フンムルク(Hunmu Rruk)
- 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
- パッチ7.0を最後まで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
|
|
概要
- トラル大陸ヤクテル樹海にある、シュバラール族(ロスガル族)の村であるイクブラーシャ集落の族長。
- 「食の試練」の連王の選者。
- 継承の儀参加者に対して、食の試練としてシュバラール族に伝わる伝統料理「シャブルク・ピビル」を作るよう伝える。
「シャブルク・ピビル」の元ネタはコチニータ・ピビル(スペイン語: Cochinita pibil)。メキシコ南部・ユカタン半島の伝統的な豚肉料理。
- 本来参加者に対して公平であるべきだが、ついつい気になって助言をしてしまう。
???? : それは無理というものだ。 フンムルク : 現在、ジャティーカ央森へと繋がるティーンベク洞道が、 土砂崩れで埋まってしまってね。 先日の大嵐で土が緩んでいたのだろう。 ウクラマト : えぇっ!? それじゃバナナの葉を調達できねぇってことか! コーナ : フンムルク殿が、土砂崩れのことを把握していてなお、 試練を中止、あるいは題材を変えないということは…… ほかに入手方法があるのですね? フンムルク : さて、どうかな……。
ガラフについて
- かつてこの村を訪れたというガラフについても少しだけ話している。
壮年のシュバラール族 : 約20年前に、この森で異国の魔道士を見かけなかったかって? 急にそんなことを聞かれても、さて、どうだったかな……。 壮年のシュバラール族 : 思い出したぞ、たしかにそんな男がこの村に来たことがあった。 年端もいかない女の子を抱いていたのが、印象的だったよ。 壮年のシュバラール族 : しかし、彼の正体や目的まではわからない……。 知っているとすれば、当時から族長を務めていた、 フンムルクくらいのものだろう。 クルル : 女の子……それってもしかして……。
ウクラマト : アタシが生まれる前から、 フンムルクがシュバラール族の族長だったんだな。 フンムルク : おや……まだ私に何か? クルル : 20年ほど前に、この集落に異国の魔道士がやってきたはず…… 彼について何かご存じであれば、教えてくれませんか? フンムルク : ……なぜ、あの男のことを知ろうとする? クルル : その魔道士こそ、私のおじいちゃんかもしれないから……。 フンムルク : 君の祖父……だと? クルル : ええ、血は繋がっていなくとも、 おじいちゃんは、私にとって大切な家族です。 フンムルク : たしかに、異国の魔道士がこの村を訪れたことがある。 名を、ガラフといったか……。 フンムルク : その反応から察するに、 どうやら、ガラフ殿が君の祖父で間違いないようだね。 フンムルク : だが、すまない。 それ以上のことは話せないのだ。 ウクラマト : やっぱ、黄金郷が絡んでるのか? フンムルク : ……察してくれ。 これ以上、私から言えることはない。
ウクラマトの実の父
- ウクラマトはグルージャジャの養子であり、生まれは王都トライヨラではない。
- 実は「食の試練」の連王の選者であるイクブラーシャ集落の族長フンムルクが実の父親だという。光の戦士にそれを打ち明けてしまうフンムルクだったが、それをバクージャジャの下っ端に盗み聞きされてしまい、誘拐されてしまう。
フンムルク : シュバラール族に、女性が生まれることは稀だ。 だから、彼女の誕生は大きな喜びとなったのだが…… 16年前にセノーテに落ち、若い命を散らせてしまった。 フンムルク : ……表向きはな。 だが、真実はまったく異なっている。 フンムルク : 愛すべき我が幼き娘は、 何者かに突き落とされたのだよ……。
フンムルク : 故に私は、ふたたび命が狙われぬよう、 娘の死を偽装して、養子に出すことにしたのだ。 フンムルク : 連王グルージャジャ様のもとにね……。 フンムルク : その娘の名前は、ウクラマト…… シュバラール族の次期族長として生まれ、 現在はトライヨラの第一王女として、王位につかんとする者だ。 フンムルク : この事実を知る者は、私と連王以外にいない。
- しかしこの打ち明け話はこっそり聞かれてしまっており、それを種にゆすろうとするバクージャジャ一味に囚われてしまう。
戦のバクージャジャ : なんせ、このフンムルクこそ…… お前の、実の父親なんだからなァ! ウクラマト : ホントなのか、フンムルクがアタシのオヤジだって……。 ウクラマト : そうか……お前が否定しないってことは、 事実なんだろうな……。
- しかしウクラマトはバクージャジャを見事打ち破る。実の父であることを確認しようとするウクラマトだったが、フンムルクはあくまでグルージャジャの娘で王女であることを強調する。
フンムルク : すまない、手間をかけさせたね。 ウクラマト : 怪我とかしてねぇか? ウクラマト : あのさ……お前がアタシのオヤジだってのは……
フンムルク : それにしても、あのバクージャジャを打ち破るとは! さすがは「グルージャジャ様のご息女」だ! フンムルク : トライヨラの第一王女、ウクラマト様。 今日までのあなたの成長を、私も誇らしく思っております。
- あっけにとられるウクラマトであったが、その真意を汲み取り、国王となることを力強く宣言する。
ウクラマト : ……ああ。 アタシの名はウクラマト。 ウクラマト : 連王グルージャジャの娘であり、この国の王となる者だ!
- 継承式後の会話
フンムルク : これはこれは、ウクラマト様。 この度は、武王へのご即位おめでとうございます。 ウクラマト : よせよせ。 肩書きが武王になっただけで、アタシは何も変わっちゃいない。 フンムルク : 継承の儀という短期間で、あなたは見違えるように成長した。 お父上も、さぞお喜びだろう。 ウクラマト : 喜んでくれてるといいんだけどな。 オヤジはもちろんだけど…… この世界のどこかにいる、アタシの生みの親もさ。 フンムルク : ……きっと喜んでいるとも。 それが「親子」というものだ。
フンムルク : 勇連隊の話では、 ゾラージャ王子の行方もわからない状態らしい。 敗北の傷心を癒やす旅にでも出たのだろうか。 ウクラマト : そうか……。 誰もが、オヤジのあとを継ぐのは兄さんだと考えてたんだ。 本人もアタシに敗れるなんて、思ってもいなかっただろうさ。
- パッチ7.0後
フンムルク : 君たちと連王のお二方のおかげで、平和が戻ったそうだね。 今こそトライヨラに赴き、シャブルク・ピビルを振る舞うときだ。