NPC・組織/ヒエン

ヒエン・リジン(Hien Rijin)

Table of Contents
Hien Rijin
ヒエン・リジン
ヒエン
種族東方系ヒューラン性別男性
出身地ドマ国年齢24歳
所属組織ドマ国クラス
付加情報
関係者カイエン(亡父)
ミナ(亡母)
ユウギリ(臣下)
ゴウセツ(臣下)
シリナ(恩人)
リセ
ヨツユ
コンテンツメインクエスト:ドマ編ほかCV小西克幸
世界設定本2巻 090ページ
2巻 088ページ
3巻 150ページ

概要

  • 辺境国家「ドマ」の正当なる君主の血を引く若者。
    ゴウセツ : おぉ、説明していなかったのを、忘れておったわ。
    ヒエン様とは、代々、ドマを治めてこられた国主一族の当主、
    拙者やユウギリが仕える主君でござる。

リジン家

  • 4.Xストーリーにおいて「リジンのヒエン」と名乗るが、これはリジン家出身であることを意味しているという。
  • リジン家は、ドマ国を興したガンエンを祖とする国主一族。
  • 700年以上に渡り、幾度か他の有力一門に支配権を渡したことがあるが、リジン家こそがドマ国の本流であるという事実に異を唱えるものはいない。

父母

父:カイエン

  • 父はカイエン。
  • ガレマール帝国侵攻前のドマ国主で、降伏の4年後には「副総督」の地位に据えられている。雌伏の時を経て反乱を起こすと、一時は帝国軍をヤンサから駆逐するかに見えた。
  • しかしガレマール帝国ゼノス率いる第XII軍団を援軍に送り、この反乱軍を壊滅させている。カイエンはこの戦いで戦死した。
    ヨツユ : でも、お前さんは図太いからねぇ……。
    うちの木偶の坊に殴らせてるより、
    亡き主君様の首を持ってきた方が、喜ぶかい?
    ヨツユ : アッハ! そう、ドマの殿君、カイエン様!
    帝国に国を落とされ、総督に操られる仮初の将になっても、
    お前さんにとっちゃ、大事な主君様だったものねぇ!
    
    ヨツユ : そのよしみで、交渉してやろうって言ってるんだ。
    帝国の御上の方々がね、ドマの王たりえるものの身柄を、
    とっとと確保しろってうるさいのさ。
    ヨツユ : つまりは、カイエン様の息子……
    あんたと一緒に逃げてたはずの、ヒエン様のことをね。
    死体の場所でも構わないから、白状しておくれよ。
    ヒエン : さぁて、なあ……。
    事実、この背はいまだ、父のそれほど逞しくはなかろう。
    されど成す、ゆえに力を貸してほしい。

母:ミナ

  • 母はミナ。
    ゴウセツ : 懐かしいでござるなぁ。
    稽古で負けては泣き、母のミナ様に慰められては泣き、
    しまいには泣きながら出鱈目に木刀を振り回していた坊主……。
  • なお、25年前のガレマール帝国による侵攻時は母ミナが身ごもっていた頃であり、ヒエンはまだ生まれていない。ヒエンの人生は、ドマ国の陥落と同時に始まった。母が病没するまでの15年ほどは数々の制約こそあれ、家族やゴウセツとともに暮らしていたという。

幼名

  • 「シュン坊」
    ゴウセツ : 懐かしいでござるなぁ。
    稽古で負けては泣き、母のミナ様に慰められては泣き、
    しまいには泣きながら出鱈目に木刀を振り回していた坊主……。
    ゴウセツ : あの「シュン坊」が、立派になられたものだ!
    ヒエン : む、黙れぃ。
    幼名で呼ぶなと、言ってるだろうに!

その他設定

  • PAX EAST 2018で発表された設定であり、ゲーム内シナリオでは描かれていないものも含まれている。
武芸
達人級の腕前。最近ではゴウセツ相手でも勝つことのほうが多くなっている。
食べ物
  • 好きなもの:新鮮なもの。刺し身、馬刺し。これはアルフィノアリゼーきょうだいにドン引かれたという。
  • 嫌いなもの:きのこ類。幼少時にこれも生がうまいと思って食べた所、七日七晩腹痛でひどい目に遭ったため。
イケる口だが笑い上戸。
恋愛観
かわいい女の子は好きだし褒める。ただし、父から「生涯で愛する女性は妻となるもの一人」という教えを尊重している。

かつての反乱

  • ガレマール帝国の圧政に耐えかねた民の懇意により、ゴウセツユウギリと共に帝国への反乱を起こしたが失敗に終わった。
  • その後消息不明となっている。
    ゴウセツ : ドマは、25年前に帝国に占領されてからも、
    独立を求める声は強く、度々、反乱が起こってきた。
    つい最近も、大きな反乱があったのは知ってのとおり……。
    アルフィノ : 帝国の次期皇帝を巡る内乱に乗じて、
    ドマの民が決起したという戦いですね?
    そして、それを鎮圧したのが現アラミゴ総督ゼノスだと……。
    ゴウセツ : 然り、皇太子ゼノスの力は圧倒的でござった……。
    一時はドマ城を奪還するまでに、勢力を盛り返した我らであったが、
    ヤツの第XII軍団が現れて、形勢は逆転……。
    ゴウセツ : 敗北を悟ったヒエン様は、ユウギリに民を託し、
    落ち延びるように命じると、少数の手勢を率いて残ったのだ。
    民を逃がす、時間を稼ぐために……。
    ゴウセツ : ヒエン様は、拙者とともに当地で戦いをつづけておったが、
    激戦の最中で窮地に陥り、今や行方知れず……。
    ゆえに忍びの技に長けたユウギリを呼び戻したのだ。

アジムステップでの雌伏

  • アジムステップに逃れたヒエンは、アウラのモル族シリナにより見つけ出され介抱された。
    シリナ : では、順を追ってお話ししますね。
    ずいぶん前に、祖母の言いつけで南の山間を見に行った私は、
    傷だらけのヒエンさんを見つけました。
    シリナ : 連れ帰って手当てをし、今ではよくなられたのですが……
    彼は恩を返すと言って、働き手として残ってくれています。
  • ヒエンは、このモル族への恩を返すため「合戦」に参加することを誓う。
    なにより、その戦いを制することは、モル族への恩返しになる。
    命を救われた恩、一宿一飯の恩義を返さず去れるものか。
    義を果たせぬ不埒者は、人の将たる資格なし!

再起

  • 再起を促すユウギリに次のように語ったという。
    ヒエン
    ゴウセツ : して、ユウギリよ!
    おぬしに頼んでおった、若の捜索はどうなったのだ!
    ユウギリ : 先の反乱で亡くなられたカイエン様の御子息……
    国主の後継者であり、今は我らの主でもあるヒエン様を、
    ゴウセツと私は探していた。
    ユウギリ : 敗戦の折、私に民を逃がすように命じたヒエン様は、
    しばしこの地で帝国と戦い続けていたそうだが、
    最後には深手を負い、行方不明になっておられたのだ……。
    ユウギリ : しかし、此度の捜索で、
    私はついにヒエン様にお会いすることができた。
    場所は、アジムステップ……ドマの領外だ。
    ゴウセツ : ま、まことでござるか!
    若はご無事であられたのか!?
    今はどちらに!? まさか、すでにここへ……!?
    ユウギリ : ヒエン様はご存命で、傷も大方癒えていた。
    だが、ドマへの帰還を願う私に、こう言われたのだ……。
    ユウギリ : 民がなお戦を望むのであれば、将として戻ろう。
    しかし、これ以上の戦乱を望まぬのであれば、
    自分の首を持ち帰り、帝国に差し出すべし……と。
    ユウギリ : ヒエン様の首を差し出して助かろうなどと、
    ドマの民が思うはずがない……
    私はそう訴えたのだが、あの方の決意は揺るがなかった。
    ユウギリ : ならば、真実を確かめて参りましょうと、
    私はこちらに帰還してきたのだ。
    ゴウセツ : ふぅむ……そう出られたか……。
    なるほど、若らしいご決断にござる。
    ゴウセツ : あの方は、民あっての主君であると、誰より理解しておられる。
    ゆえに、まず民に再起の志がなくば、
    戦いを強いはしまいと言いたいのでござろう。
    ユウギリ : どうあれ、主君に国と命を捨てさせてなるものか。
    そのような結末、散っていった者にも申し訳がたたぬ。
    私は何があっても、戦い続けるぞ……!
  • 身の危険を顧みずゼノスへと立ち向かうユウギリの姿を見て立ち上がったドマの民の決意を伝えに再度の説得に訪れると、ヒエンは遂に決断する。
    ヒエン : ……して、どうする。
    この首と刀、どちらを求めにきた?
    ユウギリ : 「刀」にございます。
    ヤンサの地にいる者も、ドマの民として志を貫き、
    帝国と戦う覚悟を決めてくれました。
    ユウギリ : 今ふたたび、獅子奮迅のとき……。
    ヒエン様にお戻りいただき、その刀を以って、
    ドマ解放への道を拓いていただきとうございます。
    
    ヒエン : ふぅむ……迷いもなく勝利を求めるか。
    そいつは、この首より、よほど得がたいだろうに……。
    ヒエン : だがよい、民がデカい夢も見られんようでは、
    主君など、いる意味もないからな!

命の在りよう

  • ドマ決戦を前に、ドマ城を眺めながら城の思い出を語る。
    ヒエン : やはりここからが一番よく見えるな……。
    あれが、わしらが攻め上るドマ城だ。
    
    ヒエン : 属州となってからの大半のとき、
    あそこには帝国軍の拠点が置かれてきた。
    今は、代理総督ヨツユの居城だ。
    ヒエン : 父上はともかく、わしには遠い場所でなぁ。
    登城したのも、数えるほどよ。
    ヒエン : ……それでも、天守閣からの眺めは忘れられん。
    わしは、領土を一望して、なんて小さいと思ったのだ。
    ヒエン : 無論、あの場所からは見えん土地もあろう。
    だが、それにしたってあまりに狭い……
    見渡したらそれきりの場所が、ドマだった。
    
    ヒエン : なあ、(冒険者)。
    旅をしてきたそなたなら、わかっておろう。
    ……わしらが奪い返そうとしているものは、実は、小さい。
    ヒエン : 土地の広さだけの話ではないぞ。
     一国の盛衰などは、所詮、長い歴史のほんの一端だ。
    ヒエン : ……だが、人はそこに生きておる。
    朝な夕な留まることなく、短き日々に一喜一憂しながら、
    俯瞰すれば「たったそれだけ」の人生に懸命だ。
    ヒエン : わしは、そこに命の在りようを見た気さえした……。
    ゆえにヒエンという男の命もまた、
    それだけのものを守るために、費してよいのだとな。
    ヒエン : それを肌で教えてくれた、いと高き尊き城よ。
    されども民なくば、そこからの景色は意味をもたん。

ドマ再建の決意

  • ドマ城奪還後、ドマ町民地での演説
    ヒエン : こうして改まると、酷いものだ……。
    人も土地も傷つき、疲れ果てておる。
    
    ヒエン : ……だが、勝った。
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    ヒエン : そなたらの、長年にわたる忍耐。
    多くの者が命とともに託した、希望。
    それらが同志を集わせ、革命を遂げる力となった。
    ヒエン : 25年の時を経て、今、この地に帝国の影はない。
    やっと時代が変わる……いや、変えねばならんのだ。
    
    ヒエン : ……ところで皆、まだ立ち上がる気力はあるか?
    ヒエン : ここに、また、ドマという国を造りたいんだ。
    力を、貸してくれ。
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アラミゴ援軍

ヒエン
  • アラミゴ決戦で城壁を破ろうとする解放軍の前に、ガレマール帝国の飛行型魔導アーマーが登場し一時的に押し返される。
  • その場面で空から援軍に駆けつけたのがヒエン率いる部隊であった。
    ヒエン : 我らドマの民、
    義と盟約により馳せ参じた!
    
    者ども、今こそ友に受けた恩を返すときぞ……!
    奮戦せよ!
    空の敵は、引き受けた!
    進め、自由のために!
  • 追い詰めたゼノスをあと一歩のところで自殺させてしまい意気消沈するリセを叱咤激励する。
    ヒエン : リセよ、胸を張れ……。
    祖国を取り戻すため命がけで戦った者のために勝利を祝え!
    死んでいった者たちにも聞こえるように、天まで届くほどに!


イメージアート

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FFシリーズのカイエン

  • FF6において、ドマ王国の侍騎士「カイエン・ガラモンド」として登場する。
  • またこのカイエンの息子がシュン(シュン・ガラモンド)であった。
  • FF14では、「シュン坊」は幼名であるとして、ヒエンを名乗る。

トレイラービデオ

関連項目



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