神歴記

神歴記(the Divine Chronicles)

  • エオルゼアの書物で預言者メザヤが記したとされることから「メザヤの預言」とも呼ばれる。

構成

  • 第一節~第六節までが存在するとされ、エオルゼアで繰り返し訪れてきた「霊災」と「星暦」とあわせて預言する内容となっている。
  • 実際には第六節および第七節(メザヤ記)が断片的に知られるのみである。
    「メザヤの預言」っていうのは、預言者メザヤが記したとされる「神歴記」のことさ。
    「神歴記」は、全部で六つの節で構成された預言書でね。
    それぞれの節には、六つの属性の霊災と星暦の様子が描かれてる。
    
    その六つの霊災が過ぎさってたもんだから、第七霊災は起こらない……つまり「第七節」はないって信じられてきたんだ。
    なかったはずの「第七節」をみつけたのは、ある鹿追の猟師さ。
    彼は獲物を追って踏みこんだ洞窟で、ぐうぜん「第七節」が刻まれた石板をみつけた。
    ……まあ、その石板に刻まれてるのが、本物の「第七節」だってわかるまで、すっごく大変だったんだけど。
    これはまあ、別の機会に話すことにしようかな。
Table of Contents

石版

  • 2011年1月1日の挨拶中に仕込まれた石版に書かれた詩文に登場した。

    さて……おめでたい新年ではありますが、エオルゼアにはなにやら慌ただしい気配が漂ってきたようです。先ほど、エオルゼアの使者から、私の手元に一篇の詩が届けられました。古代文字で記されたこの詩は、果たして何を意味するのでしょうか……?

    メザヤ記

  • 2012年1月1日には、さらに第七節(下)が公開された。

    さて……おめでたい新年ではありますが、エオルゼアでは「第七霊災」が徐々に現実味を帯びてきています。そして、救世詩盟の盟主である賢者ルイゾワから、新たなる予言発見の報が届きました。昨年発見された詩に連なる詩のようですが……。詩の内容もさることながら、エオルゼアの夜空に妖しく輝く、小月ダラガブへの憂いを帯びたルイゾワの視線が、とても気になるところです。

    メザヤの預言

メザヤ記(Mezaya Thousand Eyes)

第七節

  • 神歴記の中の一節で世界の破壊と再生が六節にわたって描かれているという。
  • ウリエンジェが語っていたのは、失われたとされる第七節となっている。

    六の陽 没し 七の月 輝きしとき
    群雲よ り紅き炎降り 奈落より 黒き闇湧かん
    然れど 古き灰に 新しき種は蒔かれり
    其は汝 魔断つ勇の剣 獣畏る優の灯なり

     -神歴記第七節 メザヤの預言より

  • 英語版

    Ne’er till land consumes sun can sea bear moons,
    Heavens spew crimson flame, hells seep black dooms.
    Stray seeds quicken in ash’ss grey embrace,
    Valiant blades forge under the Twelve’s good grace.

    -Seventh Verse of the Divine Chronicles
    Mezaya Thousand Eyes

  • パパリモによって語られる神歴記第七節
    パパリモ : 彼が広めてる預言詩は、世界の破壊と再生が六節にわたって描かれている。でも、賢者が読んでるのは第七節。
    未完のまま行方知れずとか、実は存在しないとか言われてる一節だよ。
    パパリモ : で、第六節までは、さまざまな根拠から実際に起きたと言われてる。
    だから「第七霊災」も確実に起きる、と主張する研究者が多いんだ。
  • サンクレッドによる解説
    私見だが「六の陽」は「第六星暦」、「七の月」は「第七霊災」という意味じゃないかな。
    つまりこの段は、第六星暦の終わりと第七霊災の始まりを歌っている、と解釈することができる。
    要するに「今」というわけだね。

第七節(下)

  • 2012年1月1日に公開された第七節(下)

    七の月 散り 七の陽 昇りしとき
    天の理乱れ 地に臥せし骸蠢かん
    然れど 星海より稀人 異郷より客人来たらん
    其は汝 昔日視る者 明日拓く者なり

     -神歴記第七節(下) メザヤの預言より

  • サンクレッドによる解説
    上の段で歌われていた「七の月」が散っていることから、この段は上の段の続きである、と解釈できる。
    問題は「稀人」と「客人」だね。ほかの記述に比べれば、ずいぶん具体的だけど……
    結局、誰が「稀人」で「客人」なのかは、わかっていないんだ。
  • ヤ・シュトラによる後段の解説
    「メザヤの預言」第七節……そこに描かれている「希望」については、私たち「救世詩盟」の間でも、意見がわかれているの。
    「其は汝」……素直に読めば、預言の読み手である私たち全員、ということになるでしょう。
    でも私は、自分が「昔日視る者 明日拓く者」だとは思えない。
    
    過去と未来を持つ者……すなわち人だという意見もあるけれど、だったら、アマルジャ族やモーグリ族だって当てはまるはず。
    ねえ、(冒険者)。3都市の希望の灯であるあなたなら、どう考えるのかしら?
  • 異邦の詩人こと吉田Pによる解説が続く
    異邦の詩人 : だが「古き灰」に蒔かれる「新しき種」……つまり「新たな世界を生む希望」の存在を示唆してもいる。では、誰が「希望」となるのか?
    異邦の詩人 : 戦う力を持つ「勇の剣」にして、義心を胸に秘めた「優の灯」たる者……
    異邦の詩人 : すなわち、冒険者たる君たちのことではないのかな?
    異邦の詩人 : だとすれば、君がいるべきは、この牢獄ではないはずだ。……さあ、ここより脱し、来たるべき大いなる戦い、そして災厄に備えるんだ。
    異邦の詩人 : 僕は、僕が成すべきことを全力で成すよ。そして、いつか新生した大地で君と再会できることを心の底から願っている。
    異邦の詩人 : さあ、行くんだ。新しい時代の芽生えを育むために……。
    異邦の詩人 : 僕には見える。次元の狭間の向こうに輝く、新生の世界が……。

神歴記第六節

  • ウリエンジェが語る言葉
    ウリエンジェ : 五の陽 没し 六の月 輝きしとき
    大洋より 白き剣現れ 天空より 蒼き槍降らん
    ウリエンジェ : 然れば 十二が賢者 古き真理以て 石の兵創らん
    其は魔弾く無の魂 剣砕く甲の肌 槍弾く剛の腕が者なり
  • 先のパパリモの言葉を元にすると、この第六節は実際に起きた事実(すなわち「第六霊災」で起きたこと)であることになる。
  • ウリエンジェがその謎解きを行なっている。
    私ウリエンジェ、パパリモ、そして……共に預言を研究する仲間内では……
    今、読み上げた節こそが「第六霊災」の具体的な描写であると……解釈しています。
    貴方が、先ほど遭遇された「ゴーレム」はつい最近、エオルゼアに姿を現した……
    新しい存在です。私たちは、預言詩にうたわれた「石の兵」が蘇ったものと見ています。
    第六霊災において、「石の兵」が世界を脅かす存在だったのか……
    世界を護る存在だったのか……私たちの中でも見解がわかれています。
  • つまり、ゴーレムはこの第六節に描かれている「石の兵」であり、それがなぜか今エオルゼアに蘇ったのだという。
    ですが、確実なことがひとつだけあります……。
    それは、「石の兵」は「霊災」の前後にのみ存在するということ。
    ……というのも、命なき泥や石くれに「仮初めの命」を宿す技は
    世の理の乱れなくして成しえぬからです……。
    ガレマール帝国の動きが活発化し、神が呼び降ろされている中……
    出現しはじめたゴーレムの存在……。
    すなわち、エオルゼアを脅かす「第七霊災」の到来が近い……危機的状況ということ。
  • この状況に対応すべくウリエンジェたちが属する「救世詩盟」の盟主ルイゾワ・ルヴェユールエオルゼア入りしたことについても述べられる。
    それを裏付けるかのように……私たちの盟主までもが
    危機打開の手立てを探るべく、このエオルゼアの地へ入りました。
    研究に没頭し、これまで拠点を離れようとしなかったにもかかわらず……
    ただ、すでに盟主から「光明見出したり」との報せも受けております。
    もし見かけられたら、声をかけてみてください……。貴方との出会いを……喜ぶことでしょう。
    なぜなら、貴方という存在も、危機を乗り越えるための「鍵」だから……。
    その鍵で開くべき扉を、探すために旅をしているのだから……。

関連項目

五紀暦】【第六星暦

ルイゾワ】【ウリエンジェ】【救世詩盟

第七の浄化】【属性を失ったクリスタル