紅葉戦争(the Autumn War)
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概要
- およそ1西紀前、アラミゴに強健王「マンフレッド(King Manfred)」が即位し、版図拡大による経済勃興、民意向上を掲げた。
- 第六星暦1468年にはアラミゴ軍がグリダニア領との国境に位置するベロジナ川(the Velodyna River)を渡り、ティノルカ東部の領有権を主張したことで、両国間で戦争となる。
- 翌1469年にリムサ・ロミンサ、ウルダハ、イシュガルドの三国による援軍派兵によりグリダニア側の勝利で収束。
第一次ティノルカ会戦
- アラミゴとグリダニアによる「紅葉戦争」の緒戦で、グリダニア側の総大将が突然病死したことで崩れ、アラミゴの大勝利に終わった。
- これにより、グリダニアは「鹿落五橋(Five Hangs)」近辺までの撤退を余儀なくされた上、戦線は分断され散発的な抵抗活動が行われるばかりになっていた。
第ニ次ティノルカ会戦
- 隣国イシュガルドがリムサ・ロミンサ、ウルダハに呼びかけて、アラミゴへ宣戦布告。グリダニアへ向けて大規模な援軍を派遣した。
- 最大の戦いが行われたのが「イーストエンド混交林」であるとされる。
- アラミゴは、イシュガルド騎兵に対抗すべく虎の子のパイク兵部隊を投入し、さらには、兵の士気を高めるためアラミゴ王であるマンフレッド自身も、前線に立つことになった。対する連合軍は、戦いが始まると総崩れと見せかけ、アラミゴ軍を「イーストエンド混交林」におびき寄せた。森林地帯では、イシュガルドのチョコボ騎兵の機動性が損なわれてしまう。しかし、これには、長柄のパイク兵の動きを封じる、という目的があった。
- この時、活躍したのがグリダニアの弓兵たちで、戦場には彼らの歌う戦歌も数多く流れ吟遊詩人が活躍したという。視界の悪い森での戦いに長けたグリダニアの弓兵らは、次々とアラミゴ兵を射抜き、敵軍に多大な出血を強いた。かくして大敗したアラミゴは兵を引いたが、この戦いで、勇将ギルバルドは討ち死に。マンフレッド自身も負傷したという。
ウラヌス号の活躍
- 最後の戦いとなった第二次ティノルカ会戦(the Second Battle of the Shroud)において、ベルトラン・デュランデル(Beltrant Durendaire)という名の若きイシュガルド騎士が参加しており、彼は俊足の名チョコボ「ウラヌス号」(Ouranos)を駆って斥候を務めていたという。
- ある日、斥候に出ていたベルトランは、見事アラミゴ軍の別働隊を発見するも、敵兵に見つかり矢傷を受けてしまう。
- 深手を負って生死の淵をさまようベルトランを鞍上に乗せたまま、ウラヌス号は本陣までの長き道のりを駆け戻り、かくしてウラヌス号は若き主の命を救ったのである。
- このベルトランの報告により、敵別働隊の動きを知った連合軍はアラミゴ軍に包囲される危機を脱するや、反転攻勢をかけて歴史的大勝利を飾ったのであった。しかし、ウラヌス号がこの勝利を知ることはなかった。ウラヌス号もまた矢傷を受けていたため、本陣に到達したと同時に倒れ込みそのまま息絶えてしまったという。
紅葉戦争の真実
- レベル60~70の吟遊詩人クエストで語られる内容。
ギルバルドとバンシュロン
- この紅葉戦争の際のアラミゴの将軍はギルバルド(general Gylbarde)、グリダニアの総大将は槍の名手バンシュロン(Lord Vainchelon)であった。
- バンシュロンは紅葉戦争中に突然病死し、優秀な指揮官を失ったグリダニアはアラミゴに敗戦を喫する(第一次ティノルカ会戦)。
- そして反攻作戦のために残る三都市に助けを求め、イシュガルド、リムサ・ロミンサ、ウルダハがこれに呼応しアラミゴに宣戦布告、連合軍がギラバニア辺境地帯のイーストエンド混交林でアラミゴ軍を破った(第二次ティノルカ会戦)。この際にアラミゴの将軍ギルバルドは討死し、アラミゴ王マンフレッドも負傷したという。
- この「第一次ティノルカ会戦」の敗戦のきっかけとなったグリダニアの総大将バンシュロンには、子のランドルネル(Lord Landrenel)がいた。ランドルネルも偽の和平交渉会談に参加するも、その場を逃げおおせている。
子孫ヌールヴァルによる仇討ち
- この非運の猛将バンシュロンの子孫がヌールヴァル(Nourval)である。 ※ヌールヴァルの曽祖父がランドルネル
- ヌールヴァルの家系には、猛将バンシュロンが毒殺されたという真実が伝わっていた。彼は先祖バンシュロンの無念を晴らすべく、真実が書かれているギルバルドの日記を探し出し、この手紙をネタにアラミゴへのエオルゼア共同軍を派遣する双蛇党上層部を動かそうとしていた。
- 冒険者とともに手紙を見つけることに成功すると、その手紙にはギルバルドによるバンシュロン毒殺の事実が記されていた。
(ギルバルド)……私は、グリダニアの軍勢に和平を呼びかけ、 その将バンシュロンを、秘密裏に呼び出すのに成功した。 彼は、何の疑いも抱かず、交渉の席につき…… 交渉の場で、我らは毒入りの酒をすすめ、 見事、バンシュロンの暗殺に、成功したのだった……
- バンシュロンの子であるランドルネルは、亡き父が両国の和平を強く望んでいたことを知っていたため、この事実を明らかにすることはなく、父の死を病死と発表したのだった。
- エオルゼア共同軍参加によるアラミゴ融和策を選択した双蛇党上層部の決定に反抗しようとするヌールヴァルであったが、ランドルネルの知人であったジョアンテルや若き双蛇党リーダーサンソン大牙士から説得され、やがてこれを受け入れる。
ジョアンテル : ひとり暗殺の場を逃れたバンシュロン様の息子、ランドルネル様。 君にとっては曽祖父様だろうと思うが…… 彼が何故、父の死に関する真相を公表しなかったと思う? ……彼は知っていたからだ。 自分の父バンシュロンが、どれほど平和を望んでいたか……! 英雄が暗殺されたと知れれば、森から敵を退けるに留まらず、 アラミゴを滅ぼせという声すら高まるだろう。 そうなれば戦争は長期化し、凄惨な結果が引き起こされる。 バンシュロン様が望んだ平和の夢は、藻屑と消える。 その惨事を予期したからこそ、彼は……。
サンソン : ……彼らの父祖が犯した過ちを、許してやれとは言わない。 だが、約束する……バンシュロン様の死の真相を、 歴史に埋もれさせないと。 バンシュロン様の意志も、あんたの悲願も、俺たちが受け継ぐ。 このまま、何もなかったことになんて決してさせない。 彼の死の真相は、絶対に公表してみせる……! だから、アラミゴでもグリダニアでもなく……。 どうか俺たちが創る未来を、信じてくれないか……?