NPC・組織/エリック

エリック(Erik)

Table of Contents

概要

エリック博士の講義

シラディハ」の歴史について

エリック : 今回の講義は「亡国シラディハ」についてだ。
エリック : 「湧水の王」と称された王「ララウェフ・シラ・タタウェフ」亡き後、
「シラディハ」は混迷期入り、ララウェフ王の推進した経済改革は概ね成功していたが、
その大幅な増税によって社会不安が増大し、さらに大干ばつが重なって、各地で不満が爆発。シラディハは大いに乱れた。
エリック : そこへ付けこんだのが、同じく、大干ばつで苦しんでいたウルダハだ!
時の王「ササガン・ウル・シシガン」、現在の第二期ウル朝の王たちの遠い祖先なのだが……
ともかく、彼は大軍を率いてシラディハに侵攻、ララウェフ王の治水事業により発見された、水源地を奪取しようとした。
エリック : しかし、シラディハ王侯貴族たちは、これを逆手にとって、ウルダハの侵攻を国難として大々的に宣伝、
暴動を起こしていた都市民をまとめ上げ、ウルダハに徹底抗戦した……
これにより両戦力は完全に拮抗し、戦争は次第に長期化しはじめたのだ。
エリック : だが、皮肉なことにシラディハ王侯貴族は、自分たちの民意誘導の成功を素直に喜ぶことができなかった。
なぜなら、再生したばかりだった財政が、戦争長期化によって再び傾きはじめていたのだ。
エリック : こう着状態にある戦況を打開するため、シラディハがとった作戦とは!
エリック : ……なんと恐ろしきかな!「兵士をゾンビーに変える」というものだった!!!
エリック : 作戦は成功するかに見えたが、戦いのさなかで「シラディハ」は、
ゾンビーの制御を失ってしまうという失態をおかし、その結果、「シラディハ」都市民の大半は「ゾンビー」の群れとなってしまう。
エリック : 大義名分を得たウルダハは、これを「ゾンビーをザル神のもとに帰す聖戦」と称し……
「シラディハ」の門を封鎖、全戦力を投入してゾンビーを殲滅した。
エリック : 「亡国シラディハ」についての講義は以上だ!戦史には、多くの教訓と格言が詰まっている。
歴史から学び、今を生きる糧とすること、努々忘れてはならんぞ。

最新の「エーテル学」について

エリック : うむ、よくぞ問うてくれた。聞き逃しのないよう、
その皺の少なそうな脳に、しっかりと吾輩の言葉を刻み込むのだぞ!
エリック : 今回の講義は「最新のエーテル学」についてだ。
エリック : そもそもエーテルとは、あらゆる「魔法」の原動力にしてすべての「命」の源たる、
不可視の生命エネルギーであり、生物が死んだとき、その命が宿しているエーテルは霧散する。
だが時として、その一部が霧散せず、この物質界に残ることがある。
エリック : その一例が、君も手にしたことがあるだろう「クリスタル」だ。
……ここまでは、その辺の学者連中でも、知っていることだが、吾輩の推理はその上を行く!
 吾輩は、「エーテルが結晶化せずその場に残留することがあるに違いない」と踏んでいるのだ!!!
エリック : わかりやすい例を挙げるなら、幽霊や人魂がそれだ!死んだ人間の魂が現れる?
 へそが茶を沸かすとは、このことだ!吾輩に言わせれば、あんなもの、残留エーテルの発光現象に過ぎん!!
エリック : 原理はこうだ……物質、あるいは生命が消失すると、エーテルが放出される。
それは通常、エーテル界へ還るのだが、エーテル放出量が瞬間的に増大し許容量を超えたとき、
還るはずのエーテルが物質界に残ってしまうのだ。この許容量を、吾輩は「エーテルの門」と呼んでいる!
エリック : 生命が激しく散ったとき、「クリスタル」として、
不可視のエーテルとして残留エーテルはその量を増す! その、生命の激しく散る場所とは……
エリック : そう!! 古戦場だ!!!つまり、残留エーテルを調査すれば!!!
逆説的に、戦いの規模などが推測できるというわけだ!!!
エリック : 戦史研究家である吾輩が、なぜ「エーテル学」にも精通しているか、
さすがの君も、これで理解できたことだろう。
エリック : 「エーテル」はまだまだ、謎に満ち溢れたエネルギーだ。
新たなる解釈や実例が現れた場合「エーテル学」もまた、大きく発展していくことになるだろう。

大海賊「隻眼のウィルフレッド」について

エリック : 今回の講義は「隻眼のウィルフレッド」についてだ。
エリック : 1西紀前のこと、「隻眼のウィルフレッド」と呼ばれる大海賊がいた。
彼は、当時における最新鋭の「カノン砲」を8門も搭載したガレオン船「ドーントレス号」を始めとした大型船を多数、
所有するなどロータノ海から蒼茫洋までを、ほぼ手中に収めていた。
エリック : 多くの海賊団はこれに服従、旗揚げしたての海賊団を率いる「ケルトラック」もやむなくこれにならい、
さらにはその明晰さからウィルフレッドにいたく気に入られていたらしい。
エリック : こんな逸話がある……。ケルトラックが、ウィルフレッドの前に現れたとき
幹部らはそのあまりの冴えぶりにおののき、彼を遠ざけるよう進言した。
エリック : だが、ウィルフレッドは「探していた右目を、ようやく見つけた」と言い、
彼に頭領、副頭領に次ぐ役職を与え、別働隊の指揮をまかせたという。
エリック : ウィルフレッドの悲願は、かねてからの宿敵「ガイスヴェーン提督」を提督選抜レース「トライデント」で追い落とし、
そのあとがま、つまり、次期提督に納まることだった。
エリック : 武でならしていた彼が、知に長けるケルトラックを取り立てたのには、そういった理由があったわけだ。
エリック : 数年後の「トライデント」で、ウィルフレッドは終始優位を保ち、
陸のレースの最後に行われる「模擬戦」の下馬評でも、彼が圧倒的に優位とされていたが、そこで事件は起こった。
エリック : 「模擬戦」もいよいよ佳境というころ、
後方に控えていたケルトラックが本陣のウィルフレッドめがけて、大砲を撃ちこんだ末に突撃したのだ!
エリック : ウィルフレッドは、大混乱に陥った味方を鼓舞しつつ奮戦したがついに捕らえられ、
ガイズヴェーンの前に引き据えられたという。
エリック : かくして、提督を続投することになったガイズヴェーンはウィルフレッドを磔刑に処し、
ケルトラックはバラクーダ騎士団の団長に抜擢されたのだが、ほどなく彼は行方不明になったと記録されている。
エリック : ケルトラックの行方はついぞわからず、さらなる裏切りを警戒した、
ガイズヴェーン提督による謀殺ともお堅い務めに嫌気がさしただけとも言われているが、真実は謎だ。
エリック : 「シダーウッド」南方は、裏切りの舞台となった場所。
ウィルフレッドの部下たちの血で、膝まで赤くなったと伝わる地なのだよ。
エリック : 「隻眼のウィルフレッド」についての講義は以上だ!
戦史には、多くの教訓と格言が詰まっている。歴史から学び、今を生きる糧とすること、努々忘れてはならんぞ。

「ファインサンド平野」

エリック : うむ、よくぞエオルゼア戦史について問うてくれた。
聞き逃しのないよう、その皺の少なそうな脳に、しっかりと吾輩の言葉を刻み込むのだぞ!
エリック : 今回の講義は「ファインサンド平野」についてだ。
エリック : 「ファインサンド平野」は、ベロジナ川西岸に広がる死火山の麓「ロズリト湾」を望む土地……
川から運ばれた細砂が積もって形成された堆積平野であり、
現在では、グリダニア領だがここは以前、吾輩の故郷、アラミゴ領だったことがある。
エリック : 1西紀前のことだ。都市アラミゴで、強健王「マンフレッド」が即位した。
マンフレッドは、版図拡大による経済勃興、
民意向上を掲げ後に「紅葉戦争」と呼ばれる戦の引き金となった、大規模遠征を行った。
エリック : 各都市は当然反発し、特に、地理的にアラミゴと接している都市グリダニアは、
槍の名手「バンシュロン」を総大将に立て、大軍をもってこれと争った。
エリック : 対するアラミゴの将軍は「ラールガー星導教」の熱心な信者であり、
都市民からの人気も高い勇将「ギルバルド」。
両者は各地で衝突し、互いに一歩も譲らなかった……バンシュロンが病にて没するまでは。
エリック : バンシュロンは、勝者なく終わった「ファインサンドの戦い」の後……
死の間際に「キャンプ・ナインアイビー」まで軍を引き、
土塁を築いて防戦の構えを見せることで、アラミゴ軍をおびき出す作戦を立てていた。
エリック : 彼の没後、大将へ任じられたオスバーンは、功名心の強い人物で、
幻術皇に力を示そうと、正面きっての戦いに挑むことを決意し、
それを知ったギルバルドは、「ファインサンド平野」の要所要所にひそかにその兵を伏せた。
エリック : 「キャンプ・ナインアイビー」から出立したグリダニア軍はアラミゴ軍による奇襲を何度も受け、
行軍が遅滞してしまった。オスバーンは予定を取り戻そうと、一両日中、兵を休ませなかったが
「ファインサンド平野」のアラミゴ陣を臨む丘で、野営することになった。
エリック : ギルバルドの狙いは、これだった!
彼は、6000の兵でもってそれを包囲し間断なく矢を射かけた上に、
水源への道を封鎖したのだ!グリダニア軍の士気は、もちろん、大いに低下した!!!
エリック : オスバーンは状況を打破しようと、アラミゴ軍へ3度の突撃を仕掛け
その3度目は自らが先陣を切ったが突破はならず……自分を含めて数々の将を捕虜に取られた上、
時の幻術皇に借り受けた名杖「クラウストルム」を奪われてしまった。
エリック : この大敗により、グリダニアは消沈。アラミゴの士気は高揚して、
グリダニアは一時「鹿落五橋」近辺まで追いつめられることになる。
功を挙げたギルバルドは発言力を強め彼が信仰していた「ラールガー星導教」もまた、政治的な地位を高めた。
エリック : 「ファインサンド平野」についての講義は以上だ!
戦史には、多くの教訓と格言が詰まっている。歴史から学び、今を生きる糧とすること、努々忘れてはならんぞ。

「イーストエンド混交林」

エリック : うむ、よくぞエオルゼア戦史について問うてくれた。
聞き逃しのないよう、その皺の少なそうな脳に、しっかりと吾輩の言葉を刻み込むのだぞ!
エリック : 今回の講義は「イーストエンド混交林」についてだ。
エリック : アラミゴとグリダニアによる「紅葉戦争」の緒戦……
「第一次ティノルカ会戦」は、アラミゴの大勝利に終わった。
グリダニアは、「鹿落五橋」近辺までの撤退を余儀なくされた上、
戦線は分断され、散発的な抵抗活動が行われるばかりになっていた。
エリック : 勝利を確信したアラミゴは、グリダニアへ降伏を勧告。
幻術皇の身の安全を保障する代わり、その身柄をアラミゴに置くこと、
中央森林の一部と東部森林を割譲すること、などの条件を提示したが、
それは、グリダニアにとっては到底、呑めないものだった。
エリック : グリダニアにとって救いであったのはこれを見た隣国イシュガルドが、重い腰を上げたことだ。
イシュガルドはリムサ・ロミンサ、ウルダハに呼びかけて、アラミゴへ宣戦布告。
グリダニアへ向けて、大規模な援軍を派遣した。
エリック : とはいえ、イシュガルドが純粋な意味での「救い主」であったかというとそうではない。
イシュガルドは、グリダニアがアラミゴに併合され、東と南から攻め込まれることを懸念していた。
エリック : リムサ・ロミンサやウルダハにしても勢力圏拡大を目論むアラミゴをけん制する目的があったし、
グリダニアに恩を売る、という下心もあったわけだ。
エリック : ともあれ、4つの都市国家は連合軍を結成。アラミゴとの全面対決に臨み、
「第二次ティノルカ会戦」が勃発した。なかでも、最大の戦いが行われたのが「イーストエンド混交林」だ。
エリック : その前哨戦において、アラミゴは連合軍の斥候に別働隊の存在を察知され、出鼻を挫かれていた。
エリック : そこでアラミゴは、イシュガルド騎兵に対抗すべく虎の子のパイク兵部隊を投入し、
さらには、兵の士気を高めるためアラミゴ王であるマンフレッド自身も、前線に立つことになった。
エリック : 対する連合軍は、戦いが始まると総崩れと見せかけ、アラミゴ軍を「イーストエンド混交林」におびき寄せた。
森林地帯では、イシュガルドのチョコボ騎兵の機動性が損なわれてしまう。
しかし、これには、長柄のパイク兵の動きを封じる、という目的があった。
エリック : この時、活躍したのがグリダニアの弓兵たちで、戦場には彼らの歌う戦歌も数多く流れたという。
つまりは最近、噂になっている吟遊詩人なるものが活躍した、ということだ。
エリック : 視界の悪い森での戦いに長けたグリダニアの弓兵らは、次々とアラミゴ兵を射抜き、
敵軍に多大な出血を強いた。かくして大敗したアラミゴは兵を引いたが、
この戦いで、勇将ギルバルドは討ち死に。マンフレッド自身も負傷したという。
エリック : 「イーストエンド混交林」についての講義は以上だ!戦史には、多くの教訓と格言が詰まっている。
歴史から学び、今を生きる糧とすること、努々忘れてはならんぞ。

モンクラールガー星導教

エリック : 今回の講義は「モンクとラールガー星導教」についてだ。
エリック : 「モンク」とは「ラールガー星導教」の修行僧であり、僧兵だ。
アラミゴの地では古くから、破壊と流星を司る神「ラールガー」が信仰されており、
その最大宗派が「ラールガー星導教」……ウィダルゲルトのやつが、所属している一派だ。
エリック : 「星導教」の総本山である「星導山寺院」の僧侶たちは、
「破壊神ラールガー」に一歩でも近づこうと、厳しく、そして過酷な、肉体と精神を鍛える修行を欠かさなかった。
これこそ「モンク」が操る体術のルーツだ。
エリック : 彼らは体内のエーテル、彼ら言うところの「気」の流れを感じ取り、
これを練って破壊の力に転化させる技を編み出し、代々、継承してきた。
しかし、それだけでは収まらないのが、人の世の常だ。そうでなくては、吾輩もおもしろくない。
エリック : 「星導教」の僧侶らは、やがて、僧兵としての側面を持つようになる。
これは、ギラバニア地方に戦乱が絶えず、彼らが自分たちの寺院を守る必要にかられたからだ。
エリック : 成立当初は、ただの自衛集団であった「星導教」の僧兵たちは、
しかし、時代が下るにつれて、勢力争いなどを繰り返すようになっていく。
エリック : 神意を盾に、武力行使をいとわない「星導教」に、頭を痛めた時の権力者たちは、
逆に、彼らを権力側に取り込んでしまうことを思いつく。
エリック : 「星導教」と王権の癒着に伴い、それが率いる僧兵や「モンク」たちは、国軍と一体化していった。
彼らはアラミゴ君主の剣、あるいは盾として力を発揮し、日増しに政治的な力を持つようになっていった。

星導教のその後」

エリック : うむ、よくぞ問うてくれた。聞き逃しのないよう、
その皺の少なそうな脳に、しっかりと吾輩の言葉を刻み込むのだぞ!
エリック : 今回の講義は「星導教のその後」についてだ。
エリック : 政治的な力を増した「星導教」は、アラミゴの国教に指定され、
政治や経済、文化に多大な影響を与えたが……そのあまりに強い発言力を快く思わない者もいた。
エリック : アラミゴ最後の君主にして、最悪の暴君……廃王「テオドリック」もその一人だ。
テオドリック王にとって、「星導教」は目の上のたんこぶでしかなかった。
エリック : そこで彼は、宗教勢力からの王権独立を狙い、
「我はラールガーの主人である星神ニメーヤから、王権を付与された」と主張をはじめた。
エリック : さらには、ラールガーやその他の神々の崇拝を禁じ、
ニメーヤの代理人である自分を信仰するよう強要、また、これを王による絶対的支配の論拠とした。
エリック : 「星導教」を含むラールガー信徒は反発し、各地で反乱を起こしたが、
しかしそれは、むしろ、テオドリックの思惑どおりだったといえる。
テオドリックは反乱を主導した高僧を捕らえると、拷問の末、捕らえた高僧から、自身の廃位計画を聞きだした。
エリック : 時に星暦1552年。テオドリックは、大軍をもって「星導山寺院」を包囲し、
戦うすべを持たない僧侶や信者、相次ぐ戦乱で焼け出された避難民、地所耕作のために雇われていた農民問わず、ひとり残らず排除した。
エリック : 「星導教」の「モンク」や僧兵らは必死に防戦したが、大軍勢にはかなわず、
その主だった者はほとんどが死んだと伝えられている。こうして、「チャクラ」の完全なる使い手はいなくなったのだが……
エリック : 希有な才能によって目覚めた君はともかくとして……
ウィダルゲルトのやつは、いったい、何なのか?やはり、才能ゆえのことか? ふふん、歴史は本当におもしろいな。

銀泪湖

エリック : 今回の講義は「銀泪湖」についてだ。
エリック : 「銀泪湖」を含むモードゥナ一帯は、古代から「霊的な力が強い」とされてきた場所だ。
エリック : 例えば、アラグ帝国の初代皇帝「ザンデ」の墓は、
モードゥナの地下に作られた。「銀泪湖」に宿る力で復活する、と考えられていたからだ。
エリック : 「銀泪湖」にまつわる神話や口伝は数あるが、その最も古いものといえば、「銀泪湖の龍神伝説」だろう。
深遠な洞察は民俗学者に譲るが、吾輩の知る話ではこうだ。
エリック : 時神「アルジク」に続いて、妹「ニメーヤ」が渦より誕生し、
世に水の理が生じると、その中心に「銀泪湖」ができた。
エリック : 水の理とともに湧き出でたこの湖は、途切れることなく、
魔力の湧き出る「魔力の源泉」であった。
エリック : 二柱の神は、湖が悪しき者の手に渡らぬよう、
水の理と共に現出した幻龍「ミドガルズオルム」に守らせることにした。
エリック : 後の人々はこの龍を「湖の守り神」として、崇め奉ることにしたという。
エリック : その「守り神」というのが…………ほれ、「銀泪湖」の中央に翼を広げる黒い屍だ。
なぜ、そんなことがわかるのかだと? まあ、聞け。
エリック : 今から15年前のことだ。我が祖国であるアラミゴを占領したガレマール帝国は、
飛空戦艦「アグリウス」を含む艦隊を「銀泪湖」に派遣した。
エリック : エーテルの流れが濃いこの地を、押さえようとしてのことだったのだろう。
エリック : その時だった。湖面がみるみるうちに盛りあがり、裂けたかと思うと、
幻龍「ミドガルズオルム」が現れて、帝国艦隊に襲いかかったのだ。
エリック : これが、今の世に言う「銀泪湖上空戦」だ。激しい戦いの末、
「アグリウス」と「ミドガルズオルム」は相討ちになった。
エリック : 「アグリウス」は墜落し、艦載青燐炉が破損。
結果、起きた大爆発により「ミドガルズオルム」は一瞬にして黒い屍と化した…………らしい、うむ。
エリック : 「アグリウス」の残骸と、それに巻きついた「ミドガルズオルム」の屍は後に「黙約の塔」と名付けられた。
エリック : 宗教家や神話学者にとって、神の存在証明に関わる興味の対象になると同時に、
多くの人間にとっては、帝国の軍事力の象徴として受け入れられている。
エリック : なぜ「ミドガルズオルム」が現れたのか、あの龍は本当に「ミドガルズオルム」であったのかは、謎のままだ。
エリック : 吾輩などは、「あの戦い自体、ガレマール帝国の大芝居だった」と推測しているのだが。はてさて……。
エリック : しかし! 吾輩は今回の調査を通じて、銀泪湖にはさらなる歴史が埋もれていることを突き止めた!
これこそが、吾輩の成した西紀の大発見だ!!
エリック : かの地のエーテル波は乱れており、それは前述した「銀泪湖上空戦」によるものだとばかり思っていたが、
そうではなかったのだ!
エリック : 銀泪湖のエーテルの乱れはひとつではない。「黙約の塔」が放つ不規則なエーテル波動のほか、
南西の地下奥深くより、さらに強烈なエーテル波を計測した!
エリック : これが当時はまだ地中に埋もれていた「クリスタルタワー」だったのだよ!
エリック : 古代アラグ文明の技術の結晶、「クリスタルタワー」!
霊災を機に地上に姿を現し、この5年で天を突く巨塔と化した……素晴らしい!
エリック : 5000年以上の時を超えて、蘇った伝説の巨塔……まさしく神秘ではないか!
君も一度でいいから、その目で拝んでみるといい。
エリック : ……さて、今回の講義はこれでおしまいだ。
吾輩が「クリスタルタワー実在説」を発表した時は、学会で大議論を巻き起こしたものだが……
エリック : 霊災により、その正しさが証明された。
今ではアラグ文明研究の専門家集団「聖コイナク財団」が、必死に研究を進めていると聞く。その結果が楽しみだよ。

現行版でのセリフ】(クリックで展開します)

エリック : うむ、よくぞ「エオルゼア戦史」について問うてくれた。聞き逃しのないよう、その皺の少なそうな脳に、しっかりと吾輩の言葉を刻み込むのだぞ!
エリック : 今回の講義は「銀泪湖」についてだ。
エリック : 「銀泪湖」を含むモードゥナ一帯は、古代から「霊的な力が強い」とされてきた場所だ。
エリック : 例えば、アラグ帝国の初代皇帝「ザンデ」の墓は、モードゥナの地下に作られた。「銀泪湖」に宿る力によって、ザンデが復活すると考えられていたからだ。
エリック : 「銀泪湖」にまつわる神話や口伝は数あるが、その最も古いものといえば、「銀泪湖の龍神伝説」だろう。深遠な洞察は民俗学者に譲るが、吾輩の知るかぎりではこうだ。
エリック : 時神「アルジク」に続いて、その妹「ニメーヤ」が渦より誕生し、この世に水の理が生じると、世界の中心に「銀泪湖」ができた。水の理とともに湧き出でたこの湖は、途切れることなく、魔力の湧き出る「魔力の源泉」であった。
エリック : 二柱の神は、湖が悪しき者の手に渡らぬよう、水の理と共に現出した幻龍「ミドガルズオルム」に守らせることにした。後の人々はこの龍を「湖の守り神」として、崇め奉ることにしたという。
エリック : その「守り神」というのが…………ほれ、「銀泪湖」の中央に翼を広げる黒い屍だ。なぜ、そんなことがわかるのかだと? まあ、聞け。
エリック : 今から10年前のことだ。我が祖国であるアラミゴを占領したガレマール帝国は、飛空戦艦「アグリウス」を含む艦隊を「銀泪湖」に進軍させた。エーテルの流れが濃いこの地を、押さえようとしてのことだったのだろう。
エリック : その時だった。湖面がみるみるうちに盛りあがり、裂けたかと思うと、幻龍「ミドガルズオルム」が現れて、帝国艦隊に襲いかかったのだ。
エリック : これが、今の世に言う「銀泪湖上空戦」だ。激しい戦いの末、「アグリウス」と「ミドガルズオルム」は相討ちになった。「アグリウス」は墜落し、艦載青燐炉が破損。結果、起きた大爆発により「ミドガルズオルム」は一瞬にして黒い屍と化した…………らしい、うむ。
エリック : 「アグリウス」の残骸と、それに巻きついた「ミドガルズオルム」の屍は後に「黙約の塔」と名付けられ……宗教家や神話学者にとって、神の存在証明に関わる興味の対象になると同時に、多くの人間にとっては、帝国の軍事力の象徴として受け入れられている。
エリック : なぜ「ミドガルズオルム」が現れたのか、あの龍は本当に「ミドガルズオルム」であったのかは、謎のままだ。吾輩などは、「あの戦い自体、ガレマール帝国の大芝居だった」と推測しているのだが。はてさて……。
エリック : しかし! 吾輩は今回の調査を通じて、銀泪湖にはさらなる歴史が埋もれていることを突き止めた!これこそが、吾輩の成した西紀の大発見だ!!
エリック : かの地のエーテル波は乱れており、それは前述した「銀泪湖上空戦」によるものだとばかり思っていたが、そうではなかったのだ!
エリック : 銀泪湖のエーテルの乱れはひとつではない。「黙約の塔」が放つ不規則なエーテル波動のほか、湖南西の地下奥深くより、さらに強烈なエーテル波を計測した!
エリック : その波動の形状は、地を貫く「槍」……いや、巨大な「塔」のように見える!しかもそれは、とてつもなくでかい! そして、うっとりするくらい長い!
エリック : ……ごほん、ともかく、これこそが講義の冒頭で語って聞かせた、初代アラグ皇帝「ザンデ」の墓所に違いない。あまりにも強い波動は……巨大なクリスタルの塊の存在を示している!そう、聖典に記された「クリスタルタワー」は本当にあったのだよ!!
エリック : ……さて、今回の講義はこれでおしまいだ。この吾輩の学説は学会でも大注目! 大議論を巻き起こしている。あとはそう……地下に眠る「クリスタルタワー」が、なにかの拍子に、顔を出してくれれば、吾輩の学説が証明されるのだが……。

アラミゴ最後の王」

エリック : うむ、よくぞ問うてくれた。聞き逃しのないよう、
その皺の少なそうな脳に、しっかりと吾輩の言葉を刻み込むのだぞ!
エリック : アラミゴ最後の王・廃王「テオドリック」が暴君であったことは、
「モンク」の講義で語ったとおり、彼が最後の王となったのは、ある意味において必然であったと言える。
エリック : では、その必然とはいかなるものだったか。今回の講義では、そこに焦点を置いてみよう。
エリック : テオドリックが、宗教勢力、すなわち「ラールガー星導教」の、
王権すらも侵すほどの力を疎み、これを排除するために、
「星神ニメーヤから王権を付与された」などという世迷い事を主張したことは既に語った。
エリック : しかし、それだけで堅牢なる都市アラミゴの体制が揺らぐはずはなく、
アラミゴを真に揺るがせたのは、宗教弾圧の後に顕著となった、
彼の奇々怪々な思惑のもとに行われた数々の愚行、そして、人倫にもとる数々の蛮行だったのだ。
エリック : 「星導山寺院」に対する焼き討ちの後、宗教勢力からの抵抗が下火になると、
テオドリックは、異様な熱意をもって片端から王族を処刑しはじめた。
前王時代からの忠臣だろうが何だろうが、おかまいなしに、だ。
エリック : とはいえ、「石を投げれば王族にあたる」と言われた王宮であっても、
そう毎日処刑を行っていたのでは、処刑する相手もいなくなるのも当然で、
王族……ことに王位継承権を持つ輩は、ふた月もしない間に姿を消し、
テオドリックは、標的を貴族や議員、豪商へと移していった。
エリック : 身の危険を感じた彼らは、テオドリックの妻である王妃に暴政を諌めてくれるよう訴えでて、
それは聞きいれられたのだが、肝心のテオドリックが王妃の言葉に耳を貸さなかった。
エリック : 王妃も「やむなし」と思ったのだろう、
王太后や貴族連中と結び、彼を謀殺しようとしたのだが、ひとりの貴族が裏切り密告したことで謀略は潰え、
企てに参加した者全員が、処刑人の元へ送られる結果となった。
エリック : この事件から粛清は激しさを増し、権力者から市井の者まで、
それこそアラミゴ中で血の雨が降ることとなったのだ。
エリック : この後は、なんとなく想像がつくだろう。
エリック : 王宮では追従と密告が乱れ飛び、都市民は息をひそめて家にこもる、
それを難癖つけて処刑しようとする王を、諌めようとしては忠臣がたおれる。
エリック : 耐えかねた都市民が一斉蜂起したところで、王を守るべき近衛の連中が、
戦いもせずに反乱軍の勝利を称えたところで、誰が文句をつけられよう。……
たとえその蜂起が、帝国にそそのかされてのものであったとしても、だ。
エリック : ともかく、テオドリックは王宮へなだれ込んだ反乱軍に追いつめられた末に自害し、
ここにアラミゴ王家の血は途絶えた。
エリック : ……のだがな、実は一人だけいるのだよ、アラミゴ王家の血族が。
彼の名は「テオドレッド」。赤子のころにその母の機転によって、
僻地にあった星導教の山寺に預けられた、テオドリックの甥にあたる人物だ。
エリック : 「アラミゴ最後の王」についての講義は以上だ!
歴史的事件の裏には、多くの教訓が詰まっている。過去から学び、今を生きる糧とすること、努々忘れてはならんぞ。

ブラッドショアについて

エリック : 今回の講義は「ブラッドショア」についてだ。
エリック : その「血塗れ海岸」という禍々しい地名からもわかるとおり、
この地では、過去に恐ろしい惨劇が起こっている。今より半西紀……50年ほど前のことだ。
エリック : 当時、ロータノ海を荒らし回っておったふたつの大海賊団、
「シルバーサンド一家」と「霧髭海賊団」とがブラッドショア沖で大海戦を演じたのだよ。
エリック : 今となっては、何が原因で戦いが始まったかはわからん。
だが、両海賊団の頭領同士が犬猿の仲だということは、有名だったというから、対決は必然だったのやもしれん。
エリック : ちなみに、この「シルバーサンド一家」の頭領というのが、
リムサ・ロミンサ提督の父、ブルーフィスであり、後に彼女が同海賊団を引き継ぐことになるのだが……。
エリック : っと、しまった、話が逸れるところだったな。
ともかく件の大会戦では、双方合計でガレアス船7隻、中小の艦も含めれば二桁をくだらない数の船が激突した。
エリック : そして、約半数になる4隻のガレアス船が轟沈し……数百名規模の船員たちが、海に散った。
エリック : かくしてブラッドショアには、大量の海賊たちの骸が打ち上げられ、波打ち際が血で染まったと伝えられている。
エリック : 戦史は時として、その地の名すら変えてしまうのだよ。
もっとも、今では大富豪ゲゲルジュ氏が移住し、新大陸風に「コスタ・デル・ソル」と呼んでいるそうだがな。
エリック : さて、「ブラッドショア」についての講義は以上だ!
戦史には、多くの教訓と格言が詰まっている。歴史から学び、今を生きる糧とすること、忘れてはならんぞ。

家族

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