キルティア教(the Light of Kiltia)
- ゲーム内の宗教のひとつ。
概要
- 旧ダルマスカ王国で国教として信仰されてきた宗教。
- 光の神(Faram the Father)を中心とする多神教であり、その教会は主に文化面において大きな影響力を持っていた。
- しかし一時的に政治への介入を強めた時期があり、これに対する強い反発を経て政教分離が強行されたのだという。
ガレマール帝国侵攻後
- ※以上は世界設定本 第2巻098の記述による。
ヨクス教(the Church of Iocus)
戦果記録帳
- 聖剣セイブ・ザ・クイーンの戦果記録帳No.42:ジルブリスベル・クォ・ブテオによれば、旧ダルマスカ王国の国教は「ヨクス教」であるという。※つまりキルティア教=ヨクス教と見ていいと思われる。
旧ダルマスカ王国では邪教と呼ばれた宗教集団が存在した。彼らは国教であるヨクス教と対立する一派であり、具体的にはヨクス教の創始者である聖アジョラを糾弾し、最終的にその命を奪った裏切り者・ゲルモニークこそが救世主であると強く信じていたという。そのため王国は彼らを異端者として弾圧。極刑を免れた信奉者たちはダルマスカ国外への追放処分となった。
旧ダルマスカ王国はヨクス教を国教としたものの、他宗教に対して寛容な国家であった。そもそも様々な種族や民族が暮らす「人種の坩堝」であった旧ダルマスカ王国は、その「寛容さ」なくして国家の安定を実現するなど不可能だったからだ。では、何故、ゲルモニーク派が弾圧の対象になったのか。
聖アジョラは敵対する勢力を倒すために神の使いである聖天使アルテマを召喚したと伝えられているが、ゲルモニークはそのアルテマこそが神であると言った。そして、アルテマが生み出す「聖石」と呼ばれる奇跡の遺物が世の中の悩みをすべて解決すると説いたのだ。だが、「聖石」は実に危険な代物で、悩みを解決するどころか災いを引き起こすとして人々に忌み嫌われたようだ。迫害を受けたゲルモニーク派の信者たちは、王国に対して宣戦を布告。無差別な破壊工作を実施してしまう。
ゲルモニーク派を過激派組織と断定した王国は武力による徹底した弾圧を実行。これにより宗派幹部は極刑となり、改宗しない一般信者は国外追放処分となった。
だが、国外でゲルモニーク派信者は秘かに、かつしぶとく生き延びた……。
ゲルモニーク派は命を捧げることでアルテマのもと、つまり天国へ行けるという過激な思想を信じている。そのため、戦いでは最後に自らの肉体と命を捧げることでルカヴィと呼ばれる異形の者たちを憑依・召喚するという荒技を用いる。それに必要な媒体が「聖石片」というわけだ。
- ジルブリスベルは、ガレマール帝国支配下のダルマスカ管区で生まれ帝国式教育を受けるが、やがてゲルモニーク聖典(the scriptures of Germonique)と呼ばれるゲルモニーク派の経典を手に入れ、「聖石」の「欠片」である「聖石片(the auracite fragment)」を武器に第IV軍団へ入隊する。そしてゲルモニーク派の保護と引き換えに、一派が受け継いだ魔術と聖石片を用いた部隊を編成したのだという。
ジルブリスベルはダルマスカ管区で生まれ、帝国式教育を受けた属州民である。成績優秀な才人であったが、人を見下す癖があり、それ故、友人を持たぬ協調性のない若者として疎まれた。自身の能力を持て余した彼は、禁忌とされた魔術や書籍に興味を抱くようになった。ゲルモニーク聖典と呼ばれるゲルモニーク派の経典を手に入れた彼は、国外で一派の生き残りと接触。その教えに傾倒した彼は「聖石」の「欠片」である「聖石片」を武器に第IV軍団へ入隊する。ゲルモニーク派の保護と引き換えに、一派が受け継いだ魔術と聖石片を用いた部隊を編成した。
- 同様の内容はマルシャークも語っている。
マルシャーク : もうひとつが「魔導僧兵大隊」です。 彼らは旧ダルマスカ王国から追放された異端者の末裔で、 他国に逃れていた彼らをガブラスが庇護し軍団に組み込んだとか。 マルシャーク : その正体は、アルテマという名の悪魔……でしょうか、 それを信奉するヨクス教ゲルモニーク派という異端者という話で、 邪教の集団としてダルマスカでは厭われたそうです。 マルシャーク : 魔導僧兵として破壊魔法を行使するだけならまだよいのですが、 目的達成のために命を投げ出すことを教義としているとかで、 最後は命を犠牲にして魔物を召喚すると報告を受けています。 マルシャーク : アルテマより授かった……と信じる「聖石片」という遺物を使い、 異形なる者たち……ダルマスカではルカヴィと呼ぶそうですね。 その魔物や魔人らを召喚するとのことです……いや実に恐ろしい。
ヨクス教とゲルモニーク派(the Sect of Germonique)
- つまりこちらの記述によると、旧ダルマスカ王国には、ヨクス教とゲルモニーク派が対立していたとする。
- ヨクス教(国教)
- 聖アジョラを創始者とする宗教(国教)。
- 聖アジョラ(Saint Ajora)は敵対する勢力を倒すために神の使いである聖天使アルテマを召喚したと伝えられている。
- ゲルモニーク派(邪教)
- ヨクス教ゲルモニーク派。
- 聖アジョラを糾弾し、最終的にその命を奪った裏切り者・ゲルモニーク(Germonique)こそが救世主であると強く信じる宗派。王国からは異端者として弾圧され、信奉者たちはダルマスカ国外への追放処分となった。
- ゲルモニークはその聖天使アルテマこそが神であると言ったのだといい、そして聖天使アルテマが生み出す「聖石(the auracite)」と呼ばれる奇跡の遺物が世の中の悩みをすべて解決すると説いたとする。
- ゲルモニーク派は命を捧げることで、アルテマのもとつまり天国へ行けるという過激な思想を信じている。そのため、戦いでは最後に自らの肉体と命を捧げることでルカヴィ(Lucavi)と呼ばれる異形の者たちを憑依・召喚するという荒技を用いる。それに必要な媒体が「聖石片(the auracite fragment)」である。
関連項目
【聖天使アルテマ】