テンパード(Tempered)
- ゲーム内設定。
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概要
- 蛮族により召喚された蛮神は、捧げられるクリスタルと祈りの力の量によって強さが上下するため、「祝福」と称して蛮族・人間種に関わらず特殊な力で洗脳をする。
ミコト : 大量のエーテルと人の祈りによって降臨する蛮神や闘神は、 「祝福」と呼ばれる強力な力で人間や獣人を「洗脳」します。 そうした洗脳された者たちのことをテンパードと呼んでいます。
- こうして蛮神により洗脳された者は、「テンパード」と呼ばれる信者になる。テンパードは蛮神の為にクリスタル強奪や誘拐事件等、犯罪行為に及ぶ者も少なくない。
ミコト : テンパードは身も心もその蛮神の虜になってしまうとのことで、 蛮神の隷(しもべ)として生涯を捧げるとか。 蛮神のためならたとえ我が子でも殺すといわれています。
- テンパード化された者を元に戻す方法は見つかっていない為、犯罪者として捕らえたテンパードは基本的に殺害するしか方法がない。
ミコト : 残念ながら、テンパード化した者を元に戻すことはできません。 ……シャーレアンでも研究は進めていたのですが、 現在の私たちはテンパードを無力化することはできないのです。
アリゼー : とはいえ、長い間、テンパードの治療は不可能とされてきた…… 患者は処分されてきたから、研究が進んでいるとは言えないわ。
「汚染者」
- 第三星暦時代のアラグ帝国では、テンパード化された者を「汚染者」と呼んでいたという。
グ・ラハ・ティア : ああ……。 アラグ文明では蛮神のことを「闘神」、 テンパードのことを「汚染者」と呼んでたんだ。
海外での用語
- 本来「テンパード(Tempered)」とは、鋼鉄などを「鍛えた」という意味で、これは焔神「イフリート」の青い炎によって、「魂を焼き鍛えられた」状態であることを示している。
- 日本語版ではすべての蛮神の信者が「テンパード」と表現されているが、英語版では水神「リヴァイアサン」の信者は「Drowned(溺れた者)」、雷神「ラムウ」の信者「悪い子シルフ」は「The touched sylphs(触れられたシルフ)」などと個別に別々の言葉で表現されている。
- この理由について、第27回PLLにてローカライズ担当のマイケルより説明が行われた。イフリートは火によって焼かれたという意味だが、英語版で使っているテンパードを採用した。その後の蛮神信者については、蛮神ごとにいちいち変わるとわかりづらいので統一したが、(もともと意味を持って付けられた)英語版では違和感があるのですべて変えているという。
- 「第27回FFXIVプロデューサーレター LIVE」の動画とまとめを公開! (2016/02/10)
Q: リヴァイアサンのテンパードのことを「Drowned(ドロウンド)」と呼ぶと聞いたことがありますが、ほかの蛮神のテンパードにも同じような名前があるのでしょうか?もしあれば教えてください。
A: マイケル:あります。
吉田:日本では蛮神をあがめる者すべてを「テンパード」と総称していますが、海外ではそれぞれの蛮神を崇めている者はすべて名前が違います。
マイケル:最初の蛮神が「イフリート」だったので、「火」によって製錬される意味を持つで「Tempered(テンパード)」と名付けました。その際に日本語の名称をどうするかの話になり、当時の開発内では「信者」という単語をつかっていました。しかし、「信者」だとあまりにもインパクトがないので、当時のシナリオライターだった新納と話して、「テンパード」になりました。ただ、日本語で毎回名前を変更すると横文字の羅列になってわかりづらいと感じたために、日本語はすべて「テンパード」に統一されました。
英語だと、「Tempered」はやはり「火」に関わり強い意味合いになってしまうので、対局となる「リヴァイアサン」が出てきた時に違和感が生まれてしまいました。そのため、『一度溺れて死んでしまった者達は死を恐れない強い戦士』という意味で、「Drowned」と名付けました。
- 「第27回FFXIVプロデューサーレター LIVE」の動画とまとめを公開! (2016/02/10)
テンパード化を解く方法
- 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
- パッチ5.4まで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
- 従来、一度テンパード化された者を救う方法はないとされていた。
- しかしパッチ5.3メインクエストにおいて、第一世界で”ポークシーを使った罪喰い化を治療する術”について取り組んできたアリゼーは、それを応用することで原初世界でのテンパード化された人々を救い出す方法があるのではないかと提案する。→「ベーク=ラグ」の項を参照の事
アリゼー : ええ、実は…… テンパード化を解く方法を探してみたいのよ。 アルフィノ : なるほど、ポークシーを使った罪食い化の治療…… あれを応用するという話だね?
アリゼー : あらためて説明しておくけれど…… 私がテンパードの治療を思い立ったのは、 第一世界で、ハルリクを治療したときのことよ。 アリゼー : 罪喰い化している人たちの、心身から活力がなくなってる状態と、 テンパードの状態に共通点があると気づいたの。 アリゼー : つまり、テンパードも罪喰いと同じく、 魂が不活性化した状態であると考えたのよ。 グ・ラハ・ティア : なるほど、それでポークシーを用いた活性化魔法で、 治せる可能性がある、と……。 (「アリゼーの志」)
- 蛮神やテンパードを捕らえて利用していたアラグ帝国に解決の糸口があるというグ・ラハ・ティアの助言を得て、蛮神の研究をしていたアジス・ラー「魔科学研究所」に向かう。(「アラグの研究者」)
- そこで魔科学研究所に所属する研究者であったオーエンなる人物が残していた「闘神の汚染者に関するレポート」を発見する。
オーエン : このレポートでは主に、 なぜ、闘神によって人は従属を強制され、 「汚染者」になってしまうのかを解説していく。 オーエン : 結論から言えば汚染者とは、 「魂」を構成するエーテルが変容した者である。 オーエン : 通常、人の魂を構成するエーテルは、 ひとつの属性に偏らない、バランスの取れた状態になっている。
オーエン : しかし、闘神のエーテル放射を浴びることによって、 魂は、その闘神が有する性質、つまり属性に捻じ曲げられてゆく。 オーエン : 例えば、魔神セフィロトのエーテル放射を浴びた場合、 魂のエーテルは、土属性へと変容してゆく。
オーエン : これにより、土属性の魔法を容易く扱えるようになったり、 異常な耐久力を得て、戦闘能力が高まったりする。 そして、これを繰り返すと、やがて肉体までもが変化するのだ。
オーエン : また、汚染者たちの魂を調査したところ、 属性のみならず、霊極性化が進行していることが判明した。 オーエン : 霊極性とは、すなわち停滞の極性である。 おそらく、魂が霊極性化することで自我が薄められた結果、 闘神に対する信仰心ばかりが、際立つことになるのだろう。 オーエン : こうして汚染者たちは、闘神だけを崇めるようになり、 その信仰心を糧に、闘神はさらなる力を得るのである。 オーエン : 私はこの研究から、闘神のエーテル放射を遮断し、 汚染者となることを防ぐ、特殊な素材を開発することに成功した。 しかし…… オーエン : しかし、その研究のため、多くの部下が汚染者となり、 無情にも……処分されてしまった。 オーエン : 私は、汚染者の治療法の研究を申請したが、 アモン様の必要なしという一言で却下されてしまった。 オーエン : そして異議を唱えた私は、 魔科学研究所から追放されたのだ。 おそらく、このレポートも登録抹消されていることだろう。 オーエン : いつの日か、汚染者の治療に挑む者が現れることを願いつつ、 レポートを終える……。 以上……。 (「ノアの仲間たち」)
- なおこれで治療できるのはあくまで軽度な症状のみである。
グ・ラハ・ティア : 加えて、理論上、この術で治せるのは魂の変容だけだ。 エーテル放射を重ねられ、肉体にまで変異が及んでいる場合は、 残念ながら治せない。
- このアリゼー発案の「テンパード化を解く方法」は、ガ・ブを救いたい一心で取り掛かったものであったが、蛮族問題を共通課題としていたエオルゼア各国にとっても渇望していた技術であった。
アルフィノ : テンパードの治療法確立は、 長年、蛮神問題を抱えていたエオルゼアにとって、 新たな突破口となるだろう。
- マトーヤの協力も得て、魔法生物ポークシーを量産化する目処をつけた暁の血盟は、リムサ・ロミンサを手始めに蛮族問題の解決に乗り出すのであった。
- ※これに関する発言を、世界設定班の織田氏がとある雑誌インタビューで行っている。「エーテル学#参考」を参照のこと
ネタ用語化
- この”洗脳された者”を意味する「テンパード」という用語は、特にFF14に対してアンチ的活動を行う人々の間で自分の主張に反対する対象(つまりは現役プレイヤー)をひとまとめにする都合の良い言葉であり、テンパードを略した「テンパ」の前に名詞などを付け加えた「吉田テンパ」、あるいは単純に「テンパ」などという用例が某掲示板やアンチブログにおいて散見される。
新生FF14教信者または吉田信者をこう呼ぶ。
FF14及びプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹を異常なまでに持ち上げ擁護、そして他ゲーを攻撃しまくるユーザーのことをテンパと呼ぶようになってしまった。