コボルド族(Kobolds)
- 地底の民 コボルド
- 獣人種族のひとつ
概要
- 四足になって走る習性があるが野蛮な種族ではない。
- 鉱物や金属を神の贈り物と考えており、リムサ・ロミンサをも凌駕する非常に高度な冶金術や板金加工術を持っているという。
- 一説には、蛮神であるタイタンを呼び出して以降、人をさらうなど凶悪な種族とされる。
冒険者との関わり
- リムサ・ロミンサのあるバイルブランド島で一定規模の勢力を持っており、各地で見ることができる。
- パッチ2.X時代の蛮族デイリークエストでコボルド族が実装され、交流が描かれた。
- パッチ3.4では、両親をタイタンに捧げられた子供コボルド族「ガ・ブ」をめぐるストーリーが展開し、アリゼーとの交流が描かれた。
- パッチ5.4では、ガレマール帝国瓦解後を睨んだメルウィブ提督の発案により和解する場面が描かれた。
司祭ペイトリアーク02 ザ・ダ
- パッチ3.4以降に実装された「ガ・ブ」をめぐるストーリーの中で、タイタンに魅了された司祭として登場した。
社会制度
- 非常に多層化した階級社会を敷いており、階級ごとにグループを作って生活している。
- この階級は1から現在789まで存在し、数字が大きいほど地位が低い。
命名規則
「〇〇〇〇〇〇・▲▲ ×・□」
- 〇〇〇〇〇〇…職業名。錬金術師であれば「アルケミスト」、採掘師であれば「ピックマン」など。
- ▲▲…所属する団のナンバーが入る。
- ×・□…「パ・ゴ」「ギ・グ」など1文字の組み合わせになる。ここが個人名に相当するようで、呼び合う時はここを呼ぶ。
リムサ・ロミンサとの盟約
- リムサ・ロミンサとコボルド族との間には、戦いに疲れた先人により「海洋資源はリムサ・ロミンサに、地下資源はオ・ゴモロに」という古い取り決めがあるという。
メルウィブ : 実は50年以上前、我が国はサハギン族との戦いに注力するため、 一度、コボルド族と和議を結んだことがあるのだ。 アルフィノ : 「海の恵みは人のもの、大地の恵みはコボルド族のもの」…… という相互不可侵協定のことですね? メルウィブ : ラノシアはリムサ・ロミンサ領、オ・ゴモロ山以北はコボルド領、 そう取り決めたつもりが、認識にズレがあったのだ。 条文が曖昧すぎたとも言える。 メルウィブ : 結果、北ラノシアへの入植を巡って衝突が起きた。 最初の交戦で相互に犠牲が出れば、後戻りはできない。 そして、戦えば戦うほどに、死者数と遺恨が膨れ上がる……。
和解
- ガレマール帝国なき世界を睨んだメルウィブは、コボルド族との融和を得るためにウ・ガマロ武装鉱山へと乗り込む。
メルウィブ : 断罪党が略奪したクリスタルを押収し、 コボルド族に返還したいと持ちかけるつもりだ。 それも、私による直接の謝罪を伴った上で、と……。
メルウィブ : 過去において、リムサ・ロミンサの為政者たちが、 条約の曖昧さを利用して、コボルド族への侵略を行ったこと…… その非は間違いなく我々にある。 メルウィブ : 今ここで、それを認め、どうか謝罪させてほしい。 本当に……本当に申し訳ないことをした。 メルウィブ : 曖昧だった不可侵条約はしっかりと規定し、 それを侵したものは厳重に処罰する。 だから、この島で人とコボルド族でともに生きてゆきたい。
メルウィブ : どうか、どうか、最後まで聞いて欲しい。 ……その昔、短くはあったが、コボルド族と我ら海都の民とが、 共存できていた時代もあったのだ……。 メルウィブ : その時代、コバルトの精錬技術が我らにもたらされた。 今や、リムサ・ロミンサは冶金術の街として知られているが、 源流は、貴方がたコボルド族との交流にあるのだ。 メルウィブ : もし、我らを許し、受け入れてくれるのなら、 我々はコボルド族が掘り出した鉱石、打った鋼や鉄を、 船で運び諸国に売り歩こう。 メルウィブ : こちらからは海や諸国で得た物資を、コボルド族にもたらしたい。 このバイルブランド島では採れない鉱石や資源が必要ならば、 必ずそれを貴方がたに届けよう。 メルウィブ : サハギン族も含め、我々には上も下もない。 同じバイルブランドという船に乗る同志として、 どうか、我らを許し、認めていただけないだろうか。
- しかしそれでも対立の歴史を語るコボルド司祭ペイトリアーク02 ザ・ダに対し、メルウィブは「デスペナルティ」を与えて引き金を引くようにいう。
メルウィブ : それは、私が愛用してきた「デスペナルティ」という銃だ。 リヴァイアサンに魅入られ、仲間を裏切った我が父に、 「死の制裁」を加えた銃でもある……。 メルウィブ : 弾は入っている。 銃口を私の額に向け、引き金を引けば私は死ぬ。 メルウィブ : たったひとつの命で、 長年の恨みを忘れてくれというのは、虫のいい話だとは思う。 だが、なにぶん私に差し出せる最大のものは、自分の命しかない。 メルウィブ : 古い盟約が信じられないのなら破棄しよう。 ……代わりに、私の血で済むのなら、それを新たな盟約に。 メルウィブ : そうなれば、そちらの男がリムサ・ロミンサを率い、 バイルブランドの新たな船出に尽力してくれるだろう。
ペイトリアーク02 ザ・ダ : まだ……まだ お前たちを信用できなーい。 でも ガ・ブの言うことなら…… もういちどだけ ヒトを信じてみよーう。