アトモス(Atomos)
- 未知なる魔物「アトモス」
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概要
- 旧FF14の旧FF14パッチ1.23aで追加されたモンスターのひとつ。
黒き闇
- ウルダハの経済誌「ミスリルアイ」では、次のように解説している。
『六の陽没し 七の月輝きしとき 群雲より 紅き炎降り 奈落より 黒き闇湧かん』
神歴記第七節とされるこの預言詩は、「第六星暦が終わり、第七霊災が始まるとき」を描いたものであると考えられている。そして、「群雲より 紅き炎振り」という下りが、紅く染まった小月ダラガブの巨大化と、近頃の隕石落下現象を指すと囁かれているのだ。
それでは「奈落より 黒き闇湧かん」とは何を示すのだろうか? 筆者は、これこそ現在、各地のエーテライト付近で確認されている大口の魔物「アトモス」なのではないかと考えている。
筆者は、アトモスの目撃情報が寄せられて以来、冒険者を雇って独自に調査を進めてきた。現時点では、まだ「何故、アトモスが現れるのか」という原因までは解明できてはいないが、それでも次々と寄せられている目撃情報と、預言詩の描写との一致が気になってしまう。 「奈落」とは深淵の底たる異界「ヴォイド」を指すのではないか? そして「ヴォイド」から魔物をおびき寄せる大口の魔物「アトモス」が、「黒き闇」の正体なのではないか? 考えれば考えるほど、預言詩が警告する「第七霊災」が恐ろしくなってしまう。 だが、筆者は決して絶望してはいない。なぜなら、預言詩は次のように続いているからだ。
『然れど 古き灰に 新しき種は蒔かれり 其は汝 魔断つ勇の剣 獣畏る優の灯なり』
つまり、霊災という困難の後に、「新しき種」という希望が残されているということだ。 我々ウルダハ人は、転んでも決してタダでは起き上がらない。例え地に伏したとしても、砂子を掴んで立ち上がり、一粒の砂金を見つけるのがウルダハ流だ。 「新しき種」を芽吹かせ、育て、収穫する者となる、それくらいの覚悟を胸に堂々と生きていこうではないか。
デュラル・ザラル
大口の魔物
- 同様に「タウンリポート/アトモスの脅威」ではキピ・ジャッキヤが次のようにレポートしている
早耳、地獄耳のキピ・ジャッキヤです。 今回は、「大口の魔物」に関する続報をお届けするね。
近頃、冒険者さんたちの間で、各地のエーテライトの周辺に現れている「大口の魔物」が「アトモス」と呼ばれはじめているみたい。 この「アトモス」というのは、ヒューラン族の古い伝承に登場する魔物の名前で、「分割できぬもの」って意味があるんだって。言い伝えによれば、異なる世界を結びつけてしまうそうよ。
じゃあ、なんで伝説の魔物「アトモス」の名で呼ばれるようになったのかって話だけど、それは、「大口の魔物」が異界の魔物である妖異たちを次々と招き寄せているからなの。 「大口の魔物」が、異界「ヴォイド」とエオルゼアとを結びつけてしまっている……そんな考え方から、「アトモス」って名前が広まったみたい。
それにしても、こんな一大事だっていうのに、各都市のグランドカンパニーが「アトモス」退治に積極的ではないのがもどかしいところよね。 噂だと極秘の作戦のために、部隊をどこかに集結させてるって話だけど……エーテライト網を脅かす存在を放置してまで、進める必要がある作戦って何なのかしら? グランドカンパニーに頼れないとなれば、後は冒険者さんたち有志に託すしかないわ。 既に一部の冒険者さんは、「アトモス」やヴォイドから来た魔物たちに挑み、撃退の方法を模索しはじめているみたい……でも、くれぐれも無茶だけはしないでね!
この件については、エーテライトを利用するみんなの安全に関わることだから、これからも注目して取材を続けていくつもり。新しい情報を掴んだら、また報告するね! それでは、また!
キピ・ジャッキヤ
未回収伏線
- このアトモスに関するストーリーについては謎が残る部分が多く、特にストーリー上なぜ現れたのかについては神歴記第七節に書かれているということ以外は説明されておらず未回収の伏線ではないかと指摘されることが多い。恐らく新生エオルゼアで語られることになると思われる。
「第七の浄化」でのアトモス出現とエーテライトの変化
- ※下記情報は、旧FF14でのアトモスのもの。ゲーム内イベント「第七の浄化」にて登場した。
【折りたたみます】(クリックで展開します)
- アトモスは登場時点では5ヶ所のエーテライトにPOPしており、その後出現エリアが10ヶ所に拡大している。
- また、元から出現していた5ヶ所ではエーテライトがオレンジ色に変色する現象が確認されている。
- パッチ123aからのパッチリリースごとに挙動や引き連れるモンスター、POP条件などが刻々と変化している。
パッチ1.23a時点
- 当初パッチ1.23aで現れたのが確認された時には、次のような挙動を行なっていた。
- 【パッチ1.23a対象エリア】:キャンプ・エバーレイクス / キャンプ・ブルーフォグ / キャンプ・グローリー / キャンプ・ブリトルバーク / キャンプ・レヴナンツトール
- ※パッチ1.23bでは、対象エリアが変更されている。次項1を参照のこと
- エオゼア時間で6時間おきに、該当エリアの天候が「オーロラ」の時に限り、アトモスがPOP
- 同時にディープヴォイド系モンスターを召喚するが、この時は数名で討伐可能なほどの比較的弱いモンスターが多かった
- ディープヴォイド系モンスターを倒すと稀に「過属性クリスタル」をドロップし、これを街にいるNPC(デュラル・ザラル)に渡すことでクエスト「突撃! 噂の魔物!」が達成できた
- この時点では出現キャンプのエーテライトの色は通常の青色をしており、アトモスに対しては攻撃どころかターゲットすること自体不可能であった
- 【パッチ1.23a対象エリア】:キャンプ・エバーレイクス / キャンプ・ブルーフォグ / キャンプ・グローリー / キャンプ・ブリトルバーク / キャンプ・レヴナンツトール
パッチ1.23b時点
- パッチ1.23bで出現場所が増えた時には次のような挙動を行なうようになった。
- 1.新たに増えた出現場所では以前のパッチ1.23a同様の挙動を行う
- 【対象エリア】:キャンプ・ドラゴンヘッド / エメラルド・モス / キャンプ・クリムゾンバーク / キャンプ・ブラックブラッシュ / キャンプ・ホライズン
- これらのエーテライトは通常の青色をしている。
9月14日にはパッチ1.23b HotFixesがリリースされ、低、中レベル帯のエリアに出現している「アトモス」の周囲にモンスターが出現しないように調整された。
- 1.新たに増えた出現場所では以前のパッチ1.23a同様の挙動を行う
- 2.もともとパッチ1.23aから出現していた場所では、アトモスへのターゲットも可能となり、攻撃できるようになった。
9月14日にはパッチ1.23b HotFixesがリリースされ、「アトモス」のPOP時間がエオルゼア時間0時に固定された。
ヴォイドストーン
- オレンジ色に変色したエーテライトに出現するアトモスは、ターゲットおよび攻撃が可能となっている。
- このアトモスの討伐に成功すると、アトモスが行動不能になって落下した地面に「ヴォイドストーン」が現れる。
- このヴォイドストーンをを調べることで、「過属性クラスター」および「過属性クリスタル」を入手することができる。なおヴォイドストーンは一定時間経過後に消えるが、その間複数回(4回程度)調べることができる。
- 「過属性クラスター」を入手することでアチーブメント「異変を示すクリスタル」達成、街にいるグランドカンパニー決起祭NPCに渡すことで軍票3000と交換できる
- 当初クラスターが無限に入手できる不具合があったがすぐに該当エリアのみを対象とした緊急メンテナンスを行い、初回のみ入手できるように修正された
- さらに9月14日にはパッチ1.23b HotFixesがリリースされ、アトモスの出現頻度および一部の軍票交換品NPC店売り価格を1ギル化する調整が行われた。
- 同様に、「過属性クリスタル」も、4個集めてグランドカンパニー決起祭NPCに渡すことで軍票1000と交換できる
- 「過属性クラスター」を入手することでアチーブメント「異変を示すクリスタル」達成、街にいるグランドカンパニー決起祭NPCに渡すことで軍票3000と交換できる
- クリスタル以外のケース
- ヴォイドストーンを調べた時に、「過属性クラスター」および「過属性クリスタル」以外に次のような現象が起こる。
- クイック状態になる ※効果時間30分、スイフトソングよりも速い速度
- ヘヴィ状態になる
- 「ヴォイドストーン」を調べた際に、稀に「まわりの風景がゆがんで見える……」と表示され、同じ地点へのテレポが発生することがある
- アニマが20~40回復する
出現場所
- パッチ1.23a出現場所
- ※これに伴い、パッチ1.23b時点で1.23aから出現していたブリトルパーク、レヴナンツトール、エバーレイクス、グローリー、ブルーフォグへのテレポアニマが0に変更された。
出現条件
- 詳細は不明だが、以下の法則が判明している。
- ターゲットできないアトモスは計5ヶ所、またターゲット及び攻撃できるアトモスも計5ヶ所あるため、同時刻に他のキャンプに移動するとPOPしている可能性がある
- ※キャンプ移動直後に敵視を受ける可能性があるので要注意
- ※「歩き」に切り替えることで見つかりにくくなるが、一部視覚判定のモンスターを含んでいるため見つかってしまう場合がある
同時POPするモンスター
- アトモス ※テレポアニマが0でない地点のものは攻撃できない
- ディープヴォイド・ウォリアー
- ディープヴォイド・スカンプ
- ディープヴォイド・ソウル
- ディープヴォイド・スレイヴ
- ディープヴォイド・ソウル
- ディープヴォイド・スラッジ
- ディープヴォイド・ウォッチャー
- ディープヴォイド・パイクマン
- ディープヴォイド・ウィザード
暁月のフィナーレ
- 「暁月のフィナーレ」メインクエストにおいて、このアトモスが再び登場する。
- はるか昔、ラザハンが建国された後のこと。太守ヴァルシャーンは偶然発見したヴォイドクラックを拡張すべく錬金術師たちに協力を依頼し、その時にデミール家の当主が調査結果を書に著し、シャーレアンへと贈っていたことがわかった。ヤ・シュトラと冒険者は、ヌーメノン大書院:禁書庫においてその書「デミール家が生んだ奇蹟」を発見する。
デミール家が生んだ奇蹟 : 本書は、デミール家第9代当主ヌハシャンが発見せし秘術、 すなわち世界を繋ぐ門の制御法を記したものである。 デミール家が生んだ奇蹟 : シャーレアン魔法大学学長殿、 ならびに魔法学学会・会員の皆様に、 友情の証として、我が知識のすべてを贈るものである。 ヤ・シュトラ : この署名から感じるエーテル……間違いない。 デミール家のものだわ。 遺烈郷で何度か見かけたことがあるもの。
ヤ・シュトラ : 「妖異には、異界ヴォイドより仲間を召喚する者がいる。 中でも飛び抜けて召喚能力に長けているのが、 『アトモス』と呼ばれる種である」 ヤ・シュトラ : 「アトモスの巨大な口からは、 妖異が次々と転送されてくるため、 鎮圧に当たった星戦士団は、大いに苦しめられた」 ヤ・シュトラ : 「我々はアトモスが、 簡易的なヴォイドゲートの役割を有していると判断。 小型のアトモスを捕らえ、その能力の解明に挑んだ」 ヤ・シュトラ : 「その結果、アトモスは世界の境界に生じた亀裂、 いわゆるヴォイドクラックを体内に取り込むことで、 ゲートへと拡大させている事実を突き止めた」 ヤ・シュトラ : 「このとき、アトモスが発する特殊なエーテル波長を解析。 クリスタルに蓄積されたエーテルを、 これに類似する波長に変換するプリズムの生成に成功した」 ヤ・シュトラ : 「そして、この特殊なプリズムを組み込んだ、 人造アトモスとでも呼ぶべき、魔法人形を完成させたのである」 ヤ・シュトラ : 盲点だったわね。 妖異を招き寄せるアトモス種は、古くから知られる存在よ。 ヤ・シュトラ : 第七霊災の直前にも、 エオルゼアの各地域で、アトモスの出現が目撃されている。 あなたも、一度ぐらいは見たことがあるのではなくて? ヤ・シュトラ : それにしても、人工的に妖異を創ろうだなんて、 シャーレアンの賢人に禁書認定されるわけだわ。 ヤ・シュトラ : ともあれ、お目当ての一冊を手に入れることはできたわね。
関連項目
- 【第十三世界】