原初世界

Table of Contents
  • 星の代弁者 : すべての命が生まれるより前、星の海の底では、
    光たる「ハイデリン」と闇たる「ゾディアーク」とが、
    ひとところにありました……。
  • 星の代弁者 : しかし、闇が力をつけ、光との均衡が崩壊したのです……。
    そこでハイデリンは、ゾディアークを星の海より放逐し、
    遠い天に封じることとしました……。
    星の代弁者 : こうして、月が生まれた……。
  • 星の代弁者 : こうして、月が生まれた……。
    しかし、星をふたつに割く痛みは、
    次元の境界をも傷つけてしまったのです……。
  • 星の代弁者 : あなたがたが生きる「原初世界」のほかに、
    十と三もの鏡像の世界が、このときに生じました……。
    そして、光と闇の力も、それぞれの世界に分かたれたのです。
    闇の戦士 : 太古の昔……光たる「ハイデリン」が、
    力を増し過ぎた闇「ゾディアーク」を封じる際に、
    鏡像の世界が生じたって話は知ってるか?
    アルフィノ : あ、ああ……。
    ここが「原初世界」で、ほかに13の鏡像世界があり、
    それぞれに光と闇の力が封じられている、と……。
    闇の戦士 : そうだ。
    そして俺たちは、その鏡像世界……
    第一世界の「光の加護を受けし者」さ。
  • 闇の戦士 : 光と闇の力は、すべての世界に平等に封じられたわけじゃない。
    俺たちの世界は、特に光の力が強かった……。
    闇の戦士 : 故に、俺たちは比類なき力を得て、闇を払った。
    アシエンはもちろん、俺たちの世界を脅かす、
    ありとあらゆる闇をな……。
    闇の戦士 : その結果、どうなったと思う?
    ……強くなりすぎた光の力が氾濫し、俺たちの第一世界は、
    今まさに「完全な無」となりかけてるのさ。
  • 星の代弁者 : ……月に追放されたゾディアークは、
    使徒たるアシエンを使わし、世界を統合しようとしています。
    闇の力をより合わせ、完全なる復活を成そうというのです。
    星の代弁者 : そのためには、ここ「原初世界」の側から、
    「世界を分かつ壁」を破壊しなければならない。
    星の代弁者 : これこそが「次元圧壊」であり、
    アシエンたちが「アーダー」と呼ぶ現象なのです。
    そして、人の歴史では、これに伴う災厄を「霊災」と呼ぶ……。
    闇の戦士 : 俺たちは、光の氾濫から故郷を救うため、
    かつての仇敵アシエンと手を組み、この原初世界に渡ってきた。
    闇の戦士 : 俺たちの故郷を救う唯一の方法は、
    この世界でアーダー、つまり「霊災」を起こすこと……
    そうして次元の壁を壊し、第一世界を原初世界に統合する。
    アルフィノ : 世界の、統合……!
    しかし、それは本当に救いなのか?
    統合された方の世界は……第一世界はどうなる!?
    闇の戦士 : ……追加の質問はナシだぜ。
  • 星の代弁者 : 過去七度の霊災により、
    すでに七つの世界が統合されてしまった……。
    強まった闇の力に、光の力は押されるばかりです……。
  • ウリエンジェ : まず、アリゼー様から賜っていた、
    「世界の統合」についての調査結果です……。
    ウリエンジェ : かの偽典は、この世界と併存する世界の存在を示唆し、
    霊災が起こるたび、それらの世界が消えると語っています……。
    そして、消えゆく世界は、我らの世界と交じり合うとも……。
    アルフィノ : つまり、過去7度の霊災によって、
    第一世界から第十三世界のいずれか7つが、
    すでに原初世界に統合されている……。
    ウリエンジェ : ……そのとおり。
    私は他の賢人から伝え聞いたのみですが……
    星の代弁者たるミンフィリアの証言とも、齟齬はないはずです。
    ウリエンジェ : では、その統合とは、いかなる現象であるのか……。
    「ゲルンの託宣」には、こう綴られておりました。
    ウリエンジェ : 終焉を迎えし世界においては、
    すべての生命が等しくエーテルへと還り、
    その奔流は流れを変えて、原初の世界に注がれる……と。
    アリゼー : 何よ、それ……!
    じゃあ、闇の戦士が目的を果たしたところで、
    第一世界の生命は、結局みんな死ぬってわけ……!?
    ウリエンジェ : 少なくとも、肉体と個は消え失せる……
    それは、一般的に「死」と呼べるでしょう……。
    ウリエンジェ : しかし、第一世界が瀕しているという、光の氾濫の危機……
    その先にあるのが、ヴォイドと同じく完全な無の世界ならば、
    そこには生どころか死すらも存在し得ない。
    ウリエンジェ : あらゆる命が無に帰る前に……
    せめてエーテルを、原初世界で新たな命として転生させたい。
    ……それが、闇の戦士の真意と思われます。

  • ヤ・シュトラ : この部屋の壁画……。
    ロンカより古い時代のものね。
    ミンフィリア : すごい……どうしてわかるんですか?
    ヤ・シュトラ : 使われている顔料に特徴があるのよ。
    大抵の顔料は鉱物なんかを含んでいるから、視わけられるの。
    ヤ・シュトラ : キタンナ神影洞は、古代の英知を護り伝えるための神殿だと、
    アルメたちが語っていた……。
    それが、この壁画ということかしら?
    エメトセルク : ……これはまた、懐かしい光景だな。
    ミンフィリア : この壁画のこと、知っているんですか……?
    エメトセルク : むかしむかしは、誰もが知っていたさ。
    エメトセルク : 世界が、原初世界と鏡像世界に分かたれたとき。
    すべての命も14に分かたれ、
    それぞれの世界で、別の存在として生まれ変わった。
    エメトセルク : そうして、本来の世界を知る者はいなくなった。
    ……が、人はときに夢として、その光景を垣間見たのさ。
    エメトセルク : 知らないのに知っている、人類共通の夢。
    昔は大層ふしぎがられて、絵に描かれたり唄にされたり、
    まあ、いろいろ扱われたものだ。
    エメトセルク : それも見なくなって久しいと思ったが……
    こんなところで、またお目にかかるとはな。
  • dL3WjUQ.jpg
    エメトセルク : ……世界が分かたれる前。
    そこには栄えた文明があり、多くの命が生きていた。
    エメトセルク : しかし、理が乱れ、未曽有の災厄が発生。
    文明は、命は、危機に立たされた。
    GjJZ9VX.jpg
    エメトセルク : その文明の人々は、祈りと犠牲によって、
    星の新たな理を紡ぐもの……「星の意志」を生み出した。
    エメトセルク : 名は、ゾディアーク。
    それによって、災厄は鎮められた。
    ヤ・シュトラ : 待って、ゾディアーク?
    それって……!
    x74fKx9.jpg
    エメトセルク : こうして災厄は過ぎたが、
    ゾディアークという強大な力を巡って、人の意見は割れた。
    エメトセルク : それを封じるべきとする者によって、
    枷となるもの……ハイデリンが生み出された。
    k6dUBPD.jpg
    エメトセルク : ゾディアークとハイデリンは戦った。
    結果は、ハイデリンの辛勝……。
    エメトセルク : ハイデリンが放った渾身の一撃で世界は分かたれ、
    ゾディアークもまた、分断されて封印された。
    エメトセルク : ……以上、忘れられた歴史の話だ。
    信じるかどうかは勝手にしてくれ。
    ハイデリンの言い分は、どうせ違うだろうしな。


Amazon Prime Student6ヶ月間無料体験