カルヴァラン・ド・ゴルガニュ(Carvallain de Gorgagne)
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概要
- 「時流を読む」ことを信条とする開明的な大海賊。
カルヴァラン様は、海の波を読む才ばかりでなく、 時代の波を読む才に長けたお方。
- 大型船の船団による外洋航行そして帝国向けの物資を運ぶ船の襲撃による『スパイス貿易』を行っている。このため、エオルゼアでは貴重な物品なども取引しているようで、実際にレストラン・ビスマルクが百鬼夜行から貴重なスパイスを仕入れることもあるようだ。
霊災によって、多くの海賊が廃業ないし縮小するなか、 カルヴァラン様は、いち早くスパイス交易を手掛け、 莫大な財産を築かれたのです。
- 特技はチョコボ騎乗術
生れ
- イシュガルド四大名家のひとつ、デュランデル家の嫡男として生まれる。
- 皇都の貴族社会でエリート街道を歩んできたが、14歳の時に見聞を広めるために出た船旅にて、出港3日後に乗船が「百鬼夜行」所属の海賊船に襲撃されてしまう。
- しかしこれを古臭い因習に縛られた故郷から脱出する好機とみなし、自ら志願して海賊団の一員となった。
カルヴァラン : あの日、私が乗った船が海賊に襲われず、 家柄にこだわる山深い故郷で暮らし続けていたなら、 今頃は、占星台で星を読む生活を強いられていたことでしょう。
- 探検手帳でのクルザス西部高地のゴルガニュ牧場の記述
デュランデル家に仕える騎士、ゴルガニュ卿が建てた牧場。武術 師範として手塩にかけて指導していたデュランデル家の嫡男が、 旅の途中で行方不明になったことで、彼は失意のうちに引退を 決意。この牧場を建てたという。
- すでにゴルガニュ卿は亡くなっており、老婦人から墓にニメーヤリリーを供え墓参りしてほしいと頼まれる。
夫はね、とても腕の立つ騎士だったの。 名門「デュランデル家」にお仕えしていて、 その嫡男様の武術指南役という、栄えある仕事をしていたのよ。 坊ちゃまは、俊英とも呼ばれるほど凄い方だったけど、 あるとき・・・・・・見聞を広めるためにと向かった旅先で、 行方不明になってしまってね・・・・・・。 それ以来、喪心した夫は表舞台から去ったの。 あの牧場は、それから開いたものだったのよ・・・・・・。 きっと、坊ちゃまを思い出すのが辛かったのでしょうねぇ・・・・・・。
東方への船旅
- 「紅蓮のリベレーター」で暁一行がドマへの上陸を目指した際に、船主となって彼らをクガネへと送り届けている。
- このとき、タタルはイシュガルドで四大名家と交流する中でカルヴァランの弱みを握ったという。
フッフッフッ……このタタル、ひょんなことから、 長らく皇都イシュガルドに滞在していた経験があるのでっす。 その折、四大名家の方々とも懇意にさせていただいていまっした。 たとえば、消えた名門貴族の嫡男の噂とか……。 カルヴァラン : ククククク…… …………ハハハハハ!
20年ほど前のこと、皇都の名門、デュランデル家の嫡男が、 見聞を広げるための旅の途中で、行方不明になったそうでっす。 もしも、その子が生きていて、 なおかつ家には帰りたくないのだとしたら…………。 そういうことでっす。
後日譚
- パッチ5.3から継続的に実装されたイシュガルド復興において、実父デュランデル伯爵とのすれ違いが描かれた。
シャルルマン・ド・デュランデル伯爵 : ……以前、我が息子が行方不明となった話はしたな? その直接の原因となったのが、海賊だ。 シャルルマン・ド・デュランデル伯爵 : あやつは聡く優秀だったが、見聞を広めるための旅路の中で、 海賊に襲撃され……行方知れずとなったのだ……。 もう、20年も前のことだ。 シャルルマン・ド・デュランデル伯爵 : その後は海都で捕虜になっているとか、似た人物を見かけたとか、 不思議と噂は絶えず耳に入ってくるため、 どこかで生きていると信じてはいるが……。
- 結局親子が会うことはなかったが、父が自ら動いている姿にカルヴァランは心を動かされ、提案された交易については承諾する。
カルヴァラン : 話は聞いていましたよ。 イシュガルドと我々の交易を、とりつけたいのでしょう? カルヴァラン : あの国はいつも、 竜との戦争のことしか考えていなかった。 暗く、寒く、閉塞的で……未だに反吐が出るほど嫌っています。 カルヴァラン : ですが…… 竜詩戦争の終結によって、少しは気運が変わったようですね。 変革の風が吹き始めたようだ。 カルヴァラン : 先祖伝来の知識まで売り込もうという伯爵閣下の気概と、 開国を決断した皇都の未来に賭ける、という意味を込めて、 取引に応じても構いませんよ。
ゲラルド : ……頭領、良かったんですか? カルヴァラン : ふん、英雄が同行していてくれて助かりましたよ。 「あの人」がここまで乗り込んできたら、 どうしようかと思いました。 カルヴァラン : 皇都の忌まわしい因習を体現したかのような、あの姿…… 幼い頃はあれほど嫌っていたのに、 久しぶりに見かけてみると、不思議と懐古の念に駆られてしまう。 カルヴァラン : だが、会ってしまえば、 せっかく変わりつつある「あの人」を、 また過去に引き戻すことになるかもしれない。 カルヴァラン : 私も、ひとたび掴んだ自由を手放す気はありません。 …………だから、良いんですよ、これで。
- 一方、父の方も息子の考え方を尊重するかのような発言をしている。
シャルルマン・ド・デュランデル伯爵 : 息子がここにいてくれたら、 あの者たちのように、祖国の未来を担ってくれていたら…… どんなに良かっただろうと思うが……。 シャルルマン・ド・デュランデル伯爵 : 聡いやつだから、どこかで絶対に生きている。 帰ってこないのはきっと、なにか考えあってのことだろう。 それなら、それを尊重するまでだ。
百鬼夜行のリーダー
- その後、星読みの知識と類まれなる指導力を遺憾なく発揮したことで、やがて海賊「百鬼夜行」の頭領にまで上り詰めた。
- 現在も海賊「百鬼夜行」のリーダーを務めており、旗艦「ミゼリー号(Misery)」の船長でもある。
- 同じ海賊の紅血聖女団ローズウェンとは一発触発状態にある。
- ……が、どうやらお互いに憎からず思っている様子。しかし、船団同士の対立と、お互いの立場による建前でどちらも素直になれず、その上カルヴァランが乙女心を理解していないのでなかなかうまくいかないようだ。
- 【リムサ・ロミンサの海賊】の項を参照のこと
旧FF14:アスタリシア号にて
- 旧FF14では、リムサ・ロミンサの港に係留されているアスタリシア号に乗船していた。
斧が力技だけの武器ですって?とんでもない。 私に言わせれば、使い所で決まる、もっとも戦略的な武器ですよ
- 余談だが、陸戦を苦手とする傾向にある海賊でありながら、「イシュガルドの騎士のようだ」と称されるほどの卓越した騎乗技術を誇る。これによって「カルテノー平原の戦い」では海賊達で編成された陸戦隊の撤退を支援するという功績をあげた。
- もともとは海賊に襲撃された一般人。しかし、捕まった海賊の中で逆に頭角をあらわし、今では才覚によってその頭に収まっている。リムサ・ロミンサ出身ではないらしく、どこか別の国の出身のようだが……?