アルテマウェポン

アルテマウェポン(Ultima Weapon)

概要

アルテマウェポン
  • 後に「暁の血盟」が公表した最終報告書によれば、ガレマール帝国軍が運用した対蛮神兵器「アルテマウェポン」は、当初ギラバニアの山中にて「化石同然」の状態で発見されたという。アラグ帝国による5000年前の南方遠征で使われた後、放棄されていたもので、優れた魔導技術者である第XIV軍団の幕僚長、ネロ・トル・スカエウァを以てしても再生は不可能と目されていた。
  • ところがアシエンから黒聖石「サビク」なる高濃度のエネルギー結晶が提供される。この謎めいた物質を動力源として利用した結果、「アルテマウェポン」は長き眠りから目覚めたのだという。
  • そして魔導城の戦いにおいても、この黒聖石サビクが重要な役割を果たすことになる。アシエンの介入により、突如として「サビク」に封印されていた古代魔法「アルテマ」が発動されたのだ。激しい閃光とともに大爆発が巻き起こり、魔導城の裏手には巨大なクレーターが穿たれることとなった。
  • だがこの強大な魔法攻撃すら、惑星ハイデリンの「光の加護」によって耐え抜いた英雄たちは、「アルテマウェポン」との死闘を続けることとなる。そして最終的に、激闘の末に見事これを撃破。敵将ガイウス・ヴァン・バエサルもまた、炎の中に消えゆくこととなったのだった。

スペック

  • 獣のような四本の脚を有する下半身に、人型の上半身を取り付けた人馬のような形体をしている。
  • 後にガルーダを吸収することで翼を得て、滑空飛行能力を得た。
  • なお、首筋にあるハッチを開くことで、搭乗員が乗り込むことができ、マーチ・オブ・アルコンズの最終決戦時には、ガイウスの操作により実戦投入されている。
  • ただし、この「有人兵器」である点が、オリジナルの仕様なのかネロによる改修の結果なのかは不明。

蛮神吸収能力

  • 対蛮神兵器として作られたアルテマウェポンには、蛮神の力を吸収するという機能が搭載されている。
  • イフリートタイタンガルーダの三体を同時に相手取り、その全てを吸収するという活躍を見せている。
  • その結果として、高い攻撃力、防御力、そして翼による飛行能力を得た。
  • その点を踏まえると、ただの機動兵器というよりは、生体兵器に近い物である可能性が高い。

コアと古代魔法「アルテマ」

  • 胸部に「黒聖石サビク」と呼ばれる、謎めいた物体を備えており、これをコアとして用いている。
  • アシエン・ラハブレアによれば、「古代アラグ帝国の超文明ですら、その表層しか解明できなかった」という代物であり、
  • その内部には古代魔法「アルテマ」の力が秘められていた。

    余談だが、「サビク」とは蛇遣座で2番目に明るい恒星であり。アシエンが信奉する戒律王ゾディアークは過去作品において蛇遣座と関連が深かった。

プロトアルテマ

  • 拡張パック「蒼天のイシュガルド」にて、魔大陸アジス・ラーのレアF.A.T.Eにて、「プロトアルテマ」というモンスターが確認された。
  • こちらは完全自律型のようで、おそらくは古代アラグ帝国当時に作られた、アルテマウェポンのプロトタイプである可能性が高い。
  • プロトアルテマの外観は、アルテマウェポン系の初登場であるFF6の物に近い。
    プロトアルテマ

関連項目

ガレマール帝国】【蛮神】【ガイウス・ヴァン・バエサル】【アラグ帝国



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