アルテマウェポン(Ultima Weapon)
- 新生(ver.2.0)のメインシナリオラストにて登場。
- 闇の使徒「アシエン・ラハブレア」の手引によってガイウス率いるガレマール帝国第XIV軍団がアラミゴにて発掘・修復した、古代アラグ帝国の「対蛮神兵器」。
概要
- 第七霊災に前後して、アラミゴの古代アラグ帝国時代の遺跡から発掘された。
- これを手にした帝国軍第XIV軍団の軍団長、ガイウス・ヴァン・バエサルは、部下の機工師であるネロ・トル・スカエウァに命じて修復させ、エオルゼア侵攻の切り札として利用した。
- なお、この間にアシエンによる何らかの手引きがあったものと思われるが、詳細は不明である。
- 後に「暁の血盟」が公表した最終報告書によれば、ガレマール帝国軍が運用した対蛮神兵器「アルテマウェポン」は、当初ギラバニアの山中にて「化石同然」の状態で発見されたという。アラグ帝国による5000年前の南方遠征で使われた後、放棄されていたもので、優れた魔導技術者である第XIV軍団の幕僚長、ネロ・トル・スカエウァを以てしても再生は不可能と目されていた。
- ところがアシエンから黒聖石「サビク」なる高濃度のエネルギー結晶が提供される。この謎めいた物質を動力源として利用した結果、「アルテマウェポン」は長き眠りから目覚めたのだという。
- そして魔導城の戦いにおいても、この黒聖石サビクが重要な役割を果たすことになる。アシエンの介入により、突如として「サビク」に封印されていた古代魔法「アルテマ」が発動されたのだ。激しい閃光とともに大爆発が巻き起こり、魔導城の裏手には巨大なクレーターが穿たれることとなった。
- だがこの強大な魔法攻撃すら、惑星ハイデリンの「光の加護」によって耐え抜いた英雄たちは、「アルテマウェポン」との死闘を続けることとなる。そして最終的に、激闘の末に見事これを撃破。敵将ガイウス・ヴァン・バエサルもまた、炎の中に消えゆくこととなったのだった。
- 参考:「聖石#黒聖石サビク」
スペック
- 獣のような四本の脚を有する下半身に、人型の上半身を取り付けた人馬のような形体をしている。
- 後にガルーダを吸収することで翼を得て、滑空飛行能力を得た。
- なお、首筋にあるハッチを開くことで、搭乗員が乗り込むことができ、マーチ・オブ・アルコンズの最終決戦時には、ガイウスの操作により実戦投入されている。
- ただし、この「有人兵器」である点が、オリジナルの仕様なのかネロによる改修の結果なのかは不明。
蛮神吸収能力
- 対蛮神兵器として作られたアルテマウェポンには、蛮神の力を吸収するという機能が搭載されている。
- イフリート、タイタン、ガルーダの三体を同時に相手取り、その全てを吸収するという活躍を見せている。
- その結果として、高い攻撃力、防御力、そして翼による飛行能力を得た。
- その点を踏まえると、ただの機動兵器というよりは、生体兵器に近い物である可能性が高い。
コアと古代魔法「アルテマ」
- 胸部に「黒聖石サビク」と呼ばれる、謎めいた物体を備えており、これをコアとして用いている。
- アシエン・ラハブレアによれば、「古代アラグ帝国の超文明ですら、その表層しか解明できなかった」という代物であり、
- その内部には古代魔法「アルテマ」の力が秘められていた。
プロトアルテマ
- 拡張パック「蒼天のイシュガルド」にて、魔大陸アジス・ラーのレアF.A.T.Eにて、「プロトアルテマ」というモンスターが確認された。
- こちらは完全自律型のようで、おそらくは古代アラグ帝国当時に作られた、アルテマウェポンのプロトタイプである可能性が高い。
- プロトアルテマの外観は、アルテマウェポン系の初登場であるFF6の物に近い。
関連項目
【ガレマール帝国】【蛮神】【ガイウス・ヴァン・バエサル】【アラグ帝国】
余談だが、「サビク」とは蛇遣座で2番目に明るい恒星であり。アシエンが信奉する戒律王ゾディアークは過去作品において蛇遣座と関連が深かった。