ティアマット(Tiamat)
- 七大天竜の一翼
- 「黄昏に消えゆく竜」

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概要
- バハムートとともに南方大陸メラシディア大陸に渡り子をなす。
ティアマット:始原の時、生まれたばかりのこの星に、 我が父、ミドガルズオルムは降り立った。 ……七の卵を携えてな。 我と愛しき同胞であったバハムートは、 南方大陸メラシディアに渡り、多くの子を成した。 だが五千年の昔…… 人の軍勢、すなわちアラグの民が南方を侵略。 我らが子を焼き、遂にはバハムートをも殺したのだ……。 我を深い悲しみと絶望が包んだその時であった……。 漆黒の衣をまとった者、アシエンが現れたのは。 我は奴らと密約し、バハムートの復活を願った…… だが、呼び降ろされたそれは、紛い物だったのだ。 アシエンどもはアラグの民にも知恵を授け、 バハムートは、永遠の檻に捕えられた。
性別について
- ジャーナルにて登場したメインクエストの説明に「彼女」と記載されている為、雌竜である事がわかる。
- ただし公式世界設定本によれば、ドラゴン族には雌雄の区別はないとされ、また「番い」と呼ばれる状態になることがあってもこれは人の世で言う婚姻関係ではないとする。
古代アラグ帝国
- のちメラシディアに侵攻してきた古代アラグ帝国によりバハムートを殺されてしまう。怒りのあまり、近づいてきたアシエンにそそのかされ、彼らと密約することによりバハムートを「蛮神」として復活させる。
- しかし復活したバハムートは生前とは違う紛い物であった。
封印
- その後蛮神バハムートはアラグ帝国に捕らえられ、衛星ダラガブに封印される。
- ティアマット自身もアラグ帝国に捕らえられ、バハムートの魂を穢した自責により、現代までアジス・ラー(デルタ管区8-30)に封印され続けている。
- 「黄昏に消えゆく竜」
ニーズヘッグ討滅後
- ニーズヘッグ討滅後、クエスト「友の微笑み」で訪れる場面がある。
ティアマット : 何者かと思えば……我が父と旅するヒトの子か……。 お主が去った後、一度だけニーズヘッグが飛び去る姿を見た。 いったい、何があったというのだ……? ティアマット : ……なんと……なんということだ。 闇の使徒、アシエンと蛮神を討ったものの、 竜の眼に宿った怨念が、ヒトの身体を奪い影と化したというのか? ティアマット : だが、それも打ち払われた……と。 そうか……我が兄弟、ニーズヘッグもまた散ったか……。 ティアマット : 安心せよ、お主を怨みはせぬ。 怨みが心の目を曇らせるということは、 嫌と言うほど知っているのだ……バハムートが散ったときにな。 ティアマット : ニーズヘッグも、かつての我と同じだったのだ。 愛する妹を殺され、ヒトを怨み、復讐を成そうとした。 それを責めることなど、どうしてできよう? ミドガルズオルム : 我が子、ティアマットよ……。 未だヒトを怨むか? ティアマット : 我が父、ミドガルズオルム……。 我が怨みは、とうに枯れ果てました。 アラグが滅び去った今、残されたのは後悔と悲嘆の念のみ。 ティアマット : 仮に怨念が残されているとすれば、ヒトの欲と力を侮り、 アシエンの甘言を信じた、己の愚かさに対してだけ……。 ミドガルズオルム : そうか、我が子よ……。 だがそれでも、我は未だに希望を抱いている。 ミドガルズオルム : フレースヴェルグの眷属たちは、 ふたたびヒトと融和を結び、ともに生きる道を選んだ。 そうした想いこそが、闇を退ける力となり得ると信じたいのだ。 ティアマット : ……では、我は見守りましょうぞ。 この時の牢獄の中で、ヒトと竜が交わる未来を……。 ティアマット : さあ、ハイデリンの使徒よ……。 語らいの時は終わった……行って、戦いに戻るがいい。 闇の者すべてが滅んだわけではないのだから……。
出典
現実の神話でのティアマット
- バビロニア神話の女神。
- 名は、アッカド語で全ての神々を生み出した「生命の母」を意味する。
FFシリーズでのティアマット
- FF1にて風のカオスとして初登場して以来、たびたびボスキャラとして登場している。