NPC・組織/ゼロ

ゼロ(Zero)






  • 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
  • パッチ6.2まで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。










Table of Contents
Zero
ゼロ
ゼロ
種族性別女性
出身地第十三世界年齢
所属組織クラス
付加情報
関係者亡母
ゼノス・イェー・ガルヴァス
コンテンツメインクエスト:暁月編CV
世界設定本

概要

パッチ6.0

  • ゼノスが倒れると、解放されたのかヴォイドへと戻っていたようだ。
    ECVghBN.jpg
    私は 戻ってきたのか──
    英雄を失った この世界に──
    ヴリトラの覚悟)

パッチ6.2

  • パッチ6.2メインクエストでは、まず「闇衣の妖異」として現れる。
  • ゼノスから解放された後、ヴォイドで捕まり、トロイア城の第四監獄棟に入れられていた。
    怯える妖異 : そうダ……。
    少し前に捕まえたヤツも、難しいこと言っていタ。
    賢さ持つヤツ、たまにいル。
    怯える妖異 : そいつ、第四監獄棟にいル。
    でも、賢いヤツは、うまいから……
    もう喰われてるかもナ。
  • そして光の戦士に「友か?」と確認してくる。
    闇衣の妖異 : お前は……
    闇衣の妖異 : 友、か……?
    ヤ・シュトラ : 一時的に召喚して使役するだけの妖異なら、
    契約者が死ねば、原初世界との繋がりは断たれるはず。
    それで、ヴォイドに戻ってきたのでしょうね……。
  • 光の戦士ハイデリンの光のクリスタルを掲げると、元の姿へと戻る。
    ゼロ
    ヤ・シュトラ : ハイデリンのクリスタルが……!?
    闇衣の妖異 : これは……!?
    闇衣の妖異 : 嗚呼、そうだ、この光は……
    それで戻ったというのか。
    ヴァルシャン : 戻った、とは?
    ゼノスとも関係があるようだが、君はいったい……。
    闇衣の妖異 : 私は、そう……あの男、ゼノスに、
    「アヴァター」として使役されていた。
    闇衣の妖異 : ……奴が、お前に敗れるまではな。
    ヤ・シュトラ : ゼノスが、あなたと戦うために身につけた力は、
    ガレアンの古い一族が伝えていた暗殺術のひとつよ。
    ヤ・シュトラ : 曰く、クリスタルを触媒に異界ヴォイドと交信。
    自らの半身たりえる妖異アヴァターを探し出し、
    力を貸すよう、契約を交わすと……。
    闇衣の妖異 : 契約だって……?
    奴が仕掛けてきたのは、そんな対等なものじゃなかった。
    無理やりにでも力を引き出そうとする、呪いだ。
    闇衣の妖異 : そのせいで私の存在は変質してしまっていた。
    奴が欲した、命を削り合う力を具象化した存在にな。
    ヴァルシャン : それが、先ほどまでの姿というわけか。
    • ※ここで言及されている「ガレアンの古い一族が伝えていた暗殺術のひとつ」については、ジョブリーパー」を参照のこと
  • ゴルベーザにより派遣されたバルバリシアを討滅した一行だったが、エーテルを使い果たしたのかゼロは気を失って倒れてしまう。
  • ゼロの治療も兼ねて一行はやむなく原初世界ラザハンへと戻るのであった。
  • まもなく意識を取り戻したゼロは、ヴァルシャンにラザハンを案内され、第十三世界との違いを認識していく。
  • パッチ6.2時点では、ゼロはラザハン(8.3,16.0)あたりにたたずんでいる。
    ゼロ : 時の流れとともに、空が色合いを変えていく……
    お前たちには当然のことが、私には物珍しく感じる。
    しばらく退屈することはなさそうだ。



ゼロの語る元の第十三世界

  • メモリア戦争が起こるまでは、この世界にも光が存在していたのだという。
    闇衣の妖異 : 果てなく、闇に覆われた空。
    これこそが、私の在るべき世界……。
    お前たちのいう、異界ヴォイドの現状だ。
    闇衣の妖異 : 昔は、この世界にも光が存在していた。
    空はまばゆく輝き、緑生い茂る大地に紺碧の海……。
    そう、命育まれる世界が確かにあったんだ。
    闇衣の妖異 : 「メモリア戦争」が起こるまではな。
    ヴァルシャン : メモリア……?
    闇衣の妖異 : その戦争によってエーテルの調和が乱れたことで、
    闇が世界を覆って……この有様だ。
    闇衣の妖異 : すべての生き物は、例外なく異形と化した。
    お前たちが妖異と呼ぶ存在にな。
    闇衣の妖異 : 今じゃ、妖異であることが、
    この世界にとっての「自然」になってしまった……。
    闇衣の妖異 : 太陽の巡りは失われ、昼と夜は溶け合い、
    やがて海と陸の境界すら曖昧になって闇に沈んだ。
    闇衣の妖異 : そして妖異と化した者たちは、
    半ば理性を失いながらも、心に焼きついた記憶の影を頼りに、
    己の領域を築いて暮らすようになった。
    闇衣の妖異 : あの城だってそうだ。
    主だった妖異は、昔、あんな場所に住んでいたんだろう。

「半妖」

  • ヤ・シュトラが妖異として異質であることを問うと、「半妖(はんよう)」であるためだと説明する。
    ヤ・シュトラ : ねえ、あなたは本当に妖異なの?
    それとも……。
    闇衣の妖異 : ほかの妖異と違って当然だ。
    私は半端者……言うなれば「半妖」なのだから。
    闇衣の妖異 : 世界を滅ぼした「メモリア戦争」が始まって間もないころ……。
    ひとりの女が、過剰な闇を身に受けた状態で赤子を産んだ。
    闇衣の妖異 : 見た目は、ほかの赤子と変わらなかったが、
    中身は闇による侵食を受け、もはや人とは呼べなかった。
    成長が最盛期で止まり、老化しないのもその証拠……。
    闇衣の妖異 : ……それが私だ。
    まぁ、今となっては、完全な妖異と区別する必要もない。
  • そして個体名称がないと不便だということで、ヤ・シュトラが「ゼロ」と命名する。
    ヴァルシャン : しかし、それでは区別がつかなくて、さすがに不便だ。
    許されるなら、君自身の名を呼びたいのだが。
    闇衣の妖異 : なら、好きに呼べばいい。
    私にこだわりはない。
    ヤ・シュトラ : それじゃあ……「ゼロ」なんてどうかしら?
    闇衣の妖異 : 何もない、という意味か?
    ……たしかに、私に似合いだな。
    ヤ・シュトラ : いいえ、それは始まりを表す言葉。
    私たちにとってのあなたは、これから決まるという意味よ。
    互いを遠ざけるも、歩み寄るも……ね。

メモリア戦争

  • ゼロの語るメモリア戦争
    ゼロ : ……今は闇に沈んだあの世界にも、
    かつては光に満ちた、穏やかで争いのない時代があったという。
    ゼロ : しかし、あるとき闇の使徒が現れて、
    人々に「幻魔」と呼ばれる闇の化物を呼び出す術をもたらした。
    ゼロ : 祈りや願いによって、
    強大な力を持つ幻魔が次々と呼び降ろされたんだ。
    ヤ・シュトラ : 闇の使徒がアシエンだとしたら、
    幻魔というのは、蛮神のような存在でしょうね……。
    ゼロ : お前たちの世界にも、似たようなのがいるんだな。
    それなら、ひとたび幻魔が現れたことで、
    戦いが始まったことも想像できるんじゃないか?
    ゼロ : 戦いとなれば、弱き者が犠牲となる。
    世界全体を悲しみが包み込もうとしていたとき……
    立ち上がったのが、とある異能を持つ若者たちだった。
    ゼロ : 幻魔のエーテルを、メモリアに封じる能力……
    以て、彼らはメモリア使いと呼ばれることになる。
  • 闇の氾濫はいかにして起こったのか
    ヴァルシャン : では、闇の氾濫は、いかにして起こったのだ?
    メモリア使いによって、世界が平和になったのなら、
    災厄の芽も摘まれたように思えるのだが。
    ゼロ : 光あたる場所には、必ず影が生じる……ということだ。
    世界を救ったはずのメモリア使いが、
    そこに封じた闇の力に、魅入られてしまった……。
    ゼロ : 信じがたいことに、彼らはメモリアの闇の力を用いて、
    人間を魔物……お前たちのいう妖異に変えることで、
    幻魔に替わる軍勢を組織し、戦争に利用しはじめたんだ。
    ゼロ : メモリア使いが皆そうだったわけじゃない。
    そういった闇の勢力に対抗する光の勢力もまた、存在していた。
    長じて、母と同じメモリア使いとなった私もな。
    ゼロ : 私はひたすら戦い、多くの闇を払った。
    だが、結局奴らを全滅させることはできず、
    力が尽きかけたその瞬間……世界が壊れたんだ。
    ゼロ : 星の光が天から消え、黒き帳がすべてを包み込んだ。
    闇の奔流は次元の壁にヒビを入れ、
    私はなすすべもなく、そこに吸い込まれてしまった。
    ゼロ : そうして次元の狭間に閉じ込められてから、
    長い長い……永遠にも思える時が過ぎた……。
    ゼロ : あるとき、偶発的に開いた小さな穴を見つけて……
    私は狭間を脱することに成功したんだ。
    ゼロ : そして目にしたのが、お前たちも見たあの世界……
    何もかも終わってしまった故郷の姿だった。
    ヴァルシャン : なるほど、だから君は半妖のまま……
    闇の氾濫によって完全な妖異になることもなく、
    第十三世界に戻ったのだな。

「メモリア使い(Memoriate)」

  • 幻魔のエーテルをメモリアに封じる能力を持つものは、「メモリア使い」と呼ばれた。
    メモリア使い ゼロ
    ゼロ : さっき話したメモリア戦争で用いられた技術でな。
    当時は、それなりに使い手もいたんだが、
    もう私以外は残っていないだろう。
    ヤ・シュトラ : 妖異をメモリアに変える力には、
    スカルミリョーネも、かなり驚いた様子だった。
    彼女の言葉どおり、失われた技術なのでしょうね。
  • 蘇ったスカルミリョーネと戦う際には、ゼロがその能力を使って妖異をメモリア化する場面がある。
    ヤ・シュトラ : これは……!?
    妖異の魂が、結晶に……!?
    エスティニアン : ほう……便利な技を持ってるじゃないか。
    ゼロ : この力で排除する!
    ゼロが妖異の魂を結晶に変え、無力化した!
    ゼロ : ここで消えてもらう
    ゼロが妖異の魂を結晶に変え、無力化した!
  • ゼロの母も「メモリア使い」の一人であったという。
    ゼロ : 私の母は、そのひとりだった。
    幻魔を封じる過程で、強い闇を浴びてしまったことで、
    胎内にいた私が、半妖になってしまったというわけだ。
    ヤ・シュトラ : つまり、あなたのような半妖は、
    闇の氾濫が起きる前から存在していたのね。
  • メモリア化したものは、存在そのものが結晶化しもとに戻ったことはないという。
    ヤ・シュトラ : 存在そのものが結晶化している。
    私たちの世界でいう、封印のようなものね。
    ゼロ : 私が知るかぎり、メモリアと化した存在が、
    元に戻ったことはない。
  • ゴルベーザは「メモリア使い」の存在を知っており、脅威となる前に排除すべきだと語っている。
    ゴルベーザ : 失われたはずのメモリア化の力を持つものが、
    今もまだ、未練がましく彷徨っているというなら……
    ゴルベーザ : 我らの脅威となる前に、排除せねばなるまい。


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