アジュダヤ(Azdaja)
- 七大天竜の一翼
- 世界設定本1巻 269ページ
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概要
- 世界設定本で明らかになった。
- 異名は「月竜」とされている。
ヴリトラとの関係
- パッチ6.1メインクエストで次のように語られる。
ヴァルシャン : 「姉」であるアジュダヤはね……。 ヴァルシャン : 本来、我ら竜には雄雌の性別はないのだが…… ヒトの言葉で言い表すなら、 アジュダヤは私にとって「姉」と呼ぶべき存在だろう。 ヴァルシャン : もっとも遅く孵った小さな私を、 親代わりのように育ててくれた相手でもあるのだ。 ヴァルシャン : だから、当時も共にあり、 ティアマットの咆哮を聞いて南方に向かい…… その窮地を救わんと、妖異の軍勢と戦ったのだ。
2021年5月のインタビュー
- 合同インタビューにおいて、次のように答えている。
――トレイラーに七大天竜のヴリトラが登場して驚きました。パッチ5.5でティアマットが開放されて,まだ登場していないのはアジュダヤだけだと思いますが,「暁月のフィナーレ」ではこういった部分も語られていくのでしょうか。
吉田氏:
総決算だからといって,今まで登場していなかったものを無理やり配置しようとは思っていません。今日,神木隆之介さんとも話していましたが,賑やかしのために連れてきたなとか,ポッと出したなというのはバレると思うのです。「蒼天のイシュガルド」で人と竜の意思や,重い歴史があった中での絆を提示しましたが,今回も同じように人と竜の存在が欠かせないので,それを語るのであれば七大天竜に一翼を担ってもらうべきだろうという想いから構築されていっているので,必要かどうかという部分が大きいです。
「FFXIV:暁月のフィナーレ」吉田直樹氏への合同インタビュー。新ジョブに“リーパー”を選んだ経緯や,その基本仕様を聞いた
アジュダヤの竜の眼
四天王へ
- 四天王を集めたゴルベーザがドラゴン(アジュダヤ)を与える。
麗しい髪の妖異 : ご挨拶だね……。 そこまで言って並の獲物を出されたら、承知しないよ! ゴルベーザ : ……よかろう、ならばこれを見るがいい。 威風堂々たる妖異 : 赤き翼に、猛々しき角。 そして、おぉ……なんと生気に満ち溢れたエーテルか! 威風堂々たる妖異 : これはもしや、かの世界の……? ゴルベーザ : 左様、諸君らは、これなる竜のエーテルを喰らい、 さらなる強者……我が四天王へと生まれ変わるのだ! ゴルベーザ : 今のこやつらでは、 竜に満ちるエーテルを喰らい尽くすことはできぬであろう。 ゴルベーザ : ……だが、それでいい。 この竜には、まだほかに利用価値があるのでな……。
- ※この時に眼を食らったのかどうかの記述はない。ただし、「アジュダヤの眼を使ってこちらに乗り込んできた」というセリフがあり、原初世界に乗り込むゲートを開けるためにゴルベーザが渡した可能性もある。
ヤ・シュトラ : かつてアラグの皇帝ザンデは、 クリスタルタワーに集めた膨大なエネルギーを投じることで、 世界を隔てる壁に穴を穿たんとした。 ヤ・シュトラ : 理論上、同じことをヴォイドからすることも可能でしょうね。 カイナッツォが莫大なエーテルを有する、 竜の眼を持っていたのだから。 ヴァルシャン : ……確かに、回収できた姉さんの眼のエーテルは、 大分消耗しているようだ。
カイナッツォ→ヴァルシャンの元へ
- 気配を感じてラピス・マナリスにもぐりカイナッツォを倒して、気配の元を尋ねると、アジュダヤの眼(右眼)が帰ってきた。
カイナッツォ : クカカカカ…… お前が感じたのは、これの気配じゃないか? ヴァルシャン : それは……アジュダヤの……! ヴァルシャン : お前たち、やはり彼女を……! アジュダヤに何をしたッ! カイナッツォ : クカカ! 竜について知りたきゃ、 ゴルベーザ様に直接問いただせばいい。 カイナッツォ : できるなら、なァ……?
ヴァルシャン : 姉さん…… ようやく会えると思ったのに……。
- ※エフェクトなどで赤く見える時があるが、これが本来のアジュダヤの眼の色らしい。
- NPCによる説明
エスティニアン : お前が感じたのが、その眼の気配だったなら、 本体はまだ、あちらの世界にいるんだろう。 だったら探しに行けばいい……何度だってな。 エスティニアン : まったく、なんだって奴らは、 アジュダヤの眼を使ってこちらに乗り込んできたんだろうな……。
ヤ・シュトラ : 理論上、同じことをヴォイドからすることも可能でしょうね。 カイナッツォが莫大なエーテルを有する、 竜の眼を持っていたのだから。 ヴァルシャン : ……確かに、回収できた姉さんの眼のエーテルは、 大分消耗しているようだ。 エスティニアン : 相棒が視た過去じゃ、ゴルベーザは、 四天王どもにアジュダヤのエーテルを喰わせていたという。 その上、ゲートを開けるために眼まで持ち出したとなれば……。
ヴァルシャン→光の戦士→アジュダヤへ
- ガレアン・コミュニティの協力を得ることに成功したあと、嘆きの海(月)で集合する前にヴァルシャンより預かる。
ヴァルシャン : アジュダヤと再会するまで、 カイナッツォから取り戻した彼女の眼は、 君に持っていてもらいたい。 ヴァルシャン : ……頼めるだろうか?
- 第十三世界に到着後、ヴリトラを見つけた後、眼を返している。※アジュダヤが復活した際に右の眼窩に向かって嵌り、左の眼窩には元から眼が残っていたように見える。つまりカイナッツォが使っていたのはアジュダヤの右眼ということになる。
ヴリトラ : 姉さん! ヴリトラ : わかるだろう、私だ! 姉さんを助けにきた……! ゼロ : お前、確か竜の眼を預かっていただろう。 アジュダヤ : ああ……私は………… アジュダヤ : ヴリトラ……? あなたが、なぜここに……?
- ※左眼窩は元から眼が残っていた
- ※持っていった眼は右眼窩に嵌った
パッチ6.4~6.5メインクエスト
- 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
- パッチ6.5まで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
パッチ6.4
- ヴァルシャンから預かっていた竜の眼を掲げることでアジュダヤは眠りから覚めるが、封印は相変わらず解けなかった。その後現れたゴルベーザにより闇のエーテルが流れ始め妖異化し、アジュダヤの魂は「ゼロムス」誕生というゴルベーザの野望のために使われてしまう。
ゴルベーザ : そこより生まれ出でし大妖異ゼロムスは、間もなく覚醒する。 溶けあった竜の魂が望むまま、愛しき故郷へ帰らんと、 世界の壁を打ち砕くだろう。 ゴルベーザ : あらゆるヴォイドの命が、隣り合う異界へと辿りつくぞ。 戦争で穢れ、異形となって堕ちた魂が、 ついに死して新生を果たす……。 ゴルベーザ : かくて救済は為されるのだ! この、ゴルベーザの導きによって……!
パッチ6.5
- ついにゼロムスは誕生してしまうが、ゼロ、エスティニアン、ヤ・シュトラらの協力により光の戦士は月の奥底へと到達し、ゼロムスを討滅する。
???? : 暗くて寒い……完全なる闇…… ここはどこなの……? ゼロムス : 帰りたい…… 兄弟たちが待つ、あの世界に…… ゼロムス : そう……帰る……帰るんだわ…… 誰にも、何にも、邪魔をさせるものか……ッ! ゼロムス : 私の邪魔を、するなッ!!
ゼロムス : どうして邪魔をするの……? ゼロムス : 私は、帰りたいだけなのに……! ゼロムスがアジュダヤの力を行使する…… ゼロムス : 邪魔をするならば、溶けよ……! ゼロムス : 嗚呼、内なる闇が溢れ出る……! ゼロムス : 闇とは無、無とは零……。 ゼロムス : 目障りな光、散りなさい……! ゼロムス : 闇の中ではすべてが溶け合う……! ゼロムス : 月に淀みし、すべての闇よ……。 ゼロムス : 集いて爆ぜよ……! ゼロムスが領域を展開した…… ゼロムス : 瞳に残りしは、月に寄り添う綺羅星……。 ゼロムス : ともに夜空に輝かん……! ゼロムス : 完全なる闇は、あらゆる光を逃がさない……。 ゼロムス : その魂も喰らってやろう……! ゼロムス : その肉体、闇に染めてみせよう……! ゼロムス : 果たしましょう、私の願い……誰かの願い……。 ゼロムス : この力で、すべてを救済する! 次元の壁が壊れていく…… ゼロムス : 返せ、私の愛しき世界をッ! ゼロムス : あの壁の向こうに、帰るべき世界が……! ゼロムス : 消えて……消えなさい……邪魔者は全部……! ゼロムス : どうして!? 私の願いが間違っているとでも言うの……? ゼロムス : もう一度、その傍らに寄り添えたなら……。
- ゼロムスは何度も復活するため、メモリアに封じ込める必要があるとゴルベーザが語る。
ゼロムス : 私は、滅びぬ…… 帰りを待つ者が、いるかぎり……
ゴルベーザ : 幾度倒そうがゼロムスは復活する。 力を削ぎ、メモリアに封じるのだ!
ゼロ : 私たちが、もう一度ゼロムスを霧散させる。 魂が露わになるその瞬間を狙って、アジュダヤを呼べ……! ヴァルシャン : わかった、必ず……! ゼロ : 世界を越えて得た力で…… 今度こそ、皆を救ってみせる! ゼロ : ゴルベーザ、貸しを全部返してもらうぞ! ありったけをぶちかませ!
ヴァルシャン : 帰ろう……! ヴァルシャン : 帰ってこい、アジュダヤッ!! アジュダヤの声 : ああ……ヴリトラ……そこにいるのね…… アジュダヤの声 : 帰るわ……私……あなたのもとへ……!
ヴァルシャン : ああ、間違いない。 私の姉さんだ……! ヴァルシャン : 今から、この身に埋め込んだ私の眼を、 姉さんのために使おうと思う。 ヴァルシャン : 竜とは、己の生命を集めて仔を為すもの…… 眼のエーテルを使いきれば、 この魂に、新たな肉体を与えるくらいはできるだろう。 ヴァルシャン : 必然、ヴァルシャンを動かすことはできなくなる。 だから、月面の私のところまで、姉さんをどうか……。 エスティニアン : そいつを連れ帰るために、はるばる異世界の月まで来たんだ。 その程度のこと、改めて頼まれるまでもない。 ヴァルシャン : ありがとう……。
ヴァルシャン : おかえりアジュダヤ。 これからは、また一緒だ……。
現実世界でのアジュダヤ
- 東欧・中欧を代表するドラゴンをスラブ語でズメイ (Zmey) と呼ぶが、セルビアではこのズメイを指してアジュダヤと呼ぶ。
- FF11では、アビセア-グロウベルグに出現するウィルム族NMとして登場した。