聖天使アルテマ(Ultima, The High Seraph)
聖天使アルテマ : “我ハ神ナリ!”
- 全貌は明らかになっていないため、分かる範囲でのまとめです
- また公式に整理されているものはなく、カットシーン及びクエストテキストから再構成したものであるため、誤った内容が含まれている可能性もあります。
- 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
- パッチ4.0メインクエスト及びクロニクルクエスト「リターントゥイヴァリース」及びサブストーリークエスト「セイブ・ザ・クイーン」を進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
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概要
- 聖天使アルテマは、クロニクルクエスト「リターン・トゥ・イヴァリース」シリーズに登場するNPC。
- コンテンツでは、24人レイド「楽欲の僧院オーボンヌ」のラスボスとして登場した。
未知の生命体
- このアルテマは、もとは宇宙からやってきたのだという。
リナ・ミュリラー : 「聖天使アルテマ」っていったい……? シド : ひょっとしたらオメガのように別次元、別宇宙から、 このハイデリンへやってきた未知の生命体かもしれんな。
【完全なるネタバレを折りたたみます】(クリックで展開します)
- インタビューにおいて、シナリオを書いた松野氏がネタばらしをしている。
――シナリオ内の会話でほんの少し触れられてはいましたが、そもそもとして聖天使アルテマはハイデリンにおいてどういう存在なのか、あらためてお聞きしてもよろしいでしょうか?
松野:ものすごくカンタンに言ってしまうと、“オメガと同じで、どこか別の惑星または次元から来た存在”で、それ以上でも以下でもないんです。ちなみに、詳細設定の一部ですが、聖天使アルテマフィギュアのパッケージに英語で書かれています。お持ちの方は是非確認してみてください。設定すべてについては、いつか設定本第三弾に掲載……されるのかな?(笑)
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- ゾディアックブレイブの始祖である聖アジョラが召喚したのだという。
オーラン・デュライ : ゾディアックブレイブの始祖として名高い聖アジョラは、 ハイデリンの堕天した使徒、ハイデリンを憎む者! オーラン・デュライ : アジョラが召喚したあの禍々しき者を倒せるのは やはり「光の戦士」しかおりませぬ!
聖石
- 「リターン・トゥ・イヴァリース」シリーズではクリスタルではなく「聖石」がキーアイテムとして登場するが、これはアルテマが作り出したのだという。
ジェノミス・レクセンテール : デュライ白書によると、 その天使様とやらがあの「聖石」を創造し、 この世界にバラまいたのだと記載されている。 ジェノミス・レクセンテール : ……実際のところ、きみが目撃したとおり、 聖天使アルテマが聖石を生み出していたのは事実だったね。 何のために聖石を作ったのか、それは不明だが……。
ラムザ・レクセンテール : デュライ白書によると、 そこに「聖石」を生み出す元凶たる者が封印されていたようです。 ミコト : やはり、「聖石」は何者かが、 明確な意志を持って作り出していた……ということですね。 それは、いったい何者ですか? ジェノミス・レクセンテール : その名は「聖天使アルテマ」……! リナ・ミュリラー : 天使?? 天使たる者がそんな危険なクリスタルを?? ジェノミス・レクセンテール : 実際に天使なのかどうかは不明だ。 ただ、そう呼び、信奉していた者たちもいたようだが、 一方では「血塗られた殺戮の天使」とも呼ばれていたようだ……。 ジェノミス・レクセンテール : 興味深いのはその天使が、 強力な破壊魔法「アルテマ」を行使していたようだ。
- 同じ松野氏が脚本執筆を行った「セイブ・ザ・クイーン」の戦果記録帳(42.ジルブリスベル・クォ・ブテオ)で次のような記述もある。
旧ダルマスカ王国では邪教と呼ばれた宗教集団が存在した。 (略) 聖アジョラは敵対する勢力を倒すために神の使いである聖天使アルテマを召喚したと伝えられているが、ゲルモニークはそのアルテマこそが神であると言った。そして、アルテマが生み出す「聖石」と呼ばれる奇跡の遺物が世の中の悩みをすべて解決すると説いたのだ。だが、「聖石」は実に危険な代物で、悩みを解決するどころか災いを引き起こすとして人々に忌み嫌われたようだ。
- なおこの「聖石」は、攻略後にクリスタルへ戻っている。
アルマ・レクセンテール : ……この首飾りの聖石はただのクリスタルに戻りました。 勇者ラムザさんの願いが叶ったからなのでしょうね。 母の形見を失わないで済むのは嬉しいことです……。
- 黒聖石サビクはただの聖石へと戻っている。
クローディエン : 皆さんのおかげで、サビクの中身はすべて消滅しました。 もはやこの中に、アテナの記憶は存在しません。 クローディエン : とはいえ、聖石そのものの機構は残っているはず……。
古代魔法アルテマ
- かつて「新生エオルゼア」のラスト「魔導城プラエトリウム」において、光の戦士はアシエン・ラハブレアが発動させた「究極魔法アルテマ」を経験している。ミコトによれば、この「究極魔法アルテマ」は「聖天使アルテマ」が古代アラグ帝国にもたらしたもので、それ(”強力な破壊魔法「アルテマ」”)を帝国が研究の末にアレンジしたものではないかとする。
ジェノミス・レクセンテール : 興味深いのはその天使が、 強力な破壊魔法「アルテマ」を行使していたようだ。 「アルテマ」といえば、たしかエオルゼアでの戦闘で……。 ミコト : 魔導城プラエトリウムで貴女が目撃した古代魔法「アルテマ」…… それらは古代アラグ帝国が研究の末、アレンジしたものでしょう。 リナ・ミュリラー : どういうこと? ミコト : 古代魔法「アルテマ」については、 シャーレアンでも研究が進められていて耳にしたことがあります。 あれは既存の魔法学の範疇に収まらない別次元の魔法だと。 ミコト : 古代アラグ帝国に「アルテマ」をもたらしたのは、 その「聖天使アルテマ」なる者ではないでしょうか? 古代アラグ帝国はなんらかの手段でその魔法を会得した……。 リナ・ミュリラー : 「聖天使アルテマ」っていったい……? シド : ひょっとしたらオメガのように別次元、別宇宙から、 このハイデリンへやってきた未知の生命体かもしれんな。
アシエン・ラハブレア : 古代アラグ帝国の超文明ですら、 その表層しか解明できなかった アルテマウェポンのコア「黒聖石サビク」。 そのコアの中には……。 ある「魔法」が秘められていてな。 ガイウス : ……魔法だと? アシエン・ラハブレア : その名は「究極魔法アルテマ」ッ! アシエン・ラハブレア : 渦なす生命の色、七つの扉開き、力の塔の天に至らん! ……アルテマッ!
履行技「究極幻想」
- 聖天使アルテマは履行技「究極幻想」を発動する。この「究極幻想」は表記上のもので、ボイスでは「アルティメット・ナリファイア」となっている。なお究極幻想は英語表記では「Ultimate Illusion」と記述される。
- この技を発動してバトルフィールド全体に即死級のダメージを与えてくるが、バトルではその直前に機工士ムスタディオ・聖騎士アグリアス・雷神シドが現れて魔法障壁を張るため、その中に入って耐えることになる。ただしこの状態でもダメージがある程度貫通するためその間ヒーラーがヒールを行うことになる。一方でアルテマは魔法障壁を破ろうとするためヒーラー以外のメンバーでそれを阻止する必要もある。さらに勇者ラムザ・ベオルブが登場して究極幻想を退ける事に成功する。こうして履行技を凌ぎきりアルテマは真の姿へと変化する。
聖天使アルテマ : “我ヲ阻ム者ニ死ヲ!” 雷神シド : “地獄の鬼の首折る刃の空に舞う 無限地獄の百万由旬…… 冥界恐叫打!” 聖騎士アグリアス : “長きにわたる戦いに、終止符を打つ!” 聖天使アルテマ : “神ニ刃向カウ愚カ者メ!” 機工士ムスタディオ : “来るぞ、ヤツの究極魔法がッ!” 聖騎士アグリアス : “魔法障壁を展開するッ! さあ、我らが下へ集まるのだッ!” 聖天使アルテマ : “怯エ震エロ、命ツナギ止メル光、天ノ塔トナラン……!“ 聖天使アルテマ : “干渉ハ許サヌ! ソノ程度ノ障壁ナド、喰イ破ッテクレヨウゾ!” 機工士ムスタディオ : “コイツ、障壁をこじ開けるつもりかッ!” 雷神シド : “長くは保たんぞ……! 全力で食い止めよッ!” 機工士ムスタディオ : “や、やったか!?” 聖天使アルテマ : “我ハ神ナリ!” 聖騎士アグリアス : “なんという魔力かッ!” 雷神シド : “うおおおおおおおッ!” 勇者ラムザ : “まだだ、諦めちゃダメだ!” 勇者ラムザ : “英雄たちよ……! すべては君たちに……頼んだぞ……!” 聖天使アルテマ : “面白イ……、我ガ究極幻想ヲ凌グトハ……!” 聖天使アルテマ : “漆黒ノ暗渠ヨリ、悪鬼ヲ招カン…… サモンダークネス!!” 聖天使アルテマ : “我ニ叩頭セヨ! 時空ノ牢獄ノ中デ、永遠ニ悔イルガイイ!” 異常な空間に包まれ、すべての行動を封じられた……! 聖天使アルテマ : “我ノ力、スベテ解キ放トウゾ……!“
イヴァリース伝説とアルテマ
聖アジョラとアルテマ
- 神聖ユードラ帝国の時代、ゾディアックブレイブの始祖とされる聖アジョラは、帝国との戦いに勝利するが、同時に帝国の都であったミュロンドを海底に沈めたという。
- この時に聖アジョラは「禁断の召喚魔法」を用いたとされ、その時に召喚されたのが聖天使アルテマだったとされる。
ジェノミス・レクセンテール : 詳細は不明だが、とにかくアジョラは帝国に勝利した。 その際、帝国の都であったミュロンドは、 聖石の力で崩壊し、海底へと沈んでいったという……。 ジェノミス・レクセンテール : 勝利と引き換えにアジョラもその命を失った。
ジェノミス・レクセンテール : だが、生き残ったアジョラの仲間が意外な言葉を口にする……。 最後の決戦でアジョラは禁断の召喚魔法を用いたという。 そして召喚された何者かが帝都を滅ぼしたらしい。 ジェノミス・レクセンテール : 思うに、その時、召喚されたのが聖天使アルテマだったのでは? 帝国を滅ぼしたアルテマを制御できないことに気づき、 ミュロンドごとアルテマを異空間に封印した……。
オーラン・デュライ : ゾディアックブレイブの始祖として名高い聖アジョラは、 ハイデリンの堕天した使徒、ハイデリンを憎む者! オーラン・デュライ : アジョラが召喚したあの禍々しき者を倒せるのは やはり「光の戦士」しかおりませぬ! オーラン・デュライ : ですが、あの禍々しき者を、今の我々では倒すことはできませぬ! ハイデリンの使徒、光の戦士であるラムザですら敵わぬのですッ!
勇者ラムザ・ベオルブたちによる再封印
- かつて、イヴァリース王国の時代にもアルテマは現れた。ラムザ・ベオルブたちはこれを討伐しようと試みるが失敗し、死都ミュロンドに自らの命もろともに封印する。
???? : そんな……まさか……ラムザが死んだ……だと!? おまえは何を言ってるんだ、オーラン? 嘘だと言ってくれ……? オーラン・デュライ : 死んだのではありませぬ、ディリータ卿。 肉体を捨て、エーテルとなって最後の願いを聖石に託したのです。
オーラン・デュライ : 聖天使アルテマを討滅することのできなかった我々は、 かつてのハイデリンの使徒がそうしたように奴を煉獄に封印した。 そう……命をなげうって二重三重の封印を施した……。
聖天使アルテマの討滅
- 現代の光の戦士たちは、ラムザ・ベオルブたちの助けも得てアルテマの討滅に成功する。こうして勇者ラムザ・ベオルブたちはハイデリンの元へと帰ってゆく。
ラムザ・レクセンテール : ありがとうございます……。 助けてくださったんですね……。 ラムザ・ベオルブ : ありがとう、ハイデリンの使徒にして、我が兄弟よ……。 よくぞ、我々の悲願を果たしてくれた。 心から感謝する……。 ラムザ・ベオルブ : 我がベオルブ家とデュライ家の血を受け継ぐ者よ……。 聖石ヴァルゴに込めし我が望みを受け止めてくれて、 本当にありがとう……皆が感謝している。 ラムザ・ベオルブ : 諦めずに夢を託した甲斐があったな…… ラムザ・ベオルブ : さぁ、みんな、行こうか。 今こそ、ハイデリンのもとへ…… 母なるエーテルの海へ還るとしよう…………。 ラムザ・ベオルブ : さらばだ、我が末裔よ、 そして、我が同胞よ……!
ジェノミス・レクセンテールの語る言葉
- 「聖天使アルテマについて」
ジェノミス・レクセンテール : デュライ白書によると、 その天使様とやらがあの「聖石」を創造し、 この世界にバラまいたのだと記載されている。 ジェノミス・レクセンテール : ……実際のところ、きみが目撃したとおり、 聖天使アルテマが聖石を生み出していたのは事実だったね。 何のために聖石を作ったのか、それは不明だが……。 ジェノミス・レクセンテール : ……以前も説明したと思うが、聖石には二面性があった。 「切なる願い」に起因するのは同じだが、 人々を圧倒する恐怖の力と、人々を救う守護者の力だね。 ジェノミス・レクセンテール : アルガスやバッガモナンがそうであったように、 その「切なる願い」が「復讐」や「支配」といったものの場合、 ルカヴィと呼ばれる異形の魔物となって具現化されてしまう。 ジェノミス・レクセンテール : 一方、伝承によると、いにしえのゾディアックブレイブは、 傷ついた人を癒やし、時には命をも取り戻したという。 ようは利用する者の心得次第といったところだろうか。 ジェノミス・レクセンテール : それ故、アルテマと呼ばれる者は、 悪魔とも天使とも呼ばれるようになったのかもしれない……。 ジェノミス・レクセンテール : ……シドのいうとおり、別次元・別宇宙からやってきた者ならば、 我々の価値観で推し量ることなど無意味だろうね。 その存在の意味を我々が理解するのは極めて困難といえる。 ジェノミス・レクセンテール : ……聖天使アルテマは死都ミュロンドに封印されていたわけだが、 それが何故なのかについては更なる研究が必要だろうね。 そもそもミュロンドが異空間にあったというのも気になるし……。
- 「死者ミュロンドについて」
ジェノミス・レクセンテール : 英雄王ディリータの統治より遡ること数百年…… 神聖ユードラ帝国と呼ばれる絶対君主制国家が、 イヴァリースの地を支配していたという。 ジェノミス・レクセンテール : 帝国の末期は政治が腐敗し、一部の特権階級のみが、 富と権力を支配していたようだ。 民は貧しく、その日の食事に不足する有様だったらしい。 ジェノミス・レクセンテール : そんな時、わずかな仲間と共に立ち向かう勇者が現れた。 それが初代ゾディアックブレイブと呼ばれる勇者アジョラだ。 彼らは12個の聖石を持っていたというが定かではない……。 ジェノミス・レクセンテール : 帝国との戦いは数十年に及んだようだ。 アジョラは神の御子を自称し、 予言者として民衆の支持を集めていたらしい。 ジェノミス・レクセンテール : 最初はわずかな人数のグループだったが、 次第に大きな組織となり、帝国との戦いが20年に及ぶ頃、 数万の反乱軍を抱える組織へと成長を遂げた……。 ジェノミス・レクセンテール : 詳細は不明だが、とにかくアジョラは帝国に勝利した。 その際、帝国の都であったミュロンドは、 聖石の力で崩壊し、海底へと沈んでいったという……。 ジェノミス・レクセンテール : 勝利と引き換えにアジョラもその命を失った。 後世、アジョラは神と同等の存在として祀られ、聖人となった。 こうして新たな時代の幕が開けた……。 ジェノミス・レクセンテール : だが、生き残ったアジョラの仲間が意外な言葉を口にする……。 最後の決戦でアジョラは禁断の召喚魔法を用いたという。 そして召喚された何者かが帝都を滅ぼしたらしい。 ジェノミス・レクセンテール : 思うに、その時、召喚されたのが聖天使アルテマだったのでは? 帝国を滅ぼしたアルテマを制御できないことに気づき、 ミュロンドごとアルテマを異空間に封印した……。 ジェノミス・レクセンテール : いや、これは私のただの推測……妄想でしかないがね。 裏付ける証拠が乏しいが、そう考えると色々と辻褄が合う。 そうは思わないかね?
ヨクス教(the Church of Iocus)
- 聖剣セイブ・ザ・クイーンの戦果記録帳No.42:ジルブリスベル・クォ・ブテオによれば、旧ダルマスカ王国の国教「ヨクス教」は、聖アジョラが創始者であるという。また聖アジョラは敵対する勢力を倒すために神の使いである聖天使アルテマを召喚したと伝えられている。
- 一方、聖アジョラを糾弾し最終的にその命を奪った裏切り者・ゲルモニークこそが救世主であると信じる一派「ゲルモニーク派」があり、彼らは命を捧げることでアルテマのもとつまり天国へ行けるという過激な思想を信じている。そして戦いでは最後に自らの肉体と命を捧げることで「ルカヴィ」と呼ばれる異形の者たちを憑依・召喚するという荒技を用いる。それに必要な媒体が「聖石片」と呼ばれている。これは「聖石」の「欠片」であるという。
- 「キルティア教」の項を参照のこと。
アシエン・ウルテマとの関係
- パッチ2.3のいわゆるアシエン会議において、「アシエン・ウルテマ」が登場する。しかしこの人物は英語表記では「Ascian Altima」と表記される。→ Altima (Final Fantasy XIV) | Final Fantasy Wiki | Fandom
アシエン・ウルテマ : 人の進化……。
- 一方聖天使アルテマは、英語表記「Ultima」で、日本語では「アルテマ」表記となり、入れ違いのような状態となっている。→ Eorzea Database: Ultima, The High Seraph | FINAL FANTASY XIV, The Lodestone
- なお「漆黒のヴィランズ」で登場した記憶のクリスタルのうち薄紅のものはウルテマのクリスタルとされる。
「魂が染まっていく……私ははじめて、己の力を恐れている……。 でも……ああ……それでも……。」
イヴァリースの歴史とアーテリスの歴史の関係
【ネタバレ警告】(クリックで展開します)
- パッチ6.4メインクエストおよび「万魔殿パンデモニウム:天獄編」を最後まで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
【再警告:ネタバレ警告!】(クリックで展開します)
- 「万魔殿パンデモニウム:天獄編」で、聖石(黒聖石サビクは聖石を元に生み出された)が、聖天使アルテマの生み出したものである(厳密にはアルテマに由来すると思しき謎めいた結晶)ことが描かれた。つまり聖天使アルテマは、「暁月のフィナーレ」で訪れた古代よりもさらに古い時代にアーテリスにやってきたことがわかる。
ネムジジ : 聖天使アルテマが、この星を訪れた時期はわかりません。 ですがアテナはなんらかの方法で、 アルテマに由来すると思しき、謎めいた結晶を手に入れた。 ネムジジ : そして、ラハブレアさんの言葉によれば、 彼女は、それを「聖石」と呼んで熱心に研究……。 結果、生み出されたのが、黒聖石サビクとのことです。
- 「リターントゥイヴァリース」(RTI)で登場するオーラン・デュライは、過去視シーンで次のようなセリフを語っている。ちなみにRTIで登場するゾディアックブレイブの始祖聖アジョラは、ハイデリンの使徒であり、”イヴァリース王国”よりも前の”神聖ユードラ帝国”時代の人物である。これにより神聖ユードラ帝国時代は暁月のフィナーレで訪れた古代よりも後の(新しい)時代ということがわかる。
オーラン・デュライ : ゾディアックブレイブの始祖として名高い聖アジョラは、 ハイデリンの堕天した使徒、ハイデリンを憎む者!
- 以上のことから、大まかなアーテリスの歴史は次のようになると思われる。
- 古代以前:聖天使アルテマの来訪(聖石の元?を生み出す)
- 古代:※エルピスで訪れた1万2千年前ごろ
- 前後関係が不明な存在たち
- 人の時代
- これまでイヴァリース伝説の世界線が、惑星ハイデリン(アーテリス)の世界線でどの時代のことなのかがあまり語られていなかったためよくわからなかったが、それが「万魔殿パンデモニウム」により、はっきりと古代(というより一度目の終末と分裂)より後の話であるということが判明した。今までは「だいたいアラグのせい」だったのが、「だいたい聖天使アルテマのせい」という話になりつつある。
- 問題は、古代ではラハブレアくらいしか黒聖石サビクや聖天使アルテマについて語らないということで、ラハブレアを含め他の十四人委員会メンバーやヴェーネスは何も手を打たなかったのかという疑問が残る。議長ラハブレアは、アテナやヘファイストスの件を含め意外に抜けていることが多いようだ。サビクについてもほとんどわかっていない(ので封印指定した以外は手も打っていない)。もし古代人にとっても重要であったのならば、それこそ十四人委員会や視る力に勝れたヒュトロダエウスらを動員してでも聖石を集め、研究すべきだったのではないか。
ラハブレア : ……黒聖石サビク。 絶大な威力を誇る魔法「アルテマ」が封印されていること以外、 その内部を見通すことは誰も叶わなかったという、謎の結晶。
ラハブレア : サビクには、高密度のエーテルが内包されていてな。 それを用いることで「アルテマ」が放てることまでは確認したが、 さらなる解析は不可能だったため、私自身が所持していたのだ。
- 現段階で無理に推測するとすれば、恐らく古代人は自らが持っているエーテルの量や魔法の力が勝れていたために聖石に頼ることがなくさほど重要視もしていなかったが、世界分裂以降の小さき人々にとっては聖石が恐るべき力を秘めた存在になったのではないかと思われる。にしては、復活したアテナもアシエン・ラハブレア自身も、必殺技的に黒聖石サビクのアルテマ魔法を用いているので少し矛盾を感じる。
アテナ : 渦なす生命の色、七つの扉開き、力の塔の天に至らん!
アシエン・ラハブレア : 唸れ、アルテマウェポン! 我が真なる神の一端を見せてみろ!! アシエン・ラハブレア : 渦なす生命の色、七つの扉開き、力の塔の天に至らん! ……アルテマッ!