原初世界

原初世界(げんしょせかい / the Source)

  • FF14で描かれる世界
Table of Contents

概要

  • 太古の昔、このハイデリン世界のすべての命が生まれるより前、星の海の底では「光たるハイデリン」と「闇たるゾディアーク」がひとところに存在した。
    星の代弁者 : すべての命が生まれるより前、星の海の底では、
    光たる「ハイデリン」と闇たる「ゾディアーク」とが、
    ひとところにありました……。
  • しかしやがて闇が力をつけると、光との均衡が崩壊してしまったため、ハイデリンゾディアークを封じようとした。
    星の代弁者 : しかし、闇が力をつけ、光との均衡が崩壊したのです……。
    そこでハイデリンは、ゾディアークを星の海より放逐し、
    遠い天に封じることとしました……。
    星の代弁者 : こうして、月が生まれた……。

鏡像となる世界の誕生

  • 星をふたつに割く痛みは大きく、次元の境界をも傷つけることとなってしまい、その結果1万2千年前に世界は分かたれ、この原初世界の”鏡像となる世界”が生じてしまった。
    星の代弁者 : こうして、月が生まれた……。
    しかし、星をふたつに割く痛みは、
    次元の境界をも傷つけてしまったのです……。
  • この鏡像世界は原初世界の他に13あり、それぞれに光と闇の力が封じられた。
    星の代弁者 : あなたがたが生きる「原初世界」のほかに、
    十と三もの鏡像の世界が、このときに生じました……。
    そして、光と闇の力も、それぞれの世界に分かたれたのです。
    闇の戦士 : 太古の昔……光たる「ハイデリン」が、
    力を増し過ぎた闇「ゾディアーク」を封じる際に、
    鏡像の世界が生じたって話は知ってるか?
    アルフィノ : あ、ああ……。
    ここが「原初世界」で、ほかに13の鏡像世界があり、
    それぞれに光と闇の力が封じられている、と……。
    闇の戦士 : そうだ。
    そして俺たちは、その鏡像世界……
    第一世界の「光の加護を受けし者」さ。
  • また、この鏡像世界での光と闇の力は平等に封じられたわけではなく、ある鏡像世界では光の力が強く、またある世界では闇の力が強かったという。
    闇の戦士 : 光と闇の力は、すべての世界に平等に封じられたわけじゃない。
    俺たちの世界は、特に光の力が強かった……。
    闇の戦士 : 故に、俺たちは比類なき力を得て、闇を払った。
    アシエンはもちろん、俺たちの世界を脅かす、
    ありとあらゆる闇をな……。
    闇の戦士 : その結果、どうなったと思う?
    ……強くなりすぎた光の力が氾濫し、俺たちの第一世界は、
    今まさに「完全な無」となりかけてるのさ。

鏡像世界の再統合(the Rejoinings)

  • こうして生まれた鏡像世界を再統合するには、原初世界の側から「世界を分かつ壁」を破壊する必要があり、これが次元圧壊であり、これに伴って起るのが霊災である。この時、統合された鏡像世界は終焉を迎える。
    星の代弁者 : ……月に追放されたゾディアークは、
    使徒たるアシエンを使わし、世界を統合しようとしています。
    闇の力をより合わせ、完全なる復活を成そうというのです。
    星の代弁者 : そのためには、ここ「原初世界」の側から、
    「世界を分かつ壁」を破壊しなければならない。
    星の代弁者 : これこそが「次元圧壊」であり、
    アシエンたちが「アーダー」と呼ぶ現象なのです。
    そして、人の歴史では、これに伴う災厄を「霊災」と呼ぶ……。
    闇の戦士 : 俺たちは、光の氾濫から故郷を救うため、
    かつての仇敵アシエンと手を組み、この原初世界に渡ってきた。
    闇の戦士 : 俺たちの故郷を救う唯一の方法は、
    この世界でアーダー、つまり「霊災」を起こすこと……
    そうして次元の壁を壊し、第一世界を原初世界に統合する。
    アルフィノ : 世界の、統合……!
    しかし、それは本当に救いなのか?
    統合された方の世界は……第一世界はどうなる!?
    闇の戦士 : ……追加の質問はナシだぜ。
  • すでに過去七度(第一霊災~第七霊災)の次元圧壊が起こっており、7つの鏡像世界が統合されている。
    星の代弁者 : 過去七度の霊災により、
    すでに七つの世界が統合されてしまった……。
    強まった闇の力に、光の力は押されるばかりです……。

再統合による起こること

  • 「ゲルンの託宣」を調べたウリエンジェが次のように語る。
    ウリエンジェ : まず、アリゼー様から賜っていた、
    「世界の統合」についての調査結果です……。
    ウリエンジェ : かの偽典は、この世界と併存する世界の存在を示唆し、
    霊災が起こるたび、それらの世界が消えると語っています……。
    そして、消えゆく世界は、我らの世界と交じり合うとも……。
    アルフィノ : つまり、過去7度の霊災によって、
    第一世界から第十三世界のいずれか7つが、
    すでに原初世界に統合されている……。
    ウリエンジェ : ……そのとおり。
    私は他の賢人から伝え聞いたのみですが……
    星の代弁者たるミンフィリアの証言とも、齟齬はないはずです。
    ウリエンジェ : では、その統合とは、いかなる現象であるのか……。
    「ゲルンの託宣」には、こう綴られておりました。
    ウリエンジェ : 終焉を迎えし世界においては、
    すべての生命が等しくエーテルへと還り、
    その奔流は流れを変えて、原初の世界に注がれる……と。
    アリゼー : 何よ、それ……!
    じゃあ、闇の戦士が目的を果たしたところで、
    第一世界の生命は、結局みんな死ぬってわけ……!?
    ウリエンジェ : 少なくとも、肉体と個は消え失せる……
    それは、一般的に「死」と呼べるでしょう……。
    ウリエンジェ : しかし、第一世界が瀕しているという、光の氾濫の危機……
    その先にあるのが、ヴォイドと同じく完全な無の世界ならば、
    そこには生どころか死すらも存在し得ない。
    ウリエンジェ : あらゆる命が無に帰る前に……
    せめてエーテルを、原初世界で新たな命として転生させたい。
    ……それが、闇の戦士の真意と思われます。

次元圧壊(the Ardor)

  • ハイデリンによって封じられたゾディアークは、アシエンを使いとしてこの次元圧壊を起こすことで鏡像世界を統合し、それにより闇の力の回復を目的としている。
  • この次元圧壊を引き起こすために行われるのが蛮神召喚であり、膨大なエネルギーの渇望と消費によりエオルゼアの地に満ちているエーテルは大量に消費され続ける。
  • このエーテル消費を補うためにハイデリンにより行われるのが次元圧壊であり、鏡像世界を統合することでエーテルの総量は回復する。
    用語
    星の代弁者the Rejoining
    次元圧壊
    アシエンthe Ardor
    アーダー
    エオルゼア諸国the Umbral Era(Calamitiy)
    霊災 ※1
    • ※1:エオルゼア諸国の人々は、再統合そのものではなくそれにともなって起る現象(厄災)を指して「霊災」と呼んでいる
  • しかし同時に、過去七度の次元圧壊により闇の力は再び強まっており、光の力は相対的に弱まっている。






  • 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
  • パッチ5.0まで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。










アシエン・エメトセルクの語る真実

  • アシエン・エメトセルクは、「キタンナ神影洞」の最奥で、星の災厄後の分裂までを次のように語る。
  • キタンナ神影洞の壁画について。
    ヤ・シュトラ : この部屋の壁画……。
    ロンカより古い時代のものね。
    ミンフィリア : すごい……どうしてわかるんですか?
    ヤ・シュトラ : 使われている顔料に特徴があるのよ。
    大抵の顔料は鉱物なんかを含んでいるから、視わけられるの。
    ヤ・シュトラ : キタンナ神影洞は、古代の英知を護り伝えるための神殿だと、
    アルメたちが語っていた……。
    それが、この壁画ということかしら?
    エメトセルク : ……これはまた、懐かしい光景だな。
    ミンフィリア : この壁画のこと、知っているんですか……?
    エメトセルク : むかしむかしは、誰もが知っていたさ。
    エメトセルク : 世界が、原初世界と鏡像世界に分かたれたとき。
    すべての命も14に分かたれ、
    それぞれの世界で、別の存在として生まれ変わった。
    エメトセルク : そうして、本来の世界を知る者はいなくなった。
    ……が、人はときに夢として、その光景を垣間見たのさ。
    エメトセルク : 知らないのに知っている、人類共通の夢。
    昔は大層ふしぎがられて、絵に描かれたり唄にされたり、
    まあ、いろいろ扱われたものだ。
    エメトセルク : それも見なくなって久しいと思ったが……
    こんなところで、またお目にかかるとはな。
  • 描かれている内容についてヤ・シュトラに問われ、解説する。
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    エメトセルク : ……世界が分かたれる前。
    そこには栄えた文明があり、多くの命が生きていた。
    エメトセルク : しかし、理が乱れ、未曽有の災厄が発生。
    文明は、命は、危機に立たされた。
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    エメトセルク : その文明の人々は、祈りと犠牲によって、
    星の新たな理を紡ぐもの……「星の意志」を生み出した。
    エメトセルク : 名は、ゾディアーク。
    それによって、災厄は鎮められた。
    ヤ・シュトラ : 待って、ゾディアーク?
    それって……!
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    エメトセルク : こうして災厄は過ぎたが、
    ゾディアークという強大な力を巡って、人の意見は割れた。
    エメトセルク : それを封じるべきとする者によって、
    枷となるもの……ハイデリンが生み出された。
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    エメトセルク : ゾディアークとハイデリンは戦った。
    結果は、ハイデリンの辛勝……。
    エメトセルク : ハイデリンが放った渾身の一撃で世界は分かたれ、
    ゾディアークもまた、分断されて封印された。
    エメトセルク : ……以上、忘れられた歴史の話だ。
    信じるかどうかは勝手にしてくれ。
    ハイデリンの言い分は、どうせ違うだろうしな。

愛用の紀行録情報(カットシーン)

関連項目

鏡像世界

ゾディアーク】【アシエン】【闇の戦士

ゲルンの託宣