ナナモ・ウル・ナモ暗殺計画
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概要
経緯
カルテノー平原領有問題
- 第七霊災後、カルテノー平原においてアラグ帝国時代の遺跡「オメガ」が発見された。
- このオメガの埋まっているモードゥナ一帯は歴史的な経緯からどの国家にも属していなかったため、当初領有権を巡りリムサ・ロミンサ、ウルダハ、グリダニアの間において、対峙することとなった。
- しかしエオルゼア軍事同盟に亀裂が入ることを恐れた各国首脳により、三国の間で「同地で起こった対立の一切を外部に持ち出さない」という協定が結ばれる。
- ウルダハ砂蠍衆のテレジ・アデレジはこの協定を逆手に取り、アラミゴやドマからの難民を植民させることで遺跡の独占を密かに手中にせんと、「フロンティア計画」をでっちあげる。
- しかし、ナナモ女王が自ら王位を退き共和制への移行を考えていることを知ったテレジ・アデレジは急遽計画を変更、傀儡としての利用価値がなくなると見るやナナモ女王を暗殺し、代わりに前王朝ソーン朝の血を引く女性を女王に建て事を一気に進めようとした。
ロロリトの陰謀
- このテレジ・アデレジの暴走に気づいた砂蠍衆のロロリトは、テレジ・アデレジの女王暗殺計画を利用することでテレジ・アデレジ自身の排除を企てる。
- ロロリトの狙いは自らの事業の継続にあり、その事業はウルダハ王政での拮抗状態に依存している。しかしテレジ・アデレジの計画通り王政に混乱が起きるとこれが妨害されてしまうため、テレジ・アデレジの排除を企図したものである。
戦勝祝賀会
- イシュガルド防衛の「戦勝祝賀会」がウルダハで催されることとなり、暁の血盟メンバーも招集される。ここで毒薬を用いてナナモ女王を暗殺して王宮を混乱に陥れ、その罪を冒険者と暁の血盟になすりつけるというのがテレジ・アデレジの狙いであった。
- この祝勝会の裏側で、ロロリトはテレジ・アデレジに買収されていた実行役の女王侍女メリエルをさらに買収することでナナモ女王に用意された毒薬を昏睡薬にすり替え、女王を殺害ではなく一時的な昏睡状態に陥らせることで、女王殺害を回避すると共にテレジに「暗殺は成功した」と思い込ませる事に成功。
- 一方、ナナモ女王が暗殺されたと誤解した不滅隊局長ラウバーンは激昂し、同様に暗殺が成功したと思い込んで計画を暴露しナナモ女王を侮辱したテレジ・アデレジを殺害。ここにロロリトは、テレジ・アデレジの暗殺計画を裏で操り彼自身を排除することに成功する。
- ラウバーンはテレジ殺害後にクリスタルブレイブのイルベルドと交戦。建前上はテレジを殺害した乱心者の鎮圧だが、戦いの最中にイルベルドが実行犯と名乗ったためにさらに激昂、隙を突かれて左腕を失う。そのまま劣勢に陥ったラウバーンは敗北、捕縛されて監獄へと繋がれる。
暁の血盟
- この混乱時に、冒険者と暁の血盟も女王暗殺に関与したとの疑いを持たれ、王宮から脱出を図る。特に光の戦士は女王が毒を飲んだ現場に唯一居合わせた人物であったため実行犯の疑いをかけられ、釈明の機会も無く逃亡を余儀なくされる。しかし多勢に無勢で次第に散り散りとなり、最後は光の戦士一人で王宮地下にあるシラディハ水道を通じてようやく脱出に成功する。
- シラディハ水道を抜けた光の戦士は、アリゼーからの依頼を受けて待ち受けていた馭者とシドの助けによりなんとかクルザスへと逃れた。
終息
- クルザスの地で再起したアルフィノ達の動きによりラウバーンは監獄から救出され、事態の解明に向けて本格的に動き出す。
- その後、ラウバーンと協力していたユウギリの捜索により、行方不明になっていた女王侍女メリエルを発見、事の次第を問い詰める。その現場に黒幕のロロリトとデュララ・デュラが現れ、アラミゴ出身者で、ロロリトの意向を受けクリスタルブレイブ幹部となっていたイルベルドが、すでにロロリトの手を離れ行方不明になっていることを明かす。
- ラウバーンは暗殺計画の真相を知っているロロリトを問い詰めるが、ロロリトとデュララは、ラウバーンが正式な手続きを経ずにテレジ・アデレジを殺害した非があることを指摘し、この暗殺計画に関する一切を手打ちすることを提案、ラウバーンはこれを呑まざるをえない状況となり事件は終息した。
影響
ウルダハ王政
- ナナモ女王は引き続き王政廃止を志していたが、ガレマール帝国での新造艦が初飛行に成功し、また新皇帝ヴァリスが動き出すだろうとの情報がロロリトよりもたらされると、今政情を不安定にさせる訳にはいかないとして、女王と砂蠍衆による現状の王政継続の道を取らざるを得なくなる。
砂蠍衆
- ロロリトおよびデュララの発言力拡大。
- ラウバーンは左腕を失い、マラサジャ収容所に収容される。その後救出され、手打ちにより砂蠍衆に復帰。
- 6名が定員の砂蠍衆は、テレジ・アデレジ死亡により欠員が出ることとなった。
- この欠員を埋めたのがゴッドベルト・マンダヴィルである。
暁の血盟
- ミンフィリア
- 行方不明だったが、パッチ3.2で「星の代弁者」として再登場している。自らエンシェント・テレポに巻き込まれ星の海にたどり着いたのだという。
- ヤ・シュトラ
- エンシェントテレポ発動後行方不明になるが、その後グリダニアの地脈から発見される。エンシェントテレポの影響により、現在失明状態。
- サンクレッド
- エンシェントテレポでドラヴァニア山脈へ飛ばされ、冒険者に発見されるまでサバイバル生活を行う。エンシェントテレポの後遺症として魔法が使えなくなった他、サバイバル生活中に左目を負傷。
- イダ、パパリモ
- 両名とも無事に逃げ延びる。自身のリンクパールを情報漏洩を防ぐ形で破壊し、アラミゴ方面へと向かう。
- タタル
- リムサ・ロミンサで食材を買い込んでいたため騒動に巻き込まれていない。しかし現地でクリスタルブレイブの隊員が襲ってきたところをフ・ラミンに助けられるがその後はぐれてしまい、ユウギリに助けられ、途中ウリエンジェと合流してイシュガルド入りする。
- ウリエンジェ
- 騒動に巻き込まれず、砂の家にとどまる。
- フ・ラミン、ホーリー・ボルダー、クルトゥネ
- ラザハン行きの船へ飛び乗る形で逃げる。パッチ3.2で帰国し石の家に戻った。タタルの話しによれば、リムサ・ロミンサにいたところを襲われ、その後ラザハンへと逃げたということになる。
クリスタルブレイブ
- グランドカンパニー「エオルゼア」を目指し、その統一組織の魁として設立された同組織であったが、アルフィノの経験不足から政治利用され、その理想はもろくも崩れ去ってしまう。
- イルベルドたちは出資者であったロロリトからも見放されたため、エオルゼア同盟軍から手配される身となった。一方、政治利用に関係なくアルフィノに忠誠を誓っていた数名は暁の血盟に参加することとなり、ここにクリスタルブレイブは解体されることとなった。
愛用の紀行録情報(カットシーン)
- この事件をきっかけに、主要メンバーが一時的にストーリ上からいなくなってしまう。
- ヤ・シュトラ、サンクレッドについてはかなり早い段階で復帰するが、他のメンバーについてはミンフィリアは星の代弁者として、またイダ、パパリモはアラミゴ編への繋ぎとなるなど、物語上大きな分岐点となっている。
事件後の脱出劇
ラウバーン救出~ナナモ目覚め
主要メンバーの復帰
トレーラービデオ
- 「蒼天のイシュガルド」トレーラービデオでも一部が描かれている。
- https://youtu.be/dcVSLjvi6W0?t=79