妖異

妖異(ようい / Voidsent)

Table of Contents

概要

  • 原初世界に現れる「妖異」は、分類上は超常門・妖異綱に分けられている。
  • 妖異は、最新の研究によれば異界ヴォイドに由来する生物であり、第十三世界の住人や生物たちが「闇の氾濫」によって変異を遂げた存在と解釈されている。

黒魔道士クエストで語られるヴォイド

  • ヴォイドゲートが開かれる仕組みが語られる。
    導師を名乗るならば、知らぬとは言わせん。
    ナルにもザルにもあらぬ異界、妖異のはびこる「ヴォイド」の存在を。
    「ヴォイド」の力が強まり、その干渉に「界」を隔てる壁が
    耐えきれなくなったとき、空間の裂け目として「ヴォイドゲート」が開かれる。
    これを閉ざすことができるのは、古の破壊の力「黒魔法」をもって他にない。
  • 黒魔法はヴォイドゲートを開くことも閉じることも可能であるという。
  • ククルカ・タタルカ」は、アマルジャ族のカジブ・チャー、イクサル族のハテリ・メロック、コボルド族のダ・グらと黒魔法の研究を行い、復活させることに成功する。
  • しかし、最後の局面でククルカは黒魔法を独占する欲望にかられる。そして仲間を裏切って彼らを妖異へと変えてしまい、ヴォイドゲートへと閉じ込めてしまう。
    愚かなことに……我が手柄とせんがため、呪詛に細工を……
    ……その結果、破壊の力は暴走してしまったのだ……!
    そなたの祖先らは、エーテル化して混ざり合い
    異形の魔物と化してしまった……!
    我は、魔力のすべてを振り絞り……
    妖異と化したそなたらの祖先を、この「ヴォイドゲート」へ封じ込めた。

「ヴォイドゲート」と「ヴォイドクラック」

  • 暁月のフィナーレで語られた違い。
    グ・ラハ・ティア : 「ヴォイドゲート」と「ヴォイドクラック」は、
    どちらも原初世界と第十三世界を繋ぐ次元の通路なんだが、
    開き方によって、便宜的に呼び方を変えているんだ。
    グ・ラハ・ティア : 次元の歪みで偶発的に生まれた裂け目が「ヴォイドクラック」、
    何者かによって故意に開かれた扉が「ヴォイドゲート」……。

ボム踊りと妖異

  • 「ボム踊り」により、ボンバードを昇天させることができるという。
    東方伝来の「ボム踊り」を舞うことによってね!
    この踊りは、さまよえる妖異の魂を葬り去る、
    古式ゆかしい魔法舞踊なのよ。
    フッフッフッ……これより私、水もしたたる良い紳士!
    「事件屋ヒルディブラァンドゥッ!」が
    炎獣「ボンバード」の魂を浄化する秘技を伝授しますぞ!
    私が教えてもらっ……いや、編み出した、
    妖異の魂を昇天に導く、東方の島国式の魔法舞踊!!
    その秘技の名は……「ボムゥゥゥ踊りィィィ」!

妖異を記した書物

  • ギルドリーヴ「焚書任務」シリーズに登場する書物。
    妖異全集「腐汁滴らせし者」
    妖異全集「闇夜を歩きし者」
    妖異全集「燃えさかりし者」
    妖異全集「燃えあがりし者」
    妖異全集「氷結せし者」
    妖異全集「異界の炎を宿せし者」
    妖異全集「闇に羽ばたく者」
    妖異全集「噛み砕きし者」
    妖異全集「仮面を被りし者」
    妖異全集「青眼を宿せし者」

守護天節

  • 公使イベント「守護天節」にも妖異が登場することがある。
  • パンプキンヘッドの女(2022年開催分)
    (あなたは何者だ?)
    パンプキンヘッドの女 : もちろん、「パンプキンヘッドの魔人」よ。
    かつて多くの妖異を従えて、夜の街を練り歩いたという、
    伝説の魔人なの……。
    パンプキンヘッドの女 : といっても、実はこれって称号のようなものでね。
    私たち一族が、妖異を操る知識とともに、
    代々、継承してきたものだったりするのよ……クスクス。
    (あなたは何をしている?)
    パンプキンヘッドの女 : 私の先祖も、妖異を従えて戦いに参加したのだけれど、
    その結果、世界は大きく傷ついてしまったわ。
    パンプキンヘッドの女 : こうして、自分たちの行いを後悔した先祖たちは、
    妖異の行いを見張ることを、使命にすると誓った……。
    ただ討つのではなく、彼らもまた楽しく生きられるように、ね。
  • マルク(本来2021年開催分)
    冒険者ギルドの調査員 : こちらは、マルクさん。
    妖異や怪奇現象について研究なさっているのだとか!
    マルク : 私が、古文書を解読しつつ独自の理論で開発した道具……
    「退魔のランタン」と「導魂の聖水」です。
    マルク : 「退魔のランタン」は、妖異が嫌う波長の光を投射し、
    文字通り、魔を退けることができる優れモノ。
    
    (「赤っ鼻の男」について)
    マルク : 守護天節の季節、天上では夜毎、宴が開かれて、
    聖人たちが招かれると言います。
    マルク : そうして、聖人の加護が弱まった地上では、
    「パンプキンヘッドの魔人」に導かれた魔物たちが跋扈する。
    そんな「魔人の夜」で、大暴れしたと伝えられるのが……
    マルク : あの赤っ鼻の男……そう、「死の道化師」なのです!
    マルク : 古き書物によれば、赤っ鼻の魔人の縄張りに引き込まれると、
    ヒトはタマシイを抜き取られ、帰らぬ人となってしまうのだとか。
    ああ、恐ろしい……!
    マルク : ……ですが、私が古文書を解読しつつ独自の理論で開発した道具、
    「退魔のランタン」と「導魂の聖水」があれば、恐るるに足らず!
    効果の程は、ぜひあなたの目でお確かめいただきたい!
    (「退魔のランタン」について)
    マルク : 「退魔のランタン」は、妖異が嫌う波長の光を投射し、
    文字通り、魔を退けることができる優れモノ。
    マルク : 妖異が現れたら「退魔のランタン」を発射してください!
    奴らを退けることができるはず……!

召喚者との関係

  • 召喚者の流派によって、接触するヴォイド内の勢力が異なるとされ、召喚される妖異も系統が異なってくることがあるという。

妖異十二階位

  • 妖異学においては、妖異たちを「十二階位」と呼ばれる階級で分類する。
  • 神話や伝承における記や、実際に召喚した妖異の力強さや知性の有無に基づいて、12の階級に区分したもの。
  • 高位の存在は、より下位の存在を従えることが多い。
  • ただし、この十二階位は妖異学者たちが机上で定めた階位にすぎないため、必ずしも実態に即しておらず、参考程度に考えるのが良いとされる。

第一位

暗闇の雲(Cloud of Darkness)
影の女王スカアハ(Scathach)
  • シャドウ・オブ・マハ」シリーズ
  • 本来であれば「暗闇の雲」に匹敵する巨体を誇るはずであるとされるが、マハの魔道士たちがリミッターとして依り代に制限を設け力を押し留めたのだという。
  • ペットである「パペットキメラ」を使役する。
    • 人形が寄り集まったような醜悪な姿をしている。本来はより生物的な外見をしているはずだが、女王の気まぐれにより奇妙な姿に変容させられた。
    • 禁断の地エウレカでは「ナンバーズ」という個体が確認された。妖異の魔道士が消滅したことで、その傀儡人形が自由を得、動き出したのだという。
ディアボロス(Diabolos)
  • 古アムダプール市街」、「シャドウ・オブ・マハ」シリーズ
  • 第五星暦の大魔導師「クェーサル」が、抑止力として利用するために召喚した戦略級妖異。しかし召喚者の意図に反してマハ魔道士会はアムダプール侵攻作戦への実戦投入を決定し、白魔道士たちの果敢な抵抗により封印されるまでにアムダプールを陥落寸前にまで追い込んだ。
  • その後、長き眠りを経て覚醒したディアボロスは、影の女王「スカアハ」の力を吸収し、さらなる力を得た。
  • 硬質化した影で全身を鎧っているほか、影の手を翼状に展開することで飛翔能力を強化している。
  • その力は、妖異十二階位の第一位に匹敵するとされる。
  • なおコンテンツ「ザトゥノル高原」内の「旗艦ダル・リアータ攻略戦」では、ボス「ディアブロ・アーマメント(Diablo Armament)」がディアボロスと同じ技を繰り出す。これについては次のように説明されている。
    織田氏:
     同系統の妖異であると考えていただいて問題ございません。表記の違いについては,それぞれ利用しようとしていたのがマハとアラグ帝国という異なる文明圏の人々だったからです。
  • ディアブロ・アーマメントの詳細については、戦果記録帳の46.ディアブロ・アーマメントを参照 ※ネタバレ厳重注意

第二位

パズズ(Pazuzu)
  • 禁断の地エウレカ」に登場。
  • エウレカで確認された大妖異。
  • 風の魔力を操ることに長けており、当地を調査した冒険者の間では「暴風の魔王」とあだ名される。
  • しかし、いついかなる経緯で物質界に顕現したのかは明らかになっていない。
  • なお妖異学者たちは、冒険者の証言を元に、暫定措置としてパズズを第二位、ラマシュトゥを第四位に位置づけている。
エキドナ(Echidna)
  • 魔航船ヴォイドアーク」内に封印されていた大型妖異。
  • 第五星暦に栄えたマハにおいて、戦略兵器として使役されたものらしい。
  • 高位貴族級に位置づけられる。

第三位

フェルディア(Ferdiad)
  • 古城アムダプール」に現れた高位妖異。
  • かつて魔法都市マハの黒魔道士たちにより召喚され、その命に従ってアムダプールの攻撃に加わったものの、反撃にあって長らく封印されていた。
  • 古城アムダプールで冒険者たちに撃退されるが生き延びていたようで、のちに「魔航船ヴォイドアーク」を巡る騒乱でも登場した。
  • どうやらディアボロスの配下として行動していたようだ。
フォルガル(Forgall)
  • シャドウ・オブ・マハ」シリーズ
  • 高貴なる妖異。
  • マハの魔道士たちが高級将校として利用するために召喚した。
  • ネクロマンシーに精通しており、死体を死霊として使役するほか、これを依り代として配下を原初世界に呼び寄せることがある。
サキュバス(Succubus)
  • 女性の肉体を依り代にして原初世界に顕現する妖異。
  • それゆえ美しく、妖しい女性の容姿を持つ。
  • 場合によっては生前の思考を受け継ぐこともあるらしい。
  • 第三位から第四位の高位の存在とされる。

第四位

デスゲイズ・ホロー(Deathgaze Hollow)
  • シャドウ・オブ・マハ」シリーズ
  • 巨大飛空艇「レディ・ラドリア号」を襲った超巨大妖異。
  • 伝承で伝わる空の悪魔に似ていることから、「デスゲイズ」と命名された。
  • 力は第二位の大妖異に迫るものがあるが、知性が高くないため第四位相当とされている。
魔の王妃ラマシュトゥ(Lamashtu)
  • 禁断の地エウレカ」に登場。
  • パズズの妃と目される大妖異。
  • 召喚者の有無など不明点が多い。
  • なお妖異学者たちは、冒険者の証言を元に、暫定措置としてパズズを第二位、ラマシュトゥを第四位に位置づけている。
アークデーモン
  • 家畜の死骸を依り代として召喚される騎士級の妖異。
  • 武術の達人として知られ、魔力により複数の武器を具現化して戰う。
  • なお喉の構造上唸り声のように聞こえるが、人語での会話も可能。
ブラックガード
  • 異界ヴォイドにおける高位騎士。
  • 極めて高い知性を持つうえ契約に忠実であるため、マハでは妖異の軍勢を率いる将校として利用していた。
  • 漆黒の翼で優雅に舞う姿はどこか気品すら漂っている。
ダハーカ(Dahaka)
  • ドレイクなど甲鱗綱の魔物の肉体を依り代にして原初世界に顕現する妖異。
  • 体力、魔力ともに極めた高く、人語を発しないものの高い知性を誇る。
アーリマン(Ahriman)
  • 動物の眼球を依り代にして原初世界に顕現する異界ヴォイド由来の魔物。
  • 高い魔力を有しており、空中のエーテルを掻いて浮遊する。石化の術にも長けている。
  • 分類上は、第四位から第五位程度の中位の存在とされる。
  • ゼーメル要塞では「オールシーイングアイ(All-seeing Eye)」という固有名称を持つものが確認された。「闇の世界」では「アンラ・マンユ(Angra Mainyu)」が確認されている。
  • また「禁断の地エウレカ」では「閻眼王アーチ・アンラ・マンユ(Arch Angra Mainyu)」が確認されている。魔眼から流れ落ちた涙が、ヴォイドの高位妖異であるアーチ・アンラ・マンユを呼び寄せたのだという。

第五位

カイム(Caym)
  • 禁断の地エウレカ」に登場。
  • 鳥のような翼を持つ奇妙な姿の妖異。獣脚類の死骸に妖異の魂が憑依して動き出したもの。
  • 階位は第五位と比較的高く、見かけに反して知性も高い。
  • 様々な言語に通じており、さらに先見性もあることから、かつては助言を得るために召喚した王もいたという。
マインドフレア(Mindflayer)
  • Sランクリスキーモブ。
  • 黒衣森:南部森林で確認された。
  • 黒衣森に入り込んだカルト教団「最後の群民」の残党が、妖異マインドフレアと契約することで召喚された妖異。
  • 妖異十二階位の第五位の上級騎士級に該当する。
アンクハガー(Anchag)
  • 首なしの騎士の外見をした妖異。
  • 騎馬状態での戦いを好むため、戦力となることを期待して契約を交わすのであれば馬の死骸を依り代に妖馬ナイトメアを同時に召喚すると良いとされる。
  • 禁断の地エウレカで「ホワイトライダー」と呼ばれる個体が確認されている。
アリオク(Arioch)
  • 飛行型妖異。
  • 人語を発することはできないが知性が高く、特殊な音波を使って配下の妖異たちに指示を送る。
  • アムダプール侵攻作戦において、多数の妖異を空輸したという。
トルバドゥール(Troubadour)
  • 高い知性を有する妖異の魔道士。
  • 古代「アラグ帝国」の魔科学者アモンは、自らの研究助手として利用していたという。
  • 妖異学者の間では知識をもたらす者として知られるが、一方で無意味な嘘を付くこともある。

第六位

デモン・オブ・トーム(Demon Of The Tome)
  • 第六位にあたる獰猛な存在。
  • 主に、書物に憑依させる形で召喚される。
  • 魔力を鍛えることで実体化し独立して動くこともあるが、憑依させられた書物から遠く離れることができないという制約がある。
絶対王ガルヴァンス(Galvanth The Dominator)
  • タムタラの墓所
  • ガルヴァンスはゲルモラ時代(グリダニアの前身的な都市)の王で、槍の名手として知られた人物である。
  • 黒衣森に入り込んだカルト教団「最後の群民」の残党は、このガルヴァンスの遺体を依り代として召喚することで高位の妖異を召喚しようとした。
  • しかし結果として現れたのは、第六位に相当する「ソウルフレア級」の妖異であった。
  • なお絶対王ガルヴァンスは冒険者により討伐された後に、角尊エ・ウナ・コトロにより清められ、再び埋葬された。
タウルス(Taurus)
  • 牛のような湾曲した大角を持つ怪力の妖異。
  • 主に家畜の死骸を依り代として用いられる。
  • 比較的召喚の準備が楽であり、古くから多くの魔道士に利用されてきた。
ビトソ(Bitoso)
  • 病原菌を操る不浄の妖異。
  • かつてマハの魔道士により召喚され、敵対する海洋都市ニームに送り込まれた。
  • 結果として、鼻や耳が削げ落ちる奇病「トンベリ病」が蔓延し、ニーム崩壊のきっかけを作った。
  • ジョブ「学者」の蒼天編において登場し、これを無事討伐することに成功する。
ボギーマン
  • 姿を消す幻影魔法を得意とする。
  • マハの魔道士たちは、姿見えぬ刺客としてアムダプールの要人暗殺任務に従事させた。
  • これに対し、アムダプールの白魔道士たちは幻影を打ち消す光魔法を開発したと言われている。
ガーゴイル
  • 岩石を依り代として原初世界に顕現する中位の妖異。
  • 魂がヴォイドに還るときに身体が原初世界にそのまま残ることもあり、人々は逆説的に「石像の魔物に変わる」と考えるようになった。
  • ゼーメル要塞では「バトラール」という固有名称を持つものが確認された。ガーゴイル型妖異の中でも特に階位の高い個体であると見られている。

第七位

ケルベロス(Cerberus)
  • 闇の世界における番犬として飼育されていた三つ首の魔獣。
  • 知性は皆無に等しいため第七位に留まるが、高位妖異さえ手懐けることができない獰猛さを誇る。
  • そのために魔法の拘束具で縛められていたようだ。
  • 禁断の地エウレカでは「アマロック」という個体が確認されている。

第八位

ペルソナ
  • デスマスクや仮面を依り代とする珍しい妖異。
  • グリダニアに古くから伝わる演劇「顔のない男」では、魂を半分だけ吸い取ることで人々から魂を奪う存在として描かれている。
コムサベラ
  • 蛇女。
  • 第九位のデーモンと同様に、異界の住民のなれの果てと考えられている。
  • マハでは、召喚したコムサベラが暴走しないように、封印魔法を施した鎖で上半身を縛っていた。

第九位

オーガ
  • 外見上は獣人にも見えるが妖異ヴォイド由来の魔物。
  • 怪力だけが取り柄で、知性は低い。
  • 高位の妖異や、邪法に通じた魔道士に奴隷として使役されることも少なくない。
ヴォドリガ(Vodoriga)
  • ややこぶりなガーゴイルの近縁種。
  • 岩や石塊に憑依する。
  • 知性がさほど高くないため、下級兵士級の第九位。
  • 俊敏さを活かしながら、群れをなして獲物に襲いかかる。
ヘルハウンド(Hellhound)
  • 騎士級の妖異が使役する獰猛な魔獣。
  • 知性が皆無なため、階位は第九位と低いが、単純な戦闘能力では高位の妖異にも匹敵する。
  • なお過去には闘犬愛好家が召喚を試み惨殺されるという事件も発生している。
64ページ
  • 書物に憑依することで知られる妖異。
  • ページを開くと突如として姿を表して襲いかかる。
  • 目ヤニに関する書物を読んでいたシャーレアンの研究者が最初に発見したが、その書物の64ページに憑依していたため、この名がつけられた。

第十位

グレネード
  • 第十一位のボムの上位版。
  • ボムより高温であるという。
プリン
  • 異界ヴォイドの汚水が溜まる沼地で生まれた妖異。
  • 獲物をおびき寄せるために、人の声色を真似ることがあるが知性は低い。
ヘクトアイズ
  • プリンの近縁種と考えられている妖異。
  • その名が示すように数多くの眼球がついており、非常に不気味である。どうやら個々の視力は悪いらしく、それを多数の眼で補っているのだという。
  • この眼球の一部が剥がれ落ちることで分裂し、増殖していくという。
  • 禁断の地エウレカ」で外見がそっくりの「五行眼のハクタク」が登場するが、妖異ではなく「聖獣」であると書かれている。

第十一位

フォーパー
  • 死骸の眼球に憑依する妖異。
  • ディープアイと同系統の存在だが、依り代となる眼球の質が影響しているのか、より凶悪な性質を秘めている。
  • 妖異界では第十一位に位置づけられる低級の存在である。
ボム
  • ガス生命体
ゲイラキャット
  • コウモリのような翼と、猫のような四肢を有する謎めいた存在。
  • 百獣綱に属する魔物と考える博物学者がいる一方で、一部の妖異学者は下級妖異とする。
デビレット

第十二位

インプ
  • 小柄で細身の身体に、コウモリのような翼を生やした魔界ヴォイド由来の魔物。
ナット
  • 百蟲綱の魔物のように見えるが、実際には魔界ヴォイドからやってきた存在であり、その証拠として魔法の使用が上げられる。
  • ただし地上で繁殖したものも多いため、ほとんど蟲同然とされる。
ディープアイ
  • 死骸の眼球に憑依する妖異。
  • 依り代となる「眼球」の持ち主が強ければ強いほど成長後に力を発揮するという。
  • 放置された遺体が多い戦場跡で、よく見られる。

その他

  • 妖異十二階位の位置づけが不明なもの

マハ

フェルディア・ホロー(Ferdiad Hollow)
  • かつてマハ黒魔道士により召喚された高位貴族級の妖異。
  • 長い封印により力を失っていたが、物質界で狩りを続けたことで往時の力を取り戻しつつある。
  • 妖異ディアボロスに従い、物質界での栄光を掴もうとした。
ヴォイドモンク(Void Monk)
  • 浮遊する大タコの外見をした妖異。
  • 「異界の僧侶」と呼ばれる理由は、ラールガー星導教の高僧が悟りを開こうと修行していた際に気を練りすぎたのか拳の一撃で空中に「裂け目」を開いてしまい、誤って召喚したのだという故事に由来する。
ソウトゥース(Sawtooth)
  • マハの魔道士たちが、敵地の土壌を汚染する目的で召喚した妖樹「イルミンスール(Irminsul)」の一部。
  • ソウトゥースはいわば食虫植物の捕虫器のようなもので、獲物を捕食してその養分をイルミンスールの幹へと送っている。
キュクレイン(Cuchulainn)
  • 蛮神の力を封じた「聖石」によって人知を超えた存在と化した英雄の成れの果て。
  • 異界ヴォイドにおける「闇の氾濫」のきっかけを作った者のひとりだという。
  • 以後、不死の大妖異として影の女王「スカアハ」に仕えていた。
アルケニー(Arachne Eve)
  • 蜘蛛のような下半身を持つ妖異の女貴族。
  • 粘糸で巣を張り獲物を待ち受けるという防御主体の戦い方を得意とする。
  • 古代アラグ文明では、この種の妖異を人工的に再現することにより、強化繊維生産用のキメラ生物「アラクネ」を開発した。

ギラバニア

ムードスード(Muud Suud)

エウレカ

ボンバディール(Bombadeel)
  • 禁断の地エウレカ」に登場。
  • 腐敗したグゥーブーの遺骸に妖異の魂が憑依した存在。
  • その怪力もさることながら、肉体から漂う強烈な腐臭が冒険者たちを苦しめた。
蒼き氷刃ロウヒ(Louhi)
  • 禁断の地エウレカ」に登場。
  • パゴス帯にて確認された大妖異。屍人兵の雄叫びが異界から招き寄せたのだという。
  • 膨大な魔力を活かして環境エーテルを束ね、氷の刃を造り出して武装している。
  • 妖異学者による研究が待たれるが、多数の配下を率いていることから下級貴族以上の存在と考えられている。
狂乱の暗竜ファヴニル(Fafnir)
  • ドラゴン型妖異の王。
  • 異界の竜たちの断末魔が呼び寄せたのだという。
灰殻の鱗王アッシュドラゴン(Ash Dragon)
  • 配下を失った大型妖異。
  • 戦力補充のため、依り代を求めて暴れている。
太陽の使者ホルス(Eye of Horus)
  • 飛竜に憑依した妖異たちの主。
  • 熱い陽光を背負って飛来したという。
雷雲の魔獣ハダヨッシュ(Hadhayosh)
  • ベヒーモスタイプ。
  • 地竜に憑依した妖異たちの主。
血塗れの妖妃ダフネ(Daphne)
  • 怪蛸の血が混じったとき、その香りに誘われて上級妖異が現れた。
食妖植物レウケー(Leuke)
  • 妖異を喰らって力を得た巨大植物。
  • 受粉に利用する蜂を求めて猛っている。
異界の鍛冶王キング・ゴルデマール(King Goldemar)
  • 怨霊たちの嘆き声に誘われ、異界の鍛冶王が商品売り込みに現れたのだという。
深淵の大公グランドデューク・バティム(Grand Duke Batym)
  • 眷属たちの慟哭が妖異の大公を呼び寄せる。
妖異の弁論家ソフィスト(Sophist)
  • 一族の血に誘われて闇の知識を受け継ぐ妖異が現れた。
炎蝶の女王ペンテシレイア(Penthesilea)
  • 熱い風に乗った鱗粉が集まり、美しく危険な妖異が出現した。

リスキーモブ

チェルノボーグ(Chernobog)
  • Sランクリスキーモブ。
  • 外地ラノシアで確認された妖異。
  • 人の匂いを嗅ぎつけて現れる。
  • 浮遊遺跡で発掘された石版によれば、第五星暦末期の魔大戦の折に、ニーム攻略のために敵対勢力が召喚した妖異であるとされる。
  • ニーム海兵団の学者たちが数十人がかりで封印したと記録されているが、最近なにかのきっかけで復活したことが確認されている。
ファルネウス(Forneus)
  • Aランクリスキーモブ。
  • 黒衣森の中央森林で確認された妖異。
  • 巡回中の鬼哭隊員により発見され、ハウケタ御用邸から黒い影が飛び去ったと報告するも、当初は信じられなかったという。
  • 黒い妖異による襲撃事件が発生したため、この報告が見直されることになった。

ダンジョン

獣闘士タンガタ(Tangata)
  • ハラタリ修練所
  • 獣闘用に育成されていたオーガ型の妖異。
  • ウルダハでは一部の例外を除き、妖異の商業利用が禁じられているが、この個体はナル・ザル教団への莫大な寄付金と引き換えに特例措置として捕獲が認められた。
  • ただし召喚が行われたのではなく、クルザス地方に棲息していた野生の個体を捕獲したのだという。
ハリカルナッソス(Halikarnassos)
  • ハウケタ御用邸
  • グリダニアの名門ダルタンクール家の当主アマンディヌが契約を交わした高位の妖異。
  • サキュバスたちを束ねる高位の存在。
  • 「ハリカルナッソス(Halicarnassus)」という名前は、妖異自身が名乗ったものではなく、読書家であったアマンディヌがある古典小説の登場人物から採ったものであるという。
  • このように妖異は、魔術の対象となることを嫌い、契約者に対しても真の名を明かさないことがあるとされる。
  • 「御用邸の執事長」は、レディ・アマンディヌにつかえていた執事長の成れの果て。使用人ともども妖異に捧げられたのだという。
アナンタボガ(Anantaboga)
  • 古城アムダプール
  • カルト教団「最後の群民」の構成員たちが従えようとしていた大型妖異。
  • マハの軍勢がアムダプール侵攻作戦で投入した妖異の生き残りであるのではないかとされている。
  • 白魔道士たちが討ち倒したものの消滅させるには至らず封印していたものが、「最後の群民」の手で解き放たれたものと考えられている。
ビブロス(Byblos)
  • グブラ幻想図書館」で禁書庫に至る扉を守っていた存在。
  • おそらくシャーレアンの魔道士たちが異界ヴォイドから召喚した大型妖異であると思われる。
  • 盟約により縛られていたらしく、忠実に守護の役目に就いていた。
紫水妖妃(Shisui Yohi)
  • 紫水宮」に現れた大型妖異。
  • その依り代に海洋生物が用いられたためか、あるいは異界ヴォイドにおける本性の影響なのか、タコのような触手を有している。
  • 魅了術の使い手らしく、紅玉姫を含めて宮殿内の人員すべてを操り、物質界における己の勢力を広げようとしていた。

その他

バルバトス(Barbatos)
  • ジョブ黒魔道士」のジョブクエストに登場した妖異。
  • ククルカ・タタルカ」は、このバルバトスを作り出し、エオルゼアを滅ぼそうとした罪により牢獄「マラサジャ収容所」に幽閉された。
    あの者は……100年前、蛮族たちと共謀して
    恐ろしい妖異「バルバトス」を作り出し、エオルゼアを滅ぼそうとしたのです!
    しかし間一髪、彼の企みに気づいた
    ナル・ザル教団によって取り押さえられ……まだ不完全であった
    妖異「バルバトス」は、ヴォイドゲートの中へ封じられました。
  • このストーリーでは、異界と現世を繋ぐ空間の裂け目である「ヴォイドクラック」から現れる妖異を倒し、その血を大地に刻むことで入手できるという「シャトトの魔石」を持ち帰るよう指示される。
リリス(Lilith)
アルケオデーモン(Archaeodaemon)
  • 古代人が使役していた妖異。
  • 近年では召喚例が少ないとされる。
デーモン
  • 妖異の軍勢において、兵士として扱われる者たち。
  • 鎌を好んで用いるため、魂を刈り取る存在としていくつもの伝承や寓話に登場する。
  • 異界ヴォイドの住人たちが闇の力に侵されて変貌した姿だとする仮説もある。
シャドウクロー(Shadow and Claw)
  • タウルス型の妖異。
  • クルザス中央高地でのギルドオーダー「無敵の眷属を従えし、大型妖異を討て!」に登場する。
  • 無敵の眷属「シャドウアイ」を引き連れて現れる。
    ドラゴンヘッド東部にて、妖異の掃討作戦を敢行する。
    討伐目標は、獰猛なる大型妖異「シャドウクロー」。
    さまざまな眷属を呼び出す厄介な相手である。
    特に「シャドウアイ」なる眷属は、攻撃が一切通用しない。
    そのうえ広範囲を攻撃しながら動き回るため要注意だ。
    この他の眷属と合わせ、位置に注意しつつ戦うがいい。
カミオ(Camio)
  • モードゥナでのギルドオーダー「不気味な陣形を組む妖異をせん滅せよ!」に登場する妖異。
    唄う裂谷に出現した、妖異「カミオ」の群れをせん滅せよ!
    「カミオ」は、5体1組を成す特殊な妖異である。
    ほぼ同時に倒さねば、すぐに復活してしまうという。
    さらに、討伐目標である「カミオ」たちは、
    特殊効果を発揮する魔法陣のような陣形を組む。
    奴らの陣形を見逃さず、その効果を把握しつつ戦え!
アトモス(Atmos)
  • 第七霊災の前後にこつ然と現れ、多数の妖異を呼び出した謎の存在。
  • 地脈の力が弱まると、その結節点に現れ、異界と原初世界を繋ぐ役割を果たすのだとする学説が最近発表され注目を集めたが、未だに不明な点が多い。
  • → 「アトモス」、「第七の浄化
グレムリン
  • 玉のような胴体に、ひょろりとした手足を持つ小型の妖異。
  • 理由は定かではないが、人の声色を真似て悪態をつきながら襲ってくる。
  • なぜか機械が嫌いであるらしく、近くにあると壊したがるという。
ミミック
  • 宝箱に憑依する最低級の妖異。
  • 思わぬ宝を発見したと喜ぶ冒険者やトレジャー・ハンターに襲いかかり、命を奪って魂を啜る。
  • 人里離れた場所で宝箱を見つけた場合には、ミミックかどうかを慎重に見極める必要がある。

関連項目



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