ゾディアックブレイブストーリー(the Zodiac Brave Story)
- ゲーム中に登場する物語の名前
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概要
- パッチ4.1実装の「リターントゥイヴァリース」の中で登場する。
- FF14におけるゾディアックブレイブストーリーとは、ガレマール帝国では誰もが知る「おとぎ話」であるとされる。
リナ・ミュリラー : 平民の若者ディリータがいくつもの苦難を乗り越え、 英雄となって幻の王国「イヴァリース」を建国する……。 それが「ゾディアックブレイブストーリー」のあらすじよね。
シド : 子どもの頃、よく親父に読んでもらったっけ。 ガレアン族なら誰もが知っている伝説さ。 ただのおとぎ話だと思ってたけどな。
ゾディアックブレイブ(the Zodiac Braves)
- イヴァリースに厄災が起こるとあられ平和をもたらす12人の光の勇者。
異邦の劇作家 : 恐ろしい悪魔や魔物、災いが起こると、 12人の光の勇者が現れイヴァリースに平和をもたらすという。 その12人の光の勇者を人々はゾディアックブレイブと呼んだ。
初代ゾディアックブレイブ
- 神聖ユードラ帝国末期にわずかな仲間と立ち上がった勇者。12人いたとされる。
ジェノミス・レクセンテール : そんな時、わずかな仲間と共に立ち向かう勇者が現れた。 それが初代ゾディアックブレイブと呼ばれる勇者アジョラだ。 彼らは12個の聖石を持っていたというが定かではない……。 ジェノミス・レクセンテール : 帝国との戦いは数十年に及んだようだ。 アジョラは神の御子を自称し、 予言者として民衆の支持を集めていたらしい。
- 聖人アジョラ(Saint Ajora)
聖人アジョラ(Saint Ajora)
- 神聖ユードラ帝国末期に民のために立ち上がり、20年に及ぶ戦いの末に勝利するが、同時に命を落としたという。
ジェノミス・レクセンテール : 最初はわずかな人数のグループだったが、 次第に大きな組織となり、帝国との戦いが20年に及ぶ頃、 数万の反乱軍を抱える組織へと成長を遂げた……。 ジェノミス・レクセンテール : 詳細は不明だが、とにかくアジョラは帝国に勝利した。 その際、帝国の都であったミュロンドは、 聖石の力で崩壊し、海底へと沈んでいったという……。 ジェノミス・レクセンテール : 勝利と引き換えにアジョラもその命を失った。 後世、アジョラは神と同等の存在として祀られ、聖人となった。
- 一説にアジョラは禁断の召喚魔法を使ったという。
ジェノミス・レクセンテール : だが、生き残ったアジョラの仲間が意外な言葉を口にする……。 最後の決戦でアジョラは禁断の召喚魔法を用いたという。 そして召喚された何者かが帝都を滅ぼしたらしい。 ジェノミス・レクセンテール : 思うに、その時、召喚されたのが聖天使アルテマだったのでは? 帝国を滅ぼしたアルテマを制御できないことに気づき、 ミュロンドごとアルテマを異空間に封印した……。 ジェノミス・レクセンテール : いや、これは私のただの推測……妄想でしかないがね。 裏付ける証拠が乏しいが、そう考えると色々と辻褄が合う。 そうは思わないかね?
新生ゾディアックブレイブ
- 12人いたとされる。
- 平民王ディリータ(King Delita)
- 占星術師メレンカンプ(Müllenkamp the star seer)
- 暗殺者アシュレイ(the assassin Ashley)
ガレマール帝国に伝わるゾディアックブレイブストーリー
- ガレアン族の間では子どもでも知っているおとぎ話であるという。
異邦の劇作家 : ガレアン族の間では子どもでも知っているおとぎ話のような伝説さ。 世界なのか国なのかわからないが、 かつてイヴァリースと呼ばれた処がどこかにあった。 異邦の劇作家 : 恐ろしい悪魔や魔物、災いが起こると、 12人の光の勇者が現れイヴァリースに平和をもたらすという。 その12人の光の勇者を人々はゾディアックブレイブと呼んだ。 異邦の劇作家 : ゾディアックブレイブはその時代ごとに登場するんだが、 占星術師メレンカンプ、聖人アジョラ、暗殺者アシュレイ、 私が知る限り8組はいるが、一番人気は平民王ディリータだ。 異邦の劇作家 : アトカーシャ王朝の時代、世継ぎを失ったことにより、 黒獅子公と白獅子公の二手に分かれて後継者戦争が勃発した。 そのとき、彗星のごとく現れたのがディリータという名の若者だ。 異邦の劇作家 : 戦渦によってイヴァリースが焦土と化す中、 ディリータは11人の仲間と共に平和を取り戻すために奔走する。 新生ゾディアックブレイブと呼ばれた彼らは見事、実現するんだ。
- 劇団マジェスティックの主宰ジェノミス・レクセンテールは、このおとぎ話を元にした戯曲を書き、ガレマール帝国で人気を博した。
アルマ・レクセンテール : ガレマール帝国では誰もが知る「おとぎ話」をモチーフにした ミュージカル「ゾディアックブレイブストーリー」、 それが父の最後の戯曲……。 アルマ・レクセンテール : この舞台は帝国内でも大成功を収めたんです。 でも、その成功が現政権にとっては邪魔……。 私たちは石もて追われるように帝国から去るしかなかったんです。
異邦の劇作家 : 「ゾディアックブレイブストーリー」を興行していた頃は、 100人を超える役者や裏方がこの劇場艇で暮らしていたんだがな。 今じゃこの有様さ。
続編
- 劇団マジェスティックの主宰ジェノミス・レクセンテールは、この「ゾディアックブレイブストーリー」の続編を作ろうとしている。
アルマ・レクセンテール : ……父は大成功を収めた、 「ゾディアックブレイブストーリー」の続編を、 作ろうとしていたんです。
リナ・ミュリラー : でも、ディリータがイヴァリース王になって物語は終わる。 なのに、その続編ってどういうことかしら? 完結してるのに、続編って……?
アルマ・レクセンテール : 平民王ディリータを陰から支えた、 「もうひとりの英雄」にフォーカスした物語、 ……真のゾディアックブレイブストーリー、そう言ってました。 リナ・ミュリラー : もうひとりの英雄……? アルマ・レクセンテール : ……伝承によると、ディリータの親友だったとか。 ディリータの妹が亡くなった事件をきっかけに袂を分かち、 以来、交わることなく別行動をとり続けたそうです。 アルマ・レクセンテール : ですが、その「名も無き英雄」は、 ディリータの邪魔をする者たちをひそかに討ち取り、 イヴァリースの建国を陰から支え続けたと言います。 リナ・ミュリラー : そんな伝承……聞いたことないわ。
イヴァリースの都
- ダルマスカ沙漠がイヴァリースの都であるとされる。
アルマ・レクセンテール : え……ええ、そうです。 ヤンサに隣接するダルマスカ砂漠こそが、 イヴァリース伝説の中心だと結論づけていました。 シド : ダルマスカといえば、帝国に組み込まれるまでは、 比較的長い間、独立国家として栄えた王国だな。 アルマ・レクセンテール : 父は過去にも何度かダルマスカ砂漠へ発掘旅行に行ったんです。 そこで、こんな不思議なクリスタルを見つけてきました。 アルマ・レクセンテール : 父は、このクリスタルを「聖石」と呼んで、大切にしていました。
シド : 「聖石」ってのは、イヴァリース伝説に登場するクリスタルさ。 神が王になる者に贈ったとされるもので、 ディリータはこの「聖石」を集めて王座に就いたんだ。
ラザハンに伝わるゾディアックブレイブストーリー
- 「ゾディアックウェポン」クエストで登場したジャルザーンの故郷である近東サベネア島のラザハンにも、ゾディアックブレイブストーリーが伝わっているという。※サベネア島はオサード小大陸のほぼ西に位置しており、距離的にはかなり近い。
ジャルザーン : エオルゼアの民は、英雄を「光の戦士たち」と呼ぶらしいな。 しかし、我ら「ラザハン」の民は、こう呼ぶのだ。 ……「ゾディアックブレイブ」と!
ゾディアックウェポンの真実
- ジャルザーンもこの「黄道十二文書」を読み、記された武器の記述に信憑性を見出したために研究を始めたのだという。
ジャルザーン : ああ、ゾディアックブレイブの英雄譚だろう? そもそも、私がこの研究を始めたのも、 そこに記された武器の記述に、信憑性を見出したからだ。 ゲロルト : フン……そンじゃあ、これは知ってるか? ゾディアックブレイブは、輝きを帯びた武器で、 魔人を倒したのではない……ってことを。 英雄たちが魔人を倒し、その血を受けた瞬間に輝きを放ち、 「ゾディアックウェポン」が覚醒したンだよ。 これが後世に伝わる過程で、話がすりかわっちまったンだ。
「黄道十二文書」について
- 「黄道十二文書」は、散逸した古の英雄の逸話を集め、編纂し直したものであるという。
- ただし「霊獄」之巻は、再編の過程で得た情報を余さず記そうとした補足的な研究書であり、未完に終わったため数が出ていないという。
- 古文書「黄道十二文書:星天」
古の英雄、ゾディアックブレイブの活躍を描いた古文書。英雄の愛器を記した星天の章
- 「黄道十二文書:霊獄」について
ジャルザーン : ……ただ、私にはひとつ、わからぬことがあるのだ。 最後の情報となった「黄道十二文書:霊獄」の書は、 なぜ、未完に終わり、世に出回らなかったのだろうか……。 ゾディアックブレイブについての、貴重な文献だというのにな。 むぅ、ゲロルトなら、なにか知っているに違いない。 後学のために聞いておかねばならぬな! ゲロルトよ、後学のために聞かせてくれ。 「黄道十二文書:霊獄」のような、未完の文書を、 お主はどうやって手に入れたのだ?
ゲロルト : 「黄道十二文書」自体は、多くの写しが作られたがな、 未完に終わった「霊獄」之巻だけは、数がねぇンだとよ。 だから、ジジイの国では手に入らなかったンだろ。 そもそも「黄道十二文書」は、 散逸した古の英雄の逸話を集め、編纂し直した代物だ。 だからこそ、文学としても優れているし、写しも多い。 だが、「霊獄」之巻は、再編の過程で得た情報を、 余さず記そうとした補足……文学というよりゃ、研究書だ。 おそらく、最後まで書き足し続けていたンだろうよ。
ジャルザーン : なるほど……その無名の研究者に敬意を……。 よければ、著者の名を教えてくれぬかな? 我が心に留めておきたいのだ。 ゲロルト : チッ……めんどくせぇなぁ……。 えーっと、ウルタラム……と書いてあるぜ。 ジャルザーン : な、なな……なに!!?? ウルタラムとは、我が一族の開祖の名だぞ!! ……知識の探求者であり、職人であったというが!? ゲロルト : ……ジジイのご先祖様だと? ゲロルト : ちょっとまて……巻末にかすれちゃいるが…… 著者の走り書きみてぇのが残ってンぞ? 「我、遂に『ゾディアックウェポン』の再現を成し得ず。 志を継ぐ者のために、この巻を記すものなり……」 「そして、いつか現れるであろう再現の成功者に、 敬意を表し、この称号を贈るものである……。 黄道の輝きを生む職人、『ゾディアックマイスター』と」 ジャルザーン : お、おおお…………!!! 私は知らぬうちに、開祖の夢を継いでいたのだな! ああ、この研究との出会いは運命だったのだ……!
関連項目
- 【ジェノミス・レクセンテール】【劇団マジェスティック】
- 【ダルマスカ】【NPC・組織/ジャルザーン】