トレーラービデオ

トレーラービデオ(Trailer Video)

  • FF14の世界観やパッチの概要を知らせる予告ビデオ映像のこと。
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概要

  • 現在のFF14では、「拡張(エクスパンション)が発売される前に発表される予告映像」と、「メジャーパッチと呼ばれるパッチ前に公開される予告映像」の2種類に分かれている。
  • 前者(仮にエクスパンショントレーラーと呼ぶ)は旧ヴィジュアルワークス部(現イメージ・スタジオ部)に発注されハイポリゴンCGで製作されるが、後者(仮にメジャーパッチトレーラーと呼ぶ)はFF14の開発部門である第3開発事業部の部内で製作されているという違いがある。
  • なお一般に「トレーラービデオ」と呼ばれており開発でもそのように発言しているが、Youtubeなどで公開される映像のタイトルは「○○トレーラー(Trailer)」のみとなっており”ビデオ”は付かない。メジャーパッチトレーラーは”パッチ※X.X※トレーラー「※パッチタイトル※」”となる。
    • 元々「トレーラー」は、20世紀初頭のアメリカの映画館において上映されている作品本編映像に続いて紹介されていた新作の予告映像のことで、本編映像に接続された形式で上映されたことから名づけられた名称だという。それが独立して予告映像化した後もトレーラーという名称だけが残り、後に登場したコンピューター作品などでもトレーラーと呼ばれる映像が発表される事が多い。
    • 既にもとの意味が失われつつあり、現在では「観客(購入者)を”惹き付ける”意味においてのトレーラーである」と説明されることもあるようだが、トレーラー(trailer)とは牽引(誘引)される側であって、牽引している側はトラクター(tractor)であることから意味が違ってしまっている。
  • 暁月のフィナーレ」時点において、基本的にはエクスパンショントレーラーとメジャーパッチトレーラーが発表されているが、旧FF14時代や新生初期時代には新コンテンツなどにフォーカスしたトレーラーが製作・公開されていた時期もある。また(確か)新生・蒼天・紅蓮・漆黒の際には新規実装されるフィールドを紹介する「フィールドウォークスルー」と呼ばれるビデオ映像も公開されていた。また現在でも続くものとしては「ジョブアクション」を紹介する映像も公開される。
  • また新しい拡張(エクスパンション)前にはWindowsPCの性能検証用にベンチマークソフトが公開されるが、そのベンチマーク映像を映像作品化したものが公開され、これは「ベンチマークトレーラー」と呼ばれている。

エクスパンショントレーラー

  • 基本的にハイポリゴンのフルCG映像作品となっている。
  • 新しい拡張(エクスパンション)が発売される前に、何段階かに分けて公開される。これは基本的に3回実施されるファンフェスティバルに合わせて3段階に分けられることが多くなっている。抜粋された状態の途中段階で公開されるものは「ティザートレーラー」、最終段階のものは「フルトレーラー」などと呼ばれている。
  • 光の戦士を代表する人物が登場するのが特徴で、実際は名無しの冒険者なのだが、いつのまにかプレイヤー間で「ひろし」と呼称されるようになり、それが公式でも追認されるような状況となっている。「ひろし」の項を参照のこと
  • 基本的に吉田Pが字コンテを書き起こし、それを社内部門であるイメージ・スタジオ部(旧ヴィジュアルワークス部)に発注して製作が行われている。製作に非常に時間がかかるため、新しい拡張が世の中にリリースされた直後には吉田Pは次の拡張の字コンテの締切が近づく状況にあるという。※その約1年半後に最初のティザートレーラーが発表されるという段取り。

メジャーパッチトレーラー

  • 基本的に実機映像(実機で動作するCGモデル)で構成される映像作品となっている。ただし開発環境で特殊なツール類なども駆使されているため、プレイヤー環境では再現できない映像も含まれる。
  • X.1~X.5までの間、(小数点第一位までの)メジャーパッチごとに製作され、プロデューサーレターLIVEなどパッチタイトル発表時に公開される。
  • こちらはFF14の開発部門である第3開発事業部で製作されている。
  • 初期のトレーラービデオは髙井浩氏により製作されており、プロデューサーレターLIVEなどで紹介されたこともあり「髙井カメラ」などの単語がプレイヤーに広まることとなった。※これが、エクスパンショントレーラーに登場する光の戦士が「ひろし」と呼ばれるようになったきっかけでもある。
  • パッチ3.3以降は市田真也氏により製作されており、現在はチーム内で幾人かの担当に分担して製作しているという。詳細は「市田真也」の項を参照のこと
    • ※髙井氏の頃がどうなっていたかは不明だが、市田氏によれば引き継いで以降は市田氏が字コンテを書き起こしているという。
  • なおこちらのメジャーパッチトレーラーでも共通の人物が登場する。本来はこちらはハイポリゴントレーラーに登場する「ひろし」とは別人なのだが、開発にすらこちらも「ひろし」と呼ばれることがままある。
    • 基本的にメジャーパッチトレーラーはいわゆる実機映像を使用して製作されることから、登場キャラクターも基本的にはプレイヤーキャラクターとして真似することも可能となっている。※一部実機(いわゆるPCBやPS5などゲームクライアント環境)では再現できないカメラ動作などが利用されている。

ベンチマークトレーラー