コラム/10月の公式サイト更新からわかったこと

  • 今回も日米で差異があり、そこから様々なことがわかってくる。

モンスター

  • 一番の違いがモンスターの扱いで、日本語サイトでは「エオルゼア」→「大地や海に潜む物たち」で一覧が紹介されるがここではイラストと名前以外は一切分からない。さらに「ピックアップ」→「職能で変わる冒険者のライフスタイル」の中の「獲物を知り、己を知れ!」のコーナーでアンテロープ、アルドゴート、ラプトルの3種類だけをピックアップして生態などを説明している。
  • 逆に米国サイトでは、「WORLD」の「BESTIARY」に一覧と、一部のモンスター(アンテロープ、アルドゴート、ラプトル)については日本語サイトと同様の細かな説明がついている。
  • ただし日米で大きく異なるのはこの細かな説明部分で、英語サイトでは「ランデル禽獣図譜」の古文書説明があった後に、現代文での説明が続く体裁をとっている。日本語サイトでの説明があっさりとしているのに対して、非常に細かい記述となっている。またBESTIARYページのトップには博物学者であり神学者であるFrandelont Raimdelle氏の言葉が例により入っているが、これについても日本語サイトでは割愛されている。ストーリーの背景を膨らませる部分であり割愛されるのは非常に残念である。
  • ちなみに両者で共通しているのが、ドイツでプレイアブル展示されたαバージョンに入っていたドードー(Dodo)が一覧から削られている点である。

クラス呼称

  • 日本語サイトでは、ファイターおよびソーサラーが「~士」で、またクラフターおよびギャザラーが「~師」で統一されているが、これと似たようなことが英語表記でも行われているらしいことがZAMにより明らかにされている。

    この「士」と「師」の統一は恐らく意識して行われており、現に過去のファイナルファンタジーシリーズにおいては「赤魔導士」や「赤魔導師」など表記が揺れてきた。今回統一されたのには何か意味があるということである。

  • それによれば、たとえばクラス「剣術士[英語表記:Gladiator]」のは、英語ではいうまでもなくSwordになるのだが、「剣術士」は英語ではGladiatorと表記される。これはラテン語で刀剣を意味するgladiusからくる言葉であり、これと同様のことが格闘士[Pugilist](英:hand-to-hand、ラテン:pugnus「拳」)、弓術士[Archer](英:bow、ラテン:arcus「弓」)、槍術士[Lancer](英:lance、ラテン:lancea「槍」)などにおいても行われているとされる。ラテン語ではないが、同様に斧術士[Marauder]はフランス語のmaraud(英語でvagabondの意)からきているとする。

アイテム

  • アイテムについても日米の情報公開で差異がある。例えばアルドゴートの角は4gamerのみに掲載されている情報であり、これが統制ミスなのか、それとも意図して行われたものなのかが興味がわくところである。

ライフスタイル

  • 前回のアーマリーシステムの例として示されたストーリーでは日本語版は「マイク」の一日だったが、英語版ではリーロイ(Leeroy)と別人だった。今回のクラフターのライフスタイルを描いたストーリーでは、日本語版はご存知の通り調理師アマリアとなっているが、英語版ではAeleyoraとこちらでも微妙に違っている。また同様に場所を表す「ガツガツ横丁」はGlutton's Alleyと似た意味の言葉で書かれているが、恐らく個人用商店名である「とと屋」がThe Scratching Postとなっているのも面白い。
 
 

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