テンゼン(Tenzen)
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概要
- 逸話は「テンゼンの鬼退治」として語り継がれている。
- 神刀「鳳凰丸」で戦ったとされる。
テンゼンの鬼退治
- ハイデリン世界に伝わる昔話。
タタル : お侍のテンゼンさんが、玄武さんたち四聖獣と力を合わせて、 獄之蓋で鬼を退治したっていう物語でっすよね? 玄武 : うむ、そのとおり。 じゃが、真実はおとぎ話とは違っておってのう。 テンゼンが退治したのは、鬼ではなく、ある瑞獣じゃったのじゃ。 玄武 : 遙か昔、黄龍という、大地を操る神通力を宿した瑞獣が、 アラミタマに心を飲まれたことがあってな……。 この島は火山と化し、あわや大噴火という事態にまで陥った。 玄武 : じゃが、英雄テンゼンと、ワシを含む四体の瑞獣の奮闘により、 荒ぶる黄龍は打ち倒され、ここ醴泉神社に封じられたのじゃ。
- 博識のセンリが語るテンゼン
博識のセンリ : テンゼンは、かつて四聖獣さまたちと旅をしていた侍ニャ。 あらゆる生命の声を聞くことができる、特別な力を持っていて、 一説では星の声と語り合うことすらできたそうだニャ。 博識のセンリ : その異能のせいで、同族から忌み嫌われたみたいニャが、 当の本人はそんなこと気にも留めず、人々の助けとニャったのニャ。 博識のセンリ : そして、獣を連れて人助けの旅を続けている内に、 いつしかテンゼンは、英雄と呼ばれるようにニャっていった。 その噂は帝にまで届き、テンゼンに黄龍討伐の命が下ったのニャ。 博識のセンリ : 当時、テンゼンは、四聖獣よりも強力な神通力を持つ黄龍を相手に、 神刀「鳳凰丸」を手に、勇敢に戦ったニャ。 ニャけど力及ばず、最後は命と引き換えに、黄龍を封印したのニャ。 博識のセンリ : 紅玉海の危機を救ったテンゼンの活躍は、 おとぎ話として、後の世に語り継がれるようにニャった。 これが、俗に言う「テンゼンの鬼退治」の誕生秘話なのニャ。
黄龍の再封印
- 玄武の依頼により、冒険者は四聖獣たちのアラミタマを鎮めた。その後、黄龍の再封印を行うことになる。
タタル : 大変でっす! 注連縄の封印が今にも破れようとしているでっす! 玄武 : よし、ただちに再封印の儀を執り行う! 今こそ、四聖獣の力を解放する時じゃ!
玄武 : 皆の者、あらん限りの力を以て、 平穏を脅かさんとする黄龍を封じるのじゃ!
ソロバン : 鎮石の妖力が弱まっていくよぉ~。 再封印は成功だぁ~!
- 再封印に成功したかに見えたが、しかし黄龍は復活してしまい、玄武が倒れてしまう。
青龍 : そんな……黄龍が復活するなんて…… 四聖獣の力を束ねてもなお、 奴を再封印するには足りないというのか!? 黄龍 : オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
- 四聖獣が欠けた状態では封印はままならず、いったんは諦めようとするがそこにテンゼンが現れる。
黄龍 : ……オノ……レ…………テ……ゼ……ン………!! ……ヨ……クモ……コロ………スゥ…………!! 朱雀 : そんな……まさか……テンゼン!! 白虎 : 好機だ! 再封印の術を! 青龍 : 無理だ! 玄武が欠けていては、術は発動しない!!
- ここでソロバンが玄武の魂を呼びおろし、見事黄龍の再封印に成功する。
朱雀 : まさか……玄武の魂を降ろそうというのですか……!? ですが、玄武ほどの力ある霊を身に宿せば、ソロバンの自我は……! ソロバン : それを聞いたら、ちょっとやめたくなるなぁ~。 でも、そういうわけにもいかないよぉ~。 きっとこれはオイラにしかできないことだからさぁ~。 ソロバン : さよなら、みんなぁ~。 碧のタマミズのみんなに、よろしく伝えてよぉ~。 タタル : ソロバンさんっ!! 玄武 : ……ソロバン、おぬしの想い、決して無駄にはせんぞ! 黄龍 : グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!! 玄武 : 黄龍よ、また数千年後に相まみえようぞ。
後日譚:テンゼンが現れた理由
- 魂だけになったテンゼンが現れた理由について。
青龍 : あの時現れたテンゼンがなんだったのか、 僕なりに考えてみたんだ。 青龍 : ……テンゼンは、過去の戦いで黄龍と相打ちになった時に、 自らの魂を鎮石に封印していたんだろう。 いつか封印が解かれ、黄龍が顕現する日に備えてね。 青龍 : しかし、なんのために……? 魂だけの存在になってしまっては、 黄龍を再封印することはできないのに。 青龍 : せいぜい彼にできるのは、 同じ力を持つ者に力を分け与えることぐらいしか………… 青龍 : ……そうか、テンゼンは信じていたんだ。 僕たちが、いつかキミのような英雄を連れてくることを…… 数千年も前から、ずっと……。
イロハ(Iroha)
- 2015年11月、および2017年11月に実施されたFF11とのコラボイベント「星唄異聞」に登場したイロハは、FF11においてこのテンゼンと同名キャラである「Tenzen」の娘という設定になっている。
- ひんがしの国の出身だと名乗る。
イロハ : 私めの名は、イロハ。 まだまだ未熟者ながら、武の道を極めるべく、修行中の身。 生まれは、天晶暦の……確か……
- 冒険者と共にエオルゼアを旅することで徐々に記憶を取り戻す。
……ようやく、全貌が見えて参りました。 これは私めの体験したことではなく、ある英雄の冒険の記憶。 強敵を打ち、多くの友を得、様々な地を訪れた……旅の記憶。 さきほど私めの棟を去来したのは、 その方が時を越え、過去に旅したときの光景のようです。 語られざる、語られてはならぬ、歴史の真実。
関連項目
- 【星唄異聞】