ニエルフレーヌ・トドゥール(Niellefresne Thaudour)
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概要
- 宝飾店「エシュテム」(エシュテム直営工房)の専属彫金師であり、何百人もの上客を持ち社交界でも大人気の彫金師であったという。
- 弟のコルベルヌもエシュテムの腕利きの彫金師で、兄弟はエシュテム前社長の息子である。
- グレインファルとはウルダハの将来を憂う間柄。
- ザル神の信奉者。
フ・ラミンの恋人
- ニエルフレーヌは、かつて「ウルダハの歌姫」と称されたフ・ラミンの恋人であった。
- 腕利きの彫金師であったニエルフレーヌは、フ・ラミンのためにとても小さな猫目石をたくさん使ったイヤリング「フ・ラミンの歌声」を作り、贈っている。
- 第七霊災後に行方不明となっていたフ・ラミンが再登場したパッチ2.1のメインクエストでは、この「フ・ラミンの歌声」を修復しフ・ラミンに贈るというストーリーになっている。
冒険者との関わり
- 旧FF14では重要NPCとして登場し、冒険者との関わりがあった。
- 冒頭のグゥーブーとの戦闘シーンで、冒険者、サンクレッドと共に戦う
- その後、クエスト「太陽の都」で、冒険者の持っていた花を買い取ってくれるが・・・
宝飾店エシュテム支配人の息子
- ニエルフレーヌ・コルベルヌ(Colbernoux)兄弟の父は、かつてエシュテムの支配人であったという。
- しかしあるとき、ニエルフレーヌがエシュテムオーナーであるロロリトの所有する宝剣「心の臓の刃(the blade Heartstrike)」を無断で持ち出し壊してしまったことから、兄弟の父はエシュテム支配人の座を追われたという。
- 「心の臓の刃」は宝飾店エシュテムに古来より伝わるもので、その魔力により死者を生き返らせるという謂われのある宝剣で、厳重に保管されているという。
最期
- 第六星暦1562年、ニエルフレーヌはウルダハ市内でのパレードの事故に巻き込まれて死亡したアシリア(ミンフィリア)の父ウォーバートンに対して、「死人を生き返らせる術」を施すことで生き返らせ、コーグヴェイから聞いた「ウルダハの危機」に関する話を聞き出そうとする。
- その噂を聞きつけ、冒険者とサンクレッドがアルダネス聖櫃堂へ駆けつけると、アシリアの父を生き返らそうとするニエルフレーヌを見つけるが、そこに何者かが忍び寄りニエルフレーヌを襲う姿を「過去を見せる力」で知ることになる。
- ※旧FF14のクエスト「災厄来たれり」の項を参照のこと
埋葬地
- ニエルフレーヌの死亡原因は長らく説明されていなかったが、パッチ4.0の錬金術師クラスクエストで明らかにされる。
ニエルフレーヌの死の真相
グレインファル : 今から15年前のことだ……。 ニエルフレーヌと俺っちたちは、ガレマール帝国の脅威に対して、 弱腰な態度を見せるウルダハの指導者たちに反感を抱いていた。 ポポックリ : あるとき、俺たちは、民衆からの支持を集めたうえで、 砂蠍衆に「帝国との早期開戦」を提言しようとした。 ……自作自演の騒動を、企ててな。 フ・ラミン : 祝祭のパレードで、見世物の魔物を暴走させ、 グレインファルとニエルフレーヌたちが華麗に解決する。 そして、人気を得て発言力を高める……今思えば浅はかな計画ね。 フ・ラミン : そして、この計画は失敗に終わり、暴れ回った魔物が、 ミンフィリアの父親、ウォーバートンさんを……。 私たちは、あの子から唯一の家族を奪ってしまったのよ! グレインファル : だがその後、ラミンはあの子にとって必要な存在になった。 お前は、できる限りの償いをしたさ。 ただ逃げ出しただけの俺っちとは違う……。 グレインファル : この先、どんな善行を積もうが、この罪が消えることはない。 俺っちはこれからも、自分の犯した罪を背負って生きていく…… ……死んじまった、コイツの分まで。 グレインファル : これが俺っちたちの犯した罪だ……受け入れろとは言わん。 あんたはあんたの目的で、「心の臓の刃」の行方を追えばいい。 だが、利害が一致する間は協力したい……セセルッカ、続きを。 セセルッカ : ……帝国との二重間諜だったウォーバートン氏は、 帝国以上の脅威が、ウルダハに迫っているという情報を得ていた。 おそらく、第七霊災がらみのことだったと思うんだが……。 グレインファル : そんなことを想像だにしなかった俺っちたちは、 その「脅威」を利用して、民衆を焚きつけようとした。 帝国との開戦に向け、世論を盛り上げようとしたのさ。 グレインファル : だが、情報を知るウォーバートン氏は、死んじまってるからな。 ウルダハに迫る脅威ってのが何なのか、わからずじまいだ。 それでも、ニエルフレーヌは諦めなかったようだ。 グレインファル : ヤツはムムエポと結託し、「心の臓の刃」を使うことにした。 おそらく、「心の臓の刃」でウォーバートンを蘇らせて、 情報を聞き出そうとしたんだろうな。 ポポックリ : だがその前に、帝国との開戦を煽る反乱分子を始末するために、 砂蠍衆が雇った暗殺者集団、「見えざる毒尾」によって、 ニエルフレーヌは殺されてしまったんだ! セセルッカ : 亡骸を見つけたムムエポは、 これを「心の臓の刃」の効果を試す絶好の機会だと考え、 ニエルフレーヌを「被験者」にした……。 ポポックリ : だがニエルフレーヌは蘇ることはなかった! 「心の臓の刃」の触媒が壊れていて、 魔力が足りなかったせいらしいが……ちくしょう! ポポックリ : 例の女性の遺体が似た症状をしているのも、同様の理由だろう。 その後、大導師の職を罷免されたムムエポは監獄へと収監され、 「心の臓の刃」は本来の持ち主であるロロリトに返却された。
- ※ここで登場する「ムムエポ」は、第六星暦末に呪術士ギルドのギルドマスターであったムムエポ大導師のこと。詳しくは、「ナル・ザル教団」及び「剣闘領域ハラタリ修練所(ハラタリハード)」の項を参照のこと。
心の臓の刃の正体
セヴェリアン : 「心の臓の刃」は、死者を蘇らせる宝剣などではない。 対象を「ゾンビー」にする死霊術が込められた、 悪趣味な愚物だ。 セヴェリアン : この宝石に込められた魔力を触媒にして、 死霊術を発動させるのだが……。 セヴェリアン : 反対側には、触媒となる宝石がついていない。 おそらく、何かの拍子に外れたのだろう。 この状態では、死霊術を成功させるための魔力が不足してしまう。 セヴェリアン : そのおかげで、ニエルフレーヌや死体遺棄事件の被害者が、 ゾンビーになることはなかった。 だが、不完全な術の代償として、魂が肉体に縛られてしまった。
- 最後は、冒険者によって調合された強力な溶解液で術の触媒が跡形もなく溶かし尽くされたことで、ニエルフレーヌの魂は朽ちぬ死体から解放されエーテル界に還っていった。