アラミゴ(Ala Mhigo)
|
概要
- アルデナード小大陸の東端に位置する軍事都市国家。
- 軍事強国として発展しエオルゼア一の強国として畏れられたが、第六星暦1557年(新生時点から20年前)にガレマール帝国の侵攻を受け陥落。現在はガレマール帝国の統治下に置かれている。
アルデナード小大陸の東端、高地”ギラバニア”を領していた軍事都市国家。
歴史的に争いの絶えない土地柄であったためか、軍事強国として発展。西方への進出を狙うとともに、東方からの侵略を幾度となくはね除けてきた。
しかし、第六星暦1557年、ガレマール帝国の侵略を受けてついに陥落。以来、帝国の属領”アラミゴ準州”として、占領統治を受けている。
かつては破壊の神ラールガーを守護神としていたが、準州総督府の意向により、現在、その信仰は禁じられているようだ。
西州アルデナード小大陸の東端に位置する軍事都市国家。山岳地帯に張り付くように築かれた都市で、暴君テオドリックへの民衆の反乱を発端に、国力が低下。この反乱を裏で手引きしていたガレマール帝国により瞬く間に制圧され、以来20年間帝国の属州として支配を受け入れてきた。
政情
- エオルゼア6大都市国家一の強国として栄えていた。
- 第七星暦時点から20年前の第六星暦1557年、ガレマール帝国の侵攻を受け陥落している。
- それ以降は、ガレマール帝国軍ガイウス・ヴァン・バエサルの統治下にあった。この時期にいち早くガレマール帝国の市民権を得ていたフォルドラ一家がガイウスにお目通りすべく晩餐会に出席する様子が描かれた。
フォルドラの母 : フォルドラ! さあ、よそ見をしないで、ちゃんと歩いてちょうだい。 今日の晩餐会には、ガイウス閣下もいらっしゃるのよ。 フォルドラ : はーい。 フォルドラ : ねえ、お父さん、ガイウスかっかってだぁれ? 教えて、教えて? フォルドラの父 : また、フォルドラの教えて、教えてがはじまったね。 フォルドラの父 : いいかい、ガイウス閣下は、 ここアラミゴの総督を務める立派な御方さ。 はやく行かないと、お目通りできなくなってしまうよ。
- ガイウスは、ネール死亡後のエオルゼアの属領統治下を行うべくエオルゼアに駐留して各地に拠点カストルムを建設、さらに「アルテマウェポン」を本国から輸送しその脅威を元にエオルゼア諸国に降伏を迫るも、エオルゼア同盟軍の「マーチ・オブ・アルコンズ」作戦で反撃を受け部下を失い当人は行方不明となる。
- その後はゼノス・イェー・ガルヴァスにより統治されている。
- 開放軍の一部はエオルゼア諸国にも逃げ込んでおり、特にウルダハ領域のリトルアラミゴにおいて居住地を構成している。
歴史
第六霊災期の建国
- エオルゼア全土に及ぶ大洪水が発生した第六霊災の際、彗星の光に導かれた人々が、高地ギラバニアの山に逃げ延び、その地に定着。
- この出来事により、彗星を司る「ラールガー信仰」がギラバニアの地に根付くことになる。
- その後、山岳民同士の争いが絶えなかったが、後に武力によって統一され都市国家「アラミゴ」が成立した。
版図拡大と内乱
- 1西紀前、マンフレッド王(強健王)即位。版図拡大による経済勃興、民意向上を掲げ後に「紅葉戦争」と呼ばれる戦の引き金となった大規模遠征を行った。
- かつてアラミゴのパイク兵は、長槍術で猛威を振るったという。
- 第六星暦1468年にはアラミゴ軍がグリダニア領との国境に位置するベロジナ川を渡り、ティノルカ東部の領有権を主張し、「紅葉戦争」が勃発している。
- 1552年、最後の君主にして最悪の暴君とされるテオドリック王(廃王)がラールガー星導教の「星導山寺院」を包囲し、戦うすべを持たない僧侶や信者、相次ぐ戦乱で焼け出された避難民、地所耕作のために雇われていた農民問わずひとり残らず排除した。
反乱から属州化
- 暴君として知られた「テオドリック」王の治世下で、都市民の不満が爆発し反乱が発生、王を守るべき近衛(おそらく親衛隊「骸旅団」:むくろりょだん)が裏切り、都市民側についたこともあり、反乱は成功し、テオドリック王は倒された。
- この反乱劇は、帝国軍第XIV軍団の軍団長ガイウス・ヴァン・バエサルの支援を受けたものであり、アラミゴを弱体化させるための計略であった。
- 混乱の最中、さしたる抵抗を受けること無く、帝国軍は侵攻を成功させ、結果としてアラミゴはガレマール帝国の属州となった。現在は属州を統括する総督府がおかれ、ガイウスが臨時属州総督を務めている。
- なお、ガイウス戦死後の総督職がどうなったのかは不明であったが、2016年10月の拡張パッケージ「紅蓮のリベレーター」発表時にガイウス死後のアラミゴがゼノス・イェー・ガルヴァスにより統治されていると発表された。
- 故郷を追われたアラミゴの民は、各都市国家に流浪しており特にウルダハでその姿を見ることが多い。これは最も近くに位置するグリダニアとは、かつて「紅葉戦争」など争いがあったため受け入れを拒む人が多かったからだと考えられる。
- 一部のものは都市国家内に住居せず「リトルアラミゴ」のような村落を形成している者もいる。
帝国からの解放
- 「鉄仮面」イルベルドによるバエサルの長城強襲によって、エオルゼア同盟軍も巻き込んでなし崩し的に解放戦争の戦端が開かれることとなる。
- 戦いはアラミゴ解放軍・エオルゼア同盟軍側の勝利に終わる。20年に及んだ帝国による属州としての歴史に終止符が打たれることとなった。
共和制アラミゴ
- ガレマール帝国の属州統治から脱したアラミゴは、アラミゴ解放軍を中心とした暫定政権を発足させた。
その後、各地の集落や組織、種族から代表者を募って会議を開催、国政の方向性を巡って議論を繰り返したが、やがてイシュガルドの庶民院という先例に倣う形で議会「アラミゴ代表者会議」を発足させた。
- 「地名・国名/共和制アラミゴ」の項を参照のこと
種族など
守護神
アラミゴ国歌について
- 「紅蓮のリベレーター」では始めガレマール帝国軍(占領部隊)がゼノスを出迎える際に歌っているもの(帝国属州歌「我らが支配圏」)が流れ、さらにメインクエストラストで奪還に成功すると今度はアラミゴ解放軍たちが歌詞を変えた(戻した)バージョン(アラミゴ国歌「壊神の拳が届く場所」)を斉唱する。
- この歌自体は元々ガレマールに侵攻される前から存在するもので、ラールガーズリーチの像にも刻まれている。それを占領後に帝国軍が属州歌として改変させアラミゴ属州民に歌わせたものである。※属州歌が訓練で毎日歌っているため上手(な設定でオペラ歌手が歌っているの)だが、占領された20年の間に元の歌は忘れられており十分な練習時間もなかったためわざと下手だが堂々と誇りを込めて歌っているものが収録されている。ラウバーン(44歳)やジャ・モルバ(40代?)、コンラッド(70歳)やメッフリッド(38歳)なら覚えているかもしれないが、後者2人は解放戦争で命を落としており、リセ(24歳)やメ・ナーゴ(22歳)、アレンヴァルド(19歳)などにとっては物心つかない頃の話。
アラミゴに関係する事項
- アラミゴに関係する人物や事項には次のようなものがある。
人物
- ゲーム内に登場するNPC
ミンフィリア 幼少名アシリアはアラミゴで生まれた。父ウォーバートンもアラミゴ出身でガレマール帝国の二重スパイ イダ 父はアラミゴ解放軍の勇士。イダもかつてはアラミゴ解放軍に参加していたという リセ イダの妹。かつて暁の血盟の一員「イダ」を名乗っていた。後にアラミゴ解放軍を率いる。 フォルドラ ガレマール帝国占領後にいち早く服従の意を示して市民権を得た家族の生まれ。後に髑髏連隊を率いてゼノス配下として冒険者やエオルゼア同盟軍の前に立ちはだかる。 ラウバーン 不滅隊局長。元アラミゴ難民でコロセウムで数多の勝利を上げ多額の寄付金により砂蠍衆入りした ピピン ラウバーンの養子。長らくアラミゴ方面で極秘作戦を指揮していた イルベルド ラウバーンの旧友 アダルベルタ 採掘師ギルドのギルドマスター。アラミゴ出身 グンドバルド アラミゴ難民を取りまとめリトルアラミゴの顔役となった アレンヴァルド 砂の家にいた人物。ハーフガレアン(ガレアン族男性とアラミゴ人女性の間に生まれた混血)。アレンヴァルド・レンティヌス。19歳 ハリベルト 暁の血盟メンバーで元アラミゴ解放軍のメンバー シ・ルン・ティア 「紅の疾風」の結成メンバー。 アリア 赤魔道士ジョブクエストに登場する女性。シ・ルン・ティアとともに、大妖異「リリス」の謎に迫る。 「獄炎の鳳」ジャ・モルバ 鍛冶師クラスクエストで登場した「古風なミコッテ」。コロセウムではグレインファルのライバルだった アルブレダ ハリベルトの元恋人。クォーリーミルにいる メッフリッド 元アラミゴ解放軍のメンバーで、グンドバルドの元部下。クォーリーミル エリック博士 戦史研究家 アヴィラ アマジナ杯闘技会の予選大会において、対戦相手である「レイジング・ラット」をボロッボロのボロ雑巾のように負かした。アラミゴ出身で、得意技は竜巻を巻き起こすほどの「剣風」 ウォーバートン 旧FF14で登場。ミンフィリアことアシリアの父。ウルダハでのパレード事故で死亡 コーグヴェイ 旧FF14で登場。アシリアの父ウォーバートンと共にウルダハを訪れた人物。生死不明 ウィダルゲルト モンククエストで登場する人物。裏の顔はアラミゴ解放軍のリーダー ガイウス・ヴァン・バエサル ガレマール帝国の軍人。かつてアラミゴを統治していた。第七霊災時に行方不明 ゼノス・イェー・ガルヴァス ガレマール帝国の軍人。ガイウスののちアラミゴを統治 強健王「マンフレッド」 かつてのアラミゴ王 ※エリック博士の講義に登場する 勇将「ギルバルド」 かつてのアラミゴ軍の勇将 ※エリック博士の講義に登場する 廃王「テオドリック」 アラミゴ最後の王 ※エリック博士の講義に登場する テオドレッド テオドリックの甥にあたる人物で、僻地にあった星導教の山寺に預けられた ※エリック博士の講義に登場する 鉄仮面(the Griffin) リトルアラミゴで暗躍している人物。正体不明 骸旅団 アラミゴ軍の残党(テオドリックの親衛隊)で、リトルアラミゴ北東に棲みついている
アラミゴ関係者年表
- アラミゴ関係者のうち、主要な人物の年表
アラミゴ関係者年表 出来事 イダ リセ フォルドラ ラウバーン グンドバルド 1546年 テオドリック王即位 誕生? - - 13歳 34歳 1552年 テオドリック王「星導山寺院」を包囲 5歳? - - 19歳 40歳 1553年 アラミゴ国境にガレマール帝国軍展開 6歳? 誕生 - 20歳 41歳 1554年 ラウバーン、帝国軍が迫る国境警備 7歳? 1歳 - 21歳 42歳 1557年 アラミゴで民衆蜂起。アラミゴ陥落 10歳? 4歳 24歳 45歳 1559年 ラウバーン、ウルダハに流れ着く 12歳? 6歳 1歳 26歳 46歳 1562年 シャーレアン植民都市を放棄 15歳? 9歳 4歳 29歳 50歳 1570年 ラウバーン、砂蠍衆入り 23歳? 18歳 13歳 37歳 58歳 1571年 イダ任務中に死亡 24歳? 18歳 13歳 38歳 59歳 1572年 (旧FF14) - 19歳 14歳 39歳 60歳 1577年 (新生エオルゼア) - 24歳 19歳 44歳 65歳
町
- 【リトルアラミゴ】:アラミゴ難民が南ザナラーンに築いた難民キャンプ
- 【ラールガーズリーチ】:アラミゴ開放を目指して戦うアラミゴ解放軍の隠れ里
- 【バエサルの長城】:ガレマール帝国軍によってアラミゴと黒衣森の間に築かれた壁
- 【ファインサンド平野】:ベロジナ川西岸に広がる死火山の麓「ロズリト湾」を望む土地。現在はグリダニア領だが、以前アラミゴ領だったことがある
- 【イーストエンド混交林】:「第二次ティノルカ会戦」の最大の激戦が行われた地
ジョブほか
- 【紅葉戦争】【星導教】
内地
- モンククエストにおいて、「内地」という言葉が登場する。
「内地」とはアラミゴ以西の、エオルゼア諸都市を指す言葉。 アルデナード小大陸の東端、エオルゼアの外側に位置するアラミゴは、 「内地」を侵略しようという「力」と必死に戦ってきました。
- これによるとアラミゴはエオルゼア諸都市とは少し距離を置く存在であったと読むことができる。
- その後ガレマール帝国に滅ぼされた後に諸都市に逃れたアラミゴ民が迫害されているのも、ここにひとつの要因がありそうだ。
アラミゴ魔獣軍団
- 蒼天のイシュガルドCE版の購入特典である「グリフィン」の説明に登場する。
城塞都市「アラミゴ」では、幼獣の頃から厳しく躾けることで、騎獣として利用してきた歴史がある。特にグリフィン騎兵で構成された、アラミゴ魔獣軍団は有名
Indeed, before the city-state's fall, the Ala Mhigan army maintained a regiment of griffin-back soldiers who would harry opposing forces.
実装の経緯
- 旧FF14では都市国家アラミゴは設定やゲーム内のテキストにとどまっており、リージョン自体が未実装でありアラミゴに行く事はできなかった。
- また新生エオルゼア開始時点でも都市国家アラミゴは未実装状態であり、その後の大規模アップデートで実装されるとだけ公表されていた。
- 2016年10月、第二弾の拡張パッケージ「紅蓮のリベレーター」の舞台となることが発表された。
- 紅蓮のリベレーターの項を参照のこと
アラミゴに関係するNPC・組織
関連項目
【都市国家】【ウルダハ】【グリダニア】【リムサ・ロミンサ】【イシュガルド】【シャーレアン】
【リトルアラミゴ】
【エリック】