古代アラグ帝国(the Allagan Empire)
Table of Contents |
概要
- 5000年以上昔に興り、第四霊災を迎えるまで、千年にわたり栄えた伝説の超高度文明であるという
その「アラグ帝国」とは現在の第六星歴から、さかのぼること5千年以上昔の文明です。 第三星暦の初頭に起こり、第四霊災で滅亡するまで栄えたとされています。
- アジス・ラーに残された清掃端末は、その耐用年数を4962年も超過しているという。
清掃端末が、規定の耐用年数を4962年超過……ザ……。 エラーの再発を防止するため、端末の交換をお勧めします。 直ちに執政官に進言してくだ……ザザ……。
- なお約100年前に統一されたエオルゼアの単位名称は、古代エオルゼア世界を統治していたアラグ帝国の名称を用いたとされる。
- 親衛隊「玉葱兵」の装備を復刻したオニオン装備などにその痕跡が残る。また「アラグ(アラガン)」の名を冠した文物が多数存在する。
アラグ帝国の歴史
- アラグ帝国の歴史についてはまだほとんど明らかになっていない。
- 現時点での断片的な情報に基づく年表については「第三星暦」の項を参照のこと。
初代皇帝
ザンデ
初代皇帝の墓
アラグ文明
主な遺構
- 今も残されている主な遺構群。様式や建築レベルは様々で、文明レベルの高さが垣間見れる。
- アラグ陽道(Royal Allagan Sunway)
- ザナラーンにある街道。古代アラグ帝国時代に築かれたものとされる。太陽と同じく東から西へ伸びる街道。
- アラグ星道(Royal Allagan Starway)
- ザナラーンにある街道。古代アラグ帝国時代に築かれたものとされる。星が南から見えるように、南から北へ伸びる街道。
- ビエルゴズ・ストライク
- 南ザナラーンのサゴリー砂漠にある遺跡。現在はアマジナ鉱山社が古代の遺物を求めて発掘中
- 銀泪湖北岸遺跡
- モードゥナの銀泪湖北岸に広がる遺跡。現在、「聖コイナク財団」が調査中
- 八剣士の前庭(The Eight Sentinels)
- 古代の民の迷宮の前門。属性の力を用いた防護機構兼、古代の民の迷宮への転送装置
- 古代の民の迷宮
- クリスタルタワーを取り巻く防衛施設
- クリスタルタワー
- 第七霊災を機にモードゥナに出現したクリスタルの巨塔(シルクスの塔)。太陽の力を集積するために建造されたという
- ザンデ霊廟
- 第六星暦時代にモードゥナにあった墓所。初代皇帝「ザンデ」の墓だったと伝えられている
- ダラガブ
- 月の衛星。古の蛮神「バハムート」を封じていた。第七霊災時に落下。現在は各地に破片が残されている
- ラグナロク級拘束艦
- かつてダラガブ内で蛮神「バハムート」を拘束していた巨大艦艇。→【大迷宮バハムート】
- シールロック
- 海洋移動型人工島。大召喚士サリの研究成果に基づいて実地実験が行われた。
- 魔大陸アジス・ラー
- アバラシア雲海に浮かぶ古代アラグ帝国の人造浮遊島。
- アメノミハシラ
- 古代アラグ帝国の技術を受け継いでいる鬼師衆が管理する施設
- 楔石の虚
- アウラ族の間では「月神の力の根源たる結晶」とされる。【地名・国名/楔石の虚】
主な遺物
- 今も残された遺物たち。多くは装備等だが、大型の兵器類等も残されている。
- アラグ古銭
- 既に錆び付きボロボロの状態だが、学術的価値は極めて高いとされる。素材は錫、銅、銀、金、白金等がある
- アラガン装備群
- ラグナロク級拘束艦等で発見された武器防具。ハイアラガンの前世代の装備群と思われる
- ハイアラガン装備群
- ラグナロク級拘束艦等で発見された武器防具。一部のキメラ生物も使用しているアラグ最新鋭装備
- クリスタルタワー装備群
- クリスタルタワー等で発見された防具。アラグ帝国式典用の装備
- アラガントームストーン
- アラグ文明の情報が記された記憶媒体。哲学、神話、戦記、詩学、法典、禁書等が発見されている
- アラガンストーン
- 十二神の印が刻まれた小石。当時から十二神信仰が確立されていた証といえる遺物
- アルテマウェポン
- アラミゴで発掘された対蛮神兵器。ガレマール帝国軍が再生して利用した。→「マーチ・オブ・アルコンズ」
- Gウォリアー
- ガーロンドアイアンワークス社員がアジス・ラーを調査した際に発見したもの。→「ウェルリト戦役」
- オメガ
- カルテノー平原地下で発見された対蛮神兵器。現在は所有権をめぐって各都市国家が係争中。→「次元の狭間オメガ」
- ディアブロ・アーマメント
- 古代アラグ帝国が作り出し、ボズヤ王国侵攻時に利用したもの。ガレマール帝国軍第IV軍団のメネニウスが発掘し、再起動する。→「セイブ・ザ・クイーン」
技術力
- アラグ帝国の技術力は、ガレマール帝国の技術水準を軽く凌駕するという。
失われた文明「アラグ帝国」の技術力。それは、我らがガレマール帝国の技術水準を軽く凌駕します。 ガレマール帝国以上の高度な技術を持っていたと、書物で読んだことがある。 ごく僅かだが遺物が発見され、文明が実在したことは証明されているが……まあ、すべての伝承が真実というわけではあるまい。
魔大陸
- 拡張パック「蒼天のイシュガルド」にて、アラグ帝国の人造浮遊大陸アジス・ラー(通称:魔大陸)が発見される。
- その魔科学力は強大で、各種のキメラの製造やドラゴン族の制御等、多岐に渡る。
- アジス・ラー(魔大陸)にある各種システムによると、ガレマール帝国が復刻したアラグの技術は劣化コピーの域を出ていないという。
機械
- 認証システム
- クロニクルクエスト古の神々(三闘神)で登場した。ノーマルバトル終了後にウヌクアルハイから預かった記録媒体を認証システムに提示すると、極蛮神戦が開放された。
- 模擬戦システム
- クロニクルクエスト「ウェルリト戦役」で登場した。ノーマルバトル終了後にガーロンド社の原型師に話しかけることで、さらに協力な模擬戦(極蛮神戦)が開放された。
- 記録システム
- クロニクルクエスト「リターントゥイヴァリース」に登場する。
演出助手っぽい劇団員 : ああ、これですか? シドさんからアラグ文明の記録装置とやらをお借りしたンです! 試しに師匠たちの言葉を録ってみたンですが、どーすか?
- 記録システムγ
- サブストーリークエスト「セイブ・ザ・クイーン」に登場する。
リリヤ : ガンちゃんッスか? ボスがアラグのなんとか遺跡から発掘した骨董品なンスけど、 バリバリの現役大臣で何かと重宝するようッスよ!
キメラ生物・人工妖異
- キメラ生物「ミラーナイト型
強靱な熊の肉体に、梟の暗視能力を組合せた合成獣。 多くの第二世代型と同様、知性の面で課題が残ります。
- シュワブチ
キメラ生物「シュワブチ型」 クローン技術を応用した第四世代型合成獣。 再生能力と知性を両立した、高性能モデルです。
- イクサリオン
キメラ生物「イクサリオン型」 高い知性を有する、アラグ帝国空挺師団用合成獣。 環境変化に弱く、遺伝子異常が生じやすい欠点を持ちます。
- ナーガ
人工妖異「ナーガ型」 妖異研究の一環で試作された人工妖異。 この分野は、今後の発展性の高さから注目を集めています。
宇宙進出
- アラグ帝国が宇宙を目指したのは、ザンデ復活後のことのようだ。宇宙進出を強く推し進めていた人物のひとりがアモンだったのだという。
ただしそれはヘルメスの記憶があったからというわけではないらしい。
グ・ラハ・ティア : ああ……。 ただ、かつてヘルメスとして生きた記憶があったから、 宇宙を目指した、というわけではないはずだ。 グ・ラハ・ティア : あんたがゾットの塔で視たという過去によれば、 アモンがアシエンに召し上げられたのは、 アラグ帝国崩壊の間際だったそうだな。 グ・ラハ・ティア : 宇宙進出を目指していたのは、それよりも前のこと…… 過去の世界のことも、ヘルメスのことも、 知る由はなかっただろう。 グ・ラハ・ティア : ただ……もしかしたら、 魂にも性分ってものがあるのかもしれない……。
- 南方大陸メラシディア遠征で捕獲した最大級の蛮神“バハムート”を拘束した上で、人工衛星“ダラガブ”を打ち上げる。バハムートのフレアを操る能力を利用し、より多くの太陽の力を集め、クリスタルタワーに送信しようとした。
『天を学ぶ~入門編~』 : 我々は遠い空を「天」と呼ぶが、 そこに測り知れないほどの広がりがあると考えた者が用いた、 「宇宙」という言葉も、知識人を中心に定着している。 『天を学ぶ~入門編~』 : 宇宙は、いまだ到達すら叶わぬ、未知の領域だ。 なぜこの星が太陽の周りを巡っているのか、 説明できる者は少ないだろう。 『天を学ぶ~入門編~』 : そうした深淵なる宇宙の理に、過去、もっとも迫ったのは、 古代アラグの魔科学者たちだった。 彼らはダラガブを打ち上げるなど、星外開拓すら目指したのだ。
グローウィングウェイ : そうそう、途中でみんな飛び起きた事件があったんです。 アーテリスから、赤い衛星やら何やらが、 急に打ち上げられてきたんですよ。 グローウィングウェイ : アラグ……でしたっけ? もしやゾディアーク側の息がかかっているんじゃないかと、 私たち、固唾をのんで見守ってしまいました……。 グローウィングウェイ : しばらくして、ハイデリン様から「滅びた」と聞いたときには、 みんなでハミングしちゃいましたよ!
- 金属の開発も行われたのだという。
グ・ラハ・ティア : エクスアダマントって……アラグのか? ヤ・シュトラ : あなた、何か知っているの? グ・ラハ・ティア : ああいや、詳細までは……。 アラグ帝国で生み出された金属なんだが、製造法が門外不出で、 「秘されし金属」なんて呼ばれてたらしい。 グ・ラハ・ティア : かの帝国においては、ダラガブの製造に用いられたり、 宇宙進出の要を担ったって、記録で見たことがある。
ククロ・ダンクロ : エーテル伝導率が、もンのすごくてな……! 今のエーテル縮退炉にも、少量だが使ってるんだ。 ククロ・ダンクロ : ほら、第七霊災の折に、ダラガブが飛び散っただろ? たまたま北洋にポチャンとした破片を引き上げて、 そこから取り出したってわけよ。
グ・ラハ・ティア : みんなの前で話したこととも重複するが…… 歴史上、エクスアダマントが広く活用されるようになったのは、 古代アラグ文明の末期だ。 グ・ラハ・ティア : ダラガブの製造を代表する、かの帝国の宇宙進出。 それに伴って普及した素材のひとつだったようだ。 グ・ラハ・ティア : そして…… その宇宙進出を強く推し進めていた人物のひとりが、 皇帝の側近たる魔科学者、アモンだという。
- 月面「嘆きの海」には、観察艇(ヘイムダル級観察艇)の残骸が残っている。
かりかりレポリット : この先に、アラグの船が墜落してるんです。 もし、持ち帰れそうなアラグの機械部品を見つけたら、 回収してもらってもいいですか?
- 「暁月のフィナーレ」で登場した月への転移装置の土台は、後期アラグ様式であるという。
グ・ラハ・ティア : ああ、悪い…… ファダニエルの操作してた、あの転移装置に、 ちょっと心当たりがあったんだ。 グ・ラハ・ティア : 土台となってるのは、後期アラグの様式だよ。
クリスタルタワー
→【クリスタルタワー】
魔科学
- 当初アラグ帝国は魔法を極めることで繁栄したが、あるときを境に科学技術が発達し、魔法と科学を融合した「魔科学」が隆盛を迎えたという。
もともとアラグは、「魔法」を究めることで繁栄した文明でした。 ところが、ある時を境に、急速に科学技術が発達。 魔法と科学を融合した「魔科学」が隆盛を迎えたのです。
グ・ラハ・ティア : 古代アラグ文明は、 攻城戦において土木工学と魔法を融合させたことに端を発し、 科学と魔法を融合させた「魔科学」を確立させたんだ。 グ・ラハ・ティア : 方舟は、まさしく魔科学の最先端の成果だな。
- 書物も当初は革と紙とインクで製造されていたが、魔科学が発達した後は記録媒体へと移ってしまったという。
そのころ召喚魔法の使い手は、革と紙とインクでできた、 素朴な魔道書を使用していたと聞きます。 雷子を利用した新たな記録媒体が生まれ、 さらには複雑な魔紋を、一瞬で構築する技術が発展し、 魔道書も、武器として洗練されていきました。
再発見
聖コイナク
- あまりにも時代が離れていたため古代アラグ帝国は架空の国家であるとまで考えられていたが、その存在を生涯をかけて証明したのが近代に登場した聖コイナクであり、その功績により「聖コイナク」は聖人に列せられたという。
月の衛星
- エオルゼアでは、アラグ帝国が打ち上げたとされる「ダラガブ」は「月神メネフィナ様の番犬」と呼ばれ、「メネフィナ様を害する魔物が現れたら、こわい番犬ダラガブが出てきて、ガブリとひと噛みして追い払ったという神話」があるという。
その他
大召喚士サリ(Sari)
関連項目
【エオルゼアの歴史】