白聖石

白聖石(the White Auracite)

  • ゲーム内設定のひとつ
Table of Contents

概要

  • 蛮神討伐を経て、”不滅なる者”アシエンとの対決から必要とされ開発されたキーアイテムのひとつ。
  • この項では、基礎技術となった「白聖石」と、そのアイデアを元に作り出された周辺技術を扱う。
    白聖石
    → エーテル・エクストラクター
    → エーテルジャマー
    → 第一世界での白聖石
     → ソウル・サイフォン
  • 「白聖石」とは、エーテル体となって狭間に逃げ込もうとするアシエンの魂を吸収して捕らえる魔器。
  • 「エーテル・エクストラクター」とは、周辺の「偏属性クリスタル」からエーテルを抽出するための魔器。「白聖石」で捕らえたアシエンの魂を消滅させる"エーテルの刃"を生成するために必要な周辺エーテルを集める役目を果たす。

不滅なる者アシエン

  • 不滅なる者アシエンは、「闇のクリスタル」を触媒に憑依し、「闇のクリスタル」の力を利用して物質界とエーテル界の「狭間」のような場所に退避する。
  • サンクレッドに憑依したアシエン・ラハブレアは、光の使徒である冒険者に討たれはしたが、死んではおらずこの「狭間」に退避している。
    ウリエンジェ : 彼らは逃避する……
    暗き輝きの道を開きて、星海の渚へ……。
    ミンフィリア : ……そう、つまりは、
    物質界とエーテル界の「狭間」のような場所に
    待避しているのではないかということね。
    アシエンたちは「闇のクリスタル」を触媒に、
    サンクレッドに憑依していたわ。
    つまり、これが「狭間」へ至る門なのかもしれない。
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「不滅なる者」の魂

  • 同様に不滅なる者にはなったが闇のクリスタルを持っていなかったサハギン族長老はリヴァイアサンに喰われてしまう。これがアシエン討伐のヒントとなる。
    ウリエンジェ : これが、探求の旅路の果てに辿り着きし答え……。
    ヤ・シュトラ : サハギン族は「不滅なる者」になったものの、「闇のクリスタル」を持っていなかった……。
    だから「リヴァイアサン」に喰われたってわけね。
    ヤ・シュトラ : ……そうか、だったら、
    アシエンを倒した時に魂のエーテルを逃さず、
    リヴァイアサンのように吸い込んで捕縛してしまえば……。
    ウリエンジェ : ご名答、恐れ入ります。
    さすがヤ・シュトラ嬢、察しがいい……。
    肉体失いし魂を、エーテルの檻に捕らえ、
    エーテルの刃で砕く……
    さすればアシエンの魂も、星海に還りましょう……。
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  • このエーテル魂を捕らえエーテルの力により砕くことができればアシエンを消滅させることができるという。
    ウリエンジェ : ご名答、恐れ入ります。さすがヤ・シュトラ嬢、察しがいい……。
    ウリエンジェ : 肉体失いし魂を、エーテルの檻に捕らえ、エーテルの刃で砕く……さすればアシエンの魂も、星海に還りましょう……。
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ムーンブリダによるエーテル・エクストラクターの開発

  • ムーンブリダが試作していた「白聖石」を用いることで、エーテル体となってふたつの世界の「狭間」に逃げようとするアシエンの魂を吸収して捕らえることができる。
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    ムーンブリダ : そもそも、アシエンが不滅なのは、
    この物質界で死んでも、その魂がエーテル界に還らず、
    ふたつの世界の「狭間」に逃げ込んでいると思われるからだ。
    ムーンブリダ : そこで開発したのが「白聖石」……。
    エーテル体となって「狭間」に逃げようとするアシエンの魂を、
    吸収して捕らえる魔器さ。
  • しかし「白聖石」に捕らえたアシエンを消滅させる手段が必要となる。「白聖石」には長時間エーテルを保存することはできず、かといって激しいエーテル放射と外的作用によって結晶化した物質であるクリスタルを持ち歩くにも限界がある。
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    サンクレッド : 問題は、捕らえたアシエンの魂を、
    どうやって消滅させるかってことだが……。
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    ウリエンジェ : 肉体を捨て去りし魂を砕くは、根源たる力の刃のみ……。
    純粋なるエーテルの刃を生成し、
    エーテル体となりしアシエンにぶつけ、対消滅させるのです。
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    ムーンブリダ : だけど、アシエンを形成するエーテルの総量……
    いわゆる「魂の質量」がわからない。
    ムーンブリダ : そのため、アシエンを切り裂くための刃を、
    どれほどのエーテル密度で作ればいいのかも予想できない。
    パパリモ : ……イダ。
    以前ムーンブリダが説明してくれたのを忘れたのか?
    「白聖石」には、エーテルを長時間保存できないって。
    パパリモ : エーテルは本来、すぐに霧散するものなんだ。
    激しいエーテル放射と外的作用によって結晶化した物質……
    つまりクリスタルを除けば、エーテルの保存はできないんだよ。
    イダ : ありゃ、そうだった……。
    サンクレッド : かといって、持ち歩けるクリスタルの量には限界がある……。
    アシエンがいつ現れるかわからないなら、なおさらだ。
    ヤ・シュトラ : アシエンの「魂の質量」が、
    大飯食らいの蛮神「リヴァイアサン」と同程度と仮定しても、
    双胴船を満たすほどのクリスタル量になるでしょうね。
    サンクレッド : しかもあの時は、双胴船に載せた「偏属性クリスタル」で、
    リヴァイアサンからの攻撃を凌ぐことに特化したからな。
    消滅させるとなれば、数隻分になるだろう。
    ムーンブリダ : あたしたちが頭を悩ませていたのは、まさにその問題だ。
    エーテルを持ち歩けないから、その場で得る必要がある。
    では、大量のエーテルをどうやって生み出すか。
  • そこでムーンブリダは、大地に存在するエーテルを「偏属性クリスタル」から取り出すことで使うことを考える。それが「エーテル・エクストラクター」である。
    ムーンブリダ : とれる手段は、ただひとつ……
    大地に貯えられた資源を使うのさ!
    ヤ・シュトラ : もしかして、地脈のこと?
    ……地脈を貫こうものなら、大量のエーテルが溢れ出して、
    ここモードゥナのように、一面が結晶化してしまうわよ?
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    ムーンブリダ : いや、あたしが注目したのは、
    新生したエオルゼアにおいて、もっとありふれている資源……
    ずばり、その「偏属性クリスタル」だ!
    ムーンブリダ : 属性のバランスが崩壊しているとはいえ、
    エーテルの結晶であることには変わりないからね。
    サンクレッド : だが、さっきも言ったように、持ち運ぶのは限界が……。
    ムーンブリダ : フッフーン、違う違う。
    「偏属性クリスタル」を掘り出さずに、
    直接、エーテルを発生させるのさ!
    ムーンブリダ : それさえできれば、エオルゼアの多くの場所で、
    大量のエーテルを確保することができる!
    ミンフィリア : でも、どうやって「偏属性クリスタル」を利用するつもり?
    結晶からエーテルを取り出すといっても、
    そう簡単にできるものなの?
    ムーンブリダ : 実は、そのための魔器を作ってみたのさ。
    周辺の「偏属性クリスタル」からエーテルを抽出する魔器……
    名付けて「エーテル・エクストラクター」だ!
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  • 「戒律の殻」においてアシエン・ナプリアレスを討滅し、「狭間」に逃げ込もうとするナプリアレスを白聖石で捕らえることに成功する。しかし、名杖トゥプシマティと「エーテル・エクストラクター」で周辺のエーテルを収束させた上で、エーテルの刃をぶつけて消滅させようとするが、わずかにエーテルが不足する。
  • 運命を悟ったムーンブリダの犠牲によりアシエンを消滅させることに初めて成功するが、その代償としてムーンブリダは自らの命を失ってしまう。
    白聖石
    アシエン・ナプリアレス : お前がハイデリンの加護を失った以上、
    俺はまた杖をイタダキに来るぜ……そう、何度でもな!
    ミンフィリア : いいえ、次はないわ!
    アシエン……あなたの魂はここで散って、
    エーテル界へと還る!!
    アシエン・ナプリアレス : 何ッ……!?
    闇のクリスタルを使わせないつもりか!
    アシエン・ナプリアレス : クソ、小癪なマネを……ッ!
    うおおおおぉぉぉ………………。
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  • しかしこうして得られた貴重な知見は幼馴染ウリエンジェへと引き継がれていく。

エメトセルク

  • 漆黒のヴィランズ」において、第一世界に渡っていたウリエンジェは、環境エーテルの濃いイル・メグに住居を定め「白聖石」を生成している。
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    ウリエンジェ : 白聖石……アシエンの魂を捕らえる道具です。
    こちらの世界で、改めて作りました。
    ウリエンジェ : 此度の戦いは、霊災を防ぐもの。
    となれば、アシエンが介入してくる可能性が極めて高い。
    ウリエンジェ : そこで、環境エーテルの濃いこの地に住まい、
    白聖石を生成していたのです。
  • アーモロートにてウリエンジェは、水晶公の想いをも重ねて次のように語っている。
    ウリエンジェ : ……エメトセルクを完全に止めるならば、
    彼の魂を拘束し、大きな力で打ち砕かねばなりません。
    ウリエンジェ : 拘束のための「白聖石」は、用意ができております。
    それは私の務めであり……
    水晶公から依頼されたことでもありました。
    ウリエンジェ : 彼がいた第八霊災後の未来は、言い換えれば、
    アシエンの姦計に陥った世界ですので……。
    今度こそ屈するものかという思いも、あったのでしょう。
    ウリエンジェ : つまり、エメトセルクを打ち倒すことは、
    かの未来の者にも報いる行為となる……。
    ウリエンジェ : それでも、この先、御身が危うくなったら思い出してください。
    英雄に生きてほしい……それこそが彼の、彼らの、
    原動力であったということを。
    ウリエンジェ : そして、私がそこに加担したのも……
    同じ想いが、あったからだと……。
  • ハーデス戦にて、サンクレッドがハーデスに打ち込んだ「白聖石」はハーデスの動きを封じ、暁メンバーのエーテルを蓄積した上でさらにアルバートの想いを乗せたエーテルの刃により遂にアシエン・エメトセルクを打ち砕く。
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    サンクレッド : させるかッ!
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    ヤ・シュトラ : まったく、なんて力かしら……ッ!
    ウリエンジェ : 今です!
    この戦いに、決着をッ!
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派生技術

エーテル・エクストラクター
白聖石を元にムーンブリダが開発したもの。アシエン・ナプリアレス討滅に用いられた。なおこの開発にはシャーレアン魔法大学の研究室の後輩であるミコト・ジンバも関わっている。「エーテル・エクストラクター」、「エーテルエクストラクター」
エーテル・エクストラクター
白聖石
ムーンブリダ製作:ムーンブリダが万一に備えて予備を製作していたのをウリエンジェが発見して魔大陸に乗り込む冒険者に手渡し、アシエン・イゲオルム討滅に用いられた。
白聖石
ヤ・シュトラ : それは、白聖石?
ウリエンジェ : 石の家の一角に隠された、ムーンブリダの私物より、
この石を発見しました。
……聡い彼女のこと、予備を遺していたのでしょう。
ウリエンジェ : あなたが向かう地には、我が愛しき人の命を奪いし、
混沌の使者アシエンがいる……
どうか、あなたの手で、奴らを……。
白聖石
アシエン・ラハブレア : チィ……!
光の加護を、完全に取り戻していたとは!
アシエン・ラハブレア : 我らの「超える力」を打ち破るほどに
加護が強くなっているだと……?
……このままでは。
アシエン・イゲオルム : 退くぞラハブレア……。
奴は今、我らの魂を砕く魔器を持たぬ!
アシエン・イゲオルム : 馬鹿なッ!
エーテルジャマー
エーテルジャマー
ウリエンジェ製作:アラミゴ解放戦でのフォルドラとの戦闘で用いられた。
ウリエンジェ : エーテルジャマー……。
彼女の遺志に、私が少しばかり手を加えたものです。
ウリエンジェ : 環境エーテルを強制的に振動させる魔器を造ったのです。
彼女がエーテルに敏感であればあるほど、不快な振動によって、
疑似的なエーテル酔いが発生し、動きが阻害される……。
ミコト・ジンバ開発の妨害装置
クロニクルクエストリターントゥイヴァリース」で登場した。
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ミコト : この魔道具はムーンブリダ先輩が残した設計図……
エーテルエクストラクターの原理を利用して作った妨害装置です。
特定のエーテル波長に対して反対の位相をぶつけることで……。
白聖石
第一世界ウリエンジェが製作したもの
ウリエンジェ : 白聖石……アシエンの魂を捕らえる道具です。
こちらの世界で、改めて作りました。
ソウル・サイフォン
賢人たちの魂を第一世界から連れ戻すために、白聖石を元に開発されたもの。
ベーク=ラグ : これについては、ワシらの努力というより、
元となる白聖石の設計が優れていたと言うべきだろうな。
ベーク=ラグ : 多少手を加えただけで、魂と記憶を保存する魔具……
名付けて「ソウル・サイフォン」へと改良できたのだ。

関連技術

エーテル収束器
かつてマトーヤが開発した技術。「エーテルラム」を創りアジス・ラーへの進入を目指す一行は、「エーテル収束器の論文」を手に入れるために「禁書回収グブラ幻想図書館」を攻略することになる。
マトーヤ : 北州イルサバード大陸に帝国が興って、間もないころの話さ。
急速に領土拡大を始めたガレマール帝国に対して、
いくつかの対抗手段が練られることになってね……
そこで、ワシが担当したのが、エーテル収束器だ。
ヤ・シュトラ : 大気に満ちたエーテルを一点に集めて圧縮し、
強大な力を得る秘術ね。
  • 攻略後に入手した論文はシドの手に渡り、「エーテルラム」として「エンタープライズ・エクセルシオ」に装着される。そしてエスティニアンの所持していた竜の眼をエーテル源としてアジス・ラーの魔法障壁を打ち破り突入に成功するのであった。
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クリスタルタワー
アラグ帝国時代に築かれた塔。
水晶公 : だが、忘れるな。
この塔は、過去から届いた希望だ……!
水晶公 : アラグの時代、こいつは天より注ぐ力を受けるために作られた!
いうなれば……特大の白聖石だ!

関連項目