある。しかしそれ以外の身体的な違いは無い。