バインド
バインド(bind)
- 新生で導入される要素
- 装備アイテム類でこのバインド属性がついているものは、装備した状態で錬精度が貯まる行為を行うとそのプレイヤーにバインドされてしまう
概要
- 装備品の中に「バインド」属性を持つアイテムが存在する
- これらの装備を着用した状態で錬精度が1以上貯まる行為を行うと、いわゆる「エクレア」装備と同じ状態に変化し、他のプレイヤーに譲渡することができなくなる
○○○○(装備品名)がBIND属性になりました。
- 譲渡とは、他のプレイヤーとの直接トレードや、モグレターへのアイテム添付などを指している
- 自分のリテイナーにはバインド状態のアイテムであっても渡すことはできる。ただしリテイナーから(複数アカウントや別キャラクターを含み)他プレイヤーへの販売はできない。
コンセプトと問題点
コンセプト
- バインドシステムのコンセプトは、ゲーム内経済においていわゆる中古品がどんどん市場に出てしまうとアイテムがあふれることになり、クラフターの新規参入が難しくなる。バインドされることで中古装備アイテムの二次流通をなくし、常に新陳代謝を行うことでゲーム内経済を活性化させたいという建前にもとづいている。
- 公式回答でも「友達にお古の装備を渡したい」という希望もあるとおもわれるが、クエストでももらえるようになっており、レベル50までクエストを実行することで装備には困ることがないように作っていると述べている。
導入の経緯と問題点
- 実際には、旧フォーラムで一部のクラフターメインのプレイヤーの騒ぎに押し切られたというのが実情である。事実、中古装備品が出品できた旧FF14に比べると、新生後はサーバー当たりのプレイヤー人口は何倍にも増えたが、装備品の流通量は増えているようには感じられずむしろ減っている。
- これは、装備品レシピの製作に必要な素材などが多く、また下位装備品の製作には下位素材が必要になるなどの階層構造になっているためである。さらに売り場所が限られるために、「売れない・儲からない」下位装備より最新装備品を並べたいために「中下位装備品など売ってられない」というクラフター側の問題もある。
- 開発側でもAF装備や戦記装備のばら撒き、2.x世代の詩学装備を残すなどの手当をせざるをえなくなっており、後続プレイヤーはトークンを貯める他に安価なキャッチアップ手段がなくなっている。これにより後続プレイヤーは「IDに着ていく服がない」状態でIDに挑まざるを得ない状態になってしまっている。※一部高額な(販売側にある程度の利益が見込める)新式装備が用意されているが、馬鹿正直にこれを買い続ければテレポ代すら出せないという状態になるだろう。
- 結果的に、近視眼的な儲けを主目的としたプレイヤーに「流通」を語らせるとロクでもない結果になるという見本になってしまっている。例えばハウジングエリアのプレイヤーズショップではバインド品も並べることができるなどの対応があれば、ロールプレイ的な側面と合わせて後続プレイヤー救済になったかも知れない。
- ともかく最新パッチの装備品はともかくとして、中下位レベル帯の装備品の流通量については問題が出ていると言わざるをえない。さらに今後もレベルキャップは上昇し、中下位レベル帯装備品は欠乏の一途をたどる。過疎レベル帯の装備品手当はクエスト頼り、トークン頼りとなり、旧フォーラムで騒いだ人の言うネトゲらしい流通などなくなっている。現在はモブハントなどで下位装備品入手をカバーしているが、拡張ディスクによるエリア拡大とともに新生・蒼天エリアの過疎化が進んでいけば、そうした施策も届かなくなる日が来るのは目に見えている。
- さらに10年後を考えると、開発の施策もあって最後まで残るプレイヤーはギャザラークラフターも上げていく可能性が非常に高い。いわば「限界集落でほぼ全員がクラフター」「小さい村でほぼ全世帯がコンビニ開店」という状態になる。このツケは、結局「物を売ること」を楽しみとしているクラフターに真っ先に跳ね返っていくことは容易に想像できる。
関連項目
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