スタッフ/千葉知樹

千葉知樹

マップデザインについて

  • 千葉氏は、発売前の2010年8月18日に公開されたビデオシリーズ「Eorzea ― The Making of a Realm」の第四弾に登場し、「背景グラフィックのコンセプト」を次のように語っていた。
    Error: Flash Player Cannot Installed.

ファイナルファンタジーXIV開発チームでは、冒険の舞台が、プレイヤーのみなさんにとって何年もわたりそこに滞在し、生活し、探索するにふさわしい 魅力的で奥深い世界になるように、本格的ハイファンタジーとして成立するリアルな空間設計を目指して開発を進めてきました。 ハイファンタジー。すなわちこの世界における独自のリアル感を作り出すため、私たちは、まずハイデリンと その他の天体との関係、惑星構造、大気、気候、地勢、生態系といった自然について詳細に設定しました。

その上で、シームレスによる広大なスケール感を実現させると同時に、高低差を強調した景観作りや 絵画的な光源配置によって飽きのこない空間作りを目指してきました。また、それら自然設定を踏まえつつ、 次に民族、文明、歴史、宗教、建築といった人工要素を設定していきました。 都市やガジェットのデザインでは、天然物と金属という異質な素材を組み合わせることで、 未知の文化への驚きと生活感のある温もりという相矛盾するテーマの両立を図りました。

このように自然や文化を一度本質まで分解した上で再構築する手法は膨大な下準備を要する上、 紆余曲折や無駄も多く、私たちにとっては大きな試練となりました。 しかし、結果として、ハイデリンに存在するもの、例えば岩や木々、建物の柱や室内の椅子にいたるまであらゆるものが、 新しい世界を多層的に描き出す大切な要素として存在しているという認識を背景スタッフで共有できたことは、大きな財産です。

プレイヤーの方には、この世界を訪れ、エオルゼアの風を肌で感じて頂きたいと思います。 そして、その中に隠された自然や歴史などのドラマにまで思いを馳せていただくくことができたなら、背景スタッフとして、これに優る喜びはありません。 エオルゼアでお会いできる日を、楽しみにしています。

実際の評価

  • しかし、正式リリースを受けての評価としては非常に重いものであった。特にグリダニア黒衣森マップはあまりにも特異な「一本道の迷路状の森」であり、一般のプレイヤーが森に感じる要素とはかけ離れていた。また前作FF11のジャグナー森林やロンフォールの森で表現されたものと比べても、明らかに物語性を欠くものであった。
  • ビデオで千葉氏が語った「エオルゼアの風を肌で感じ」「その中に隠された自然や歴史などのドラマにまで思いを馳せ」るために、RPGにとってマップがいかに重要な要素を占めているかをプレイヤーに再認識させてしまったことは、皮肉な結果であった。
  • 10年前であればそれほど酷評されることもなかったのだろうが、オープンワールド形式のゲームが増える中でのあまりにも恣意的で人工的なマップは、ビデオで膨らんだ期待を裏切るに十分すぎるほどであった。

マップ改修

  • 酷評の責任を取る形で退任した田中Pの後を受けて就任した吉田P率いる新体制においても、マップ改修は大きな作業項目となっており、サービス開始から1年弱経過した現在でもコリジョン修正など小手先の修正にとどまっている。
  • 2011年8月現在においてようやく改修マップのサンプルが出来上がり、今後レベルデザインなどを行った上で物量作業でマップ改修を行うと公表されている。

FF11での千葉氏の仕事

  • 実はFF11においても千葉氏はマップデザインに関わっており、とくにワジャーム樹林やエジワ蘿洞において同様の迷路的マップを展開しておりその片鱗をうかがい知ることができる。FF14ではその腕があますことなく発揮された結果、プレイヤーからの酷評を一身に受けることになってしまったと言える。

関連項目

スクウェア・エニックス

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