イルベルド・フィア(Ilberd Feare)
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概要
- アラミゴ出身者のひとり
- 「壊剣のイルベルド」
- 不滅隊ラウバーン局長の旧友
イルベルド:……久しぶりだな、ラウバーン。 ラウバーン:おお、イルベルド……! こうやって顔を合わすのは何年ぶりか! こちらに顔を出すと聞いて、心待ちにしていたぞ! ラウバーン:イルベルドと吾輩は、同郷の出身でな。 幼い頃は、ふたりして己の腕を競い合ったものだ。 祖国のアラミゴが、ガレマール帝国に陥落された際、 ともに脱出したのだが、それっきりだった。
- クリスタルブレイブ隊長(第一分隊長兼務)
イルベルド : ……新しい組織で、隊長に就任予定のイルベルドだ。 第七霊災で、妻子と故郷を失くした。 長らく塞いでいたが、今日からは平和のために尽くそう……。 イルベルド : なるほど、利口な策だ……。 同じ服に袖を通せば、他人同士という気はしない。 ありがたく頂戴させてもらう……。 ラウバーン:それにしても…… 貴様がクリスタルブレイブの隊長になったと聞いたときには、 さすがに驚いた。 イルベルド:俺にしてみれば、ラウバーン。 お前が政治をやっていることのほうが驚きだ。 ラウバーン:フン……そうかもしれんな。 お互い、大人になったということだろう。
使用武器
- 「ライオンヘッド」
- 鍔にライオンの頭を模した飾りを持つ片刃の剣。
- 冒険者時代に呪術士ギルドの依頼でベラフディア時代の遺跡「見えざる都」を探索した際に発見した物。
- 刃が魔法で強化されており、剣技が放ちやすくなっている。
写本師
生き方
- 「写本師」エリヌ・ロアユを捉えた際に語っている言葉。
俺もお前も、貧民上がりの傭兵だ。 基本的には「同類」だが、決定的に違うものがある。 ……俺は腕を売り、お前は仲間を売った。 俺は決して、仲間を売らない。 何があっても、故郷「アラミゴ」の同志を裏切らない。 たとえ、ほかの全てを……魂さえ売り払ったとしてもな。
裏切り
イシュガルド戦勝祝賀会
- イシュガルド戦勝祝賀会において、ナナモ女王が暗殺されたと聞き、怒りに我を忘れたラウバーンの左腕を切り捨てる。
ラウバーン:貴様……抱き込まれたか……! イルベルド:俺たちは泥を啜って生きてきた……。 アラミゴを見捨てて英雄となったお前と違ってな。 イルベルド:お前は変わったよ、ラウバーン。 守る者なんぞ持つから、生きることに寡欲になる。 ……猛牛の角は折れた。 角の折れた牛は、あとは肉になるだけだ。 ラウバーン、いいことを教えてやろう。 ……ナナモ陛下を暗殺した犯人は、俺だ。
- この時の「犯人は俺」というのはラウバーンの怒りを煽るための方便であり、本当の実行犯は彼ではない。
ラウバーン救出作戦
- ラウバーン救出作戦において
アルフィノ:イルベルド! 貴様ッ……! イルベルド:我が道を往かんとするなら、やはり自らの手で、 障害を打ち払わねばならんか……。 仕方あるまい……。 来い、暁の残滓ども! 今、ここで! その灯火を消し去ってくれる!
- 冒険者、ユウギリ、アルフィノたちに敗れて
イルベルド:ここまできて、悪あがきを……! アルフィノ:そこまでだ、イルベルド! 剣を捨て、投降しろ! イルベルド:投降だと……? 女王陛下暗殺に関与した罪人がよく言う! 投降すべきは、そちらの方ではないか! アルフィノ:さて、そもそもナナモ女王は「暗殺」されたのか…… そちらも、一枚岩ではなさそうにお見受けするが? イルベルド:……さかしいガキが。 イルベルド:貴様も気づいているのだろう! 「暁」やエオルゼア各国は、貴様の「特異な力」を利用した! クリスタルブレイブに至っては、知名度までもな! 故郷を奪還したいと願う、俺たちの想いも、貴様の力も、 結局は誰かの思惑に組み込まれ、利用され…… 自由に闘うことすら許されないッ! それでは救えない! 俺たちの祖国を救えんのだッ! 俺は必ずアラミゴを取り戻してみせる…… どんな手を使ってもな!
鉄仮面として
- アラミゴ奪還に向けウルダハの力を利用する道を絶たれたイルベルドは、リトルアラミゴを拠点とし「鉄仮面」としてアラミゴ難民に対してアラミゴ帰還の機運を盛り上げていく。その中には、「イシュガルド戦勝祝賀会」以来行方がわからなくなっていたパパリモとイダの姿もあった。
- 同じ頃、アシエン・エリディブスは光の氾濫を防ぐべく「闇の戦士」を使って蛮神討伐を行うことで闇と光のバランスを取ろうとしていたが、この目論見は第一世界への統合を焦った「闇の戦士」の動きが仇となり失敗する。さらに「闇の戦士」たちは光のクリスタルのちからも使い果たしたため、「星の代弁者」となったミンフィリアと共に「第一世界」へと戻ってしまう。
- そこでアシエン・エリディブスは、「竜の眼」をイルベルドへと手渡し、彼の動きを支援することで調整を行おうと考える。
鉄仮面 : こちらの計画に支障はない。 本当に使われたのは自分たちだとも知らずに、 闇の戦士……哀れな連中だった。 鉄仮面 : 貴様こそいいのか? 闇の戦士は、貴様の手駒だったのだろう。 アシエン・エリディブス : 一時であれ、ハイデリンに力を戻されたのは予想外だったが、 結果としては、むしろ好都合だ。 アシエン・エリディブス : 光で無に帰された世界など、 ゾディアーク様にとっても不要な存在……。 あちらの「調停者」のお手並み拝見といこう。 アシエン・エリディブス : それよりも、君に手土産がある。 ……君が憐れんだ、闇の戦士たちが回収したものだ。 アシエン・エリディブス : かの地で絶えた、邪竜の眼だ。 さまざまな蛮族を試したが、君が適役とみた。 ……受け取るがいい。 アシエン・エリディブス : 果てのない絶望と怒り、深い怨嗟にまみれた心の持ち主…… その眼には、やはりそういう者がふさわしい。 どう使うも、君次第だ。
- イルベルドの狙いは、まずアラミゴ解放軍に各国グランドカンパニーの軍装をさせた上で、陽動で「バエサルの長城」に突撃し、さらにその後捕獲しておいたガレマール帝国軍の魔導兵器で襲わせることで絶望を蓄積することだった。
- そうして仲間をも殺戮したイルベルドは、アシエン・エリディブスから入手した「竜の眼」を両手に携えて自ら落下する。
- やがて人々の絶望を吸収した「竜の眼」により召喚式が成立し、神降ろしが始まってしまう。
- しかし封印魔法は不安定なもので、付近を飛行したガレマール帝国軍の飛空戦艦すら撃墜されてしまう状況であった。この状況に対して、四国連合盟主たちは、カルテノー平原のアラグ帝国の遺跡に埋まっていた「オメガ」を起動し、神龍に相対させることとなった。
- バエサルの長城付近の上空で激しく激突する両者であったが、やがて東の空に消えていった。
- 「次元の狭間オメガ」へ続く
星海にて
- シャーレアン本国の中、「逆さの塔」に代わり新たに建造された星海観測施設「アイティオン星晶鏡」に潜行した光の戦士たちは、死して還った魂が眠る場所「星海」の中を行く。ここでは洗われるのを待つ間の魂が漂っており、中には光の戦士に敵意を持つ魂がいるかも知れない…と警告されていたのだが、その中の一人「意執のイルベルド」として、インスタンスダンジョンのエネミーとして登場する。