無明のゲッカイ(Gekkai the Blind)
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概要
- 東方のドマ近郊にある忍びの里出身の忍者。
- 「忍者」ジョブクエストで登場するオボロやカラスたちの師匠。
オボロ : ……私とカラスは、同じ里に生まれた仲であり、 ともに「ゲッカイ師匠」の元で修行を続けていた、兄弟弟子……。
- オボロはドマが滅んだ時に隠れ里を抜けた裏切り者を探し続けている。
オボロ : 真の裏切り者を見つけ出し、この手で復讐を遂げたい。 私は、この気持ちを、心を……正しいと信じる! それを誰に非難されようと、構うものか!
- 幻とされていた「四ツ印」をも体得している忍びの術の達人。
オボロ : 幻とされていた「四ツ印」だと……!? 忍びの限界を超え、分身の術を体得したというのか!
- 忍者クエストでは、無明のゲッカイは冒険者やオボロたちの前に立ちはだかる。
ガレマールのドマ侵攻
魔導忍衆の設立
- ガレマール帝国軍に属したゲッカイは、魔導忍衆を率いてガレマール帝国に協力する。
オボロ : 帝国軍「隠密諜報部隊」の隊長殿と、お見受けいたす。 ゲッカイ : いかにも私が、帝国軍が誇る隠密諜報部隊…… 「魔導忍衆」の長、ゲッカイである。 帝国軍というのは、なかなかに居心地がよい。 冷酷無慈悲な、強き心を持つ者がたくさんいる。 お前などよりも優秀な手下が、幾人も育っておるぞ。
裏切りの理由
- オボロに裏切りの理由を問われ、ゲッカイは次のように答えている。
オボロ : 本当に……師匠なのですね。 ……私たちに「忍び」の心を教えてくれた師匠が! 里の面々から、理想の忍びとも言われた師匠が、なぜですか! ゲッカイ : なぜもなにも……。 「忍び」として、誰よりも正しく生きているだけだ。 私が心に抱きし刃は、里のためだけにある。 ……忍者は、常に故郷たる「里」を守るため、 その時々に、最適な勢力と契約を交わしてきた。 永きに亘ってそれは「ドマ」だったが、 ガレマール帝国の侵攻により、状況が変わったのだ。 ……ゆえに私は弱き主を見限り、強き主を求めた。 ドマが属州と化す中、なぜ、隠れ里だけが無事だったと思う? すべては、この私の働きゆえなのだよ。
- 隠れ里を守るために、己の技のみを信じ、己の技のみに生きる忍びとしての冷酷な生き方を説くゲッカイだが、それは情で動くオボロの理解の範疇を超えるものであった。
オボロ : 貴方は、我々を信じて死んでいったドマの民を。 帝国の猛攻によって、無残に殺された仲間を……! なんとも思わなかったのか!? ゲッカイ : ああ……歴史ある里の繁栄と比べれば、 脆弱な人の個々の命など、すべて等しく無価値だ。 オボロ : 私が正しいと信じた「心」は、間違っていなかった……。 師匠……いや、ゲッカイ! あなたをここで殺す……散っていった魂のために! ゲッカイ : 復讐か……しようもない。 カラスを殺し、任務を終えたはずのお前が、 里に帰らず、私を追った理由がそれか。 「任務」ではなく「己の心」で動くことは、 集団行動を基本とする、里の教えでは禁じられているだろう。 心などに手下はついてこないからな。