週刊レイヴン


週刊レイヴン(The Raven)

週刊レイヴン
Table of Contents

概要

巷の噂話や最新の流行を取り上げるグリダニアのゴシップ誌。
フットワークの軽い記者たちが足でかき集める鮮度の高い情報が持ち味。
ホットなニュースをいち早く提供するため、号外を出すことも多い。
皮肉たっぷりな文体が特徴だが、反対意見を沿えるなど記事は割と中立的。

黒衣森の木々の1本、そのまた無数に空いたウロの中の1穴から、鋭いクチバシで一片の真実をつつき出す「週刊レイヴン」主筆のグッドフェローです。

黒衣森の木々の1本、そのまた無数に空いたウロの中の1穴から、鋭いクチバシで一片の真実をつつき出す「週刊レイヴン」主筆のグッドフェローです。 本誌の勇敢なる特派員マーティンが命を賭してもたらした、緊急速報をお届けしよう。

キピ・ジャッキヤ

  • 契約記者のキピ・ジャッキヤ(Kipih Jakkya)は、2011年8月末に一部ワールドに現れ取材活動を行っているところを目撃されている。
  • それによればキピ・ジャッキヤはカチューシャミコッテの外見をしたGMキャラクターであり、表示上は記者風の未実装装備に見えるが装備画面ではウェザード装備となっていた。

バックナンバー

  • 旧ロードストーンに掲載されていたもの。

Vol.1:「調査隊全滅!?」~「トトラクの千獄」最後のリポート~

地下監獄で起きた悲劇
いま「トトラクの千獄」で、何かが起きている。
そう、かつて密猟者や森林放火魔といった重犯罪者を収監するために利用され、人の道に反するとして先々代の幻術皇によって閉鎖された、あの忌まわしき地下監獄だ。

つい先日のことだ。封鎖されていたはずのその監獄に、ガレマール帝国の傭兵らしき人物が出入りしている、との衝撃的な目撃情報が本誌編集部にもたらされた。事態を重くみた編集長は、すぐさま双蛇党に通報。結果、独占スクープこそ失われたものの、特例処置として4名からなる先遣偵察分隊の1名として本誌特派員マーティンも同行を許された。

「こちら偵察隊……これよ…千獄に侵入す……」
党から借り受けた強力な軍用リンクシェルを使用していたにも関わらず、統合司令部で待機する我々に届いたマーティンの声は最初から途切れがちだった。帝国の妨害雷波の所為であろうか?
やがて、一度は完全に途切れてしまった通信が一時的に回復した際、断続的に届いた隊員たちの声が、我々の耳にしたもののすべてになってしまった。

「なん……光るカベ……先…進めない……畜生……」
「妙な……機械……触るな……これ……帝国…の……」
「く、来るぞ……また、アイツだ……助け……うわぁぁぁ……」

その後、耳障りな破砕音を残して、通信が途絶えてしまったからだ。



格闘士としての心得もあったマーティンはおろか、精鋭ぞろいの双蛇党の分隊全員が消息を絶ったことは、尋常の事態ではない。 もはやトトラクの千獄で、帝国軍が何らかの工作を行なっていることは明白だ。 問題は、彼らがそこで何をしているかである。 双蛇党には、我が国の安全のため、早急なる対応と解明を望むところである。

オリバー・グッドフェロー

Vol.2:「戦力不足の切り札は?」~気になる双蛇党の戦力強化策を探る~

不足する戦力
三重の幻術皇カヌ・エ・センナ様が帰還され、グランドカンパニー双蛇党」の設立をお命じになってからというもの、街では俄かに緊張感が漂いつつある。
なんでも、双蛇党の統合司令部にはグリダニアを代表する頭脳が集められ、幻術士たちと協力しつつ中長期的な国防計画を策定中とのことだ。部隊の編制、防衛施設の整備、武具の増産、兵糧の備蓄……これらを効率的に進めるには、双蛇党と各ギルドの連携が肝になるだろう。
もちろん我らが二大兵団、神勇隊と鬼哭隊にも、主力部隊としての活躍が期待されている。しかしながら、トトラクの千獄への帝国兵侵入事件を始め、活発化するガレマール帝国軍の動きに対して後手に回っている感があることも確か。現状の戦力だけでは、戦力不足であるのは、誰の目にも明らかだろう。

冒険者を取り込め!
不足する戦力をいかにして補うのか。この難問に対し、双蛇党が出した答えはどうやら「冒険者」ということになりそうだ。
現在、双蛇党には、四方を守る伝説の幻獣の名を冠した「白狼隊」「青狢隊」「朱獺隊」「玄猪隊」の四隊が存在しているが、さらに「黄蛇隊」なる部隊を新設する予定らしい。そして、この新設部隊が、グリダニア人ではない異邦の民、すなわち冒険者たちで構成されるという噂なのだ。
これまでも双蛇党では、冒険者を「候補生」として試験的に受け入れてきた。いくつかの作戦では、実際に候補生たちを実戦に投入し、一定の戦果をあげてもいるらしい。どうやら、こうした成功例を以って、正式な冒険者の受け入れを決定したようだ。
冒険者からの募兵というこの大方針に、筆者はここに賛成の意を表明しようと思う。
エオルゼアに迫る危機に備え、協調を呼びかけるカヌ・エ・センナ様の御心に共感するのであれば、もはや故郷がどこであるかなど些細な問題に過ぎないからだ。もしあなたが志高き冒険者であるなら、双蛇党の下でその力を発揮してほしい。今こそ同じエオルゼアの大地に生きる民として、互いに手を取り合うべき時なのだから。

オリバー・グッドフェロー

Vol.3:「その光は未来を照らす」~カヌ・エ・センナ様記念式典で演説~

カヌ・エ・センナ様ご来臨
演奏会や祭事の際に多くの人々が集まるミィ・ケット野外音楽堂だが、その日の賑わいぶりは別格であった。何といってもカヌ・エ・センナ様が、「双蛇党」の結党を正式発表する記念式典なのだから無理もない。この歴史的式典に参列しようと、グリダニア人だけでなく行商から冒険者まで、実に多くの人々が集まることとなった。
そうした中、カヌ・エ・センナ様は式典の冒頭にて、「汝の正義と勇気を信じて我らの森を、否、汝らの森を守るべし。さすれば、必ずやノフィカ様の霊験あり」との大精霊の言葉を代弁。精霊たちが、我らを森の一部であると認めてくれた旨を報告し、森を穢す侵略者、ガレマール帝国への断固たる抵抗の意思を表明した。


かつて我らの祖先は、精霊を恐れ地下の穴蔵に隠れ住んでいた。地下都市「ゲルモラ」時代のことである。そこから長い年月をかけて、幻術士たちが精霊との対話を成功させ、森に住まうことを許されたのだ。だが、そのような長い歴史の中でも、大精霊が「汝らの森」と表現したことは、一度たりともなかった。その言葉の意味は限りなく重い。
式典の締めくくりに、カヌ・エ・センナ様は音楽堂を精霊の御光で包み込んだ。強大な帝国の影が忍び寄る困難な時代だからこそ、その暖かくやわらかな光の下で、我らは新たな友人、すなわち冒険者たちと手を取り合い、国難に備えなければならないのだ。

オリバー・グッドフェロー

Vol.4:「モーグリ族「神降ろし」を断行か?」~伝説の善王を巡り飛び交う憶測と噂~

おとぎ話のモーグリ
モーグリ族と人々との交流の歴史は長く、地下都市「ゲルモラ」時代に遡る。 だが、当初は必ずしも両者にとって、良い関係とは言いがたかった。ゲルモラの民が、精霊の許可なく、森の恵みを糧とした生活を送っていたからである。当時のモーグリ族にとって、ゲルモラの民は「森を荒らし、精霊を怒らせるやっかい者」であったのだ。
だが、我らの祖先が精霊との対話を成功させ、森への居住を許されてから、モーグリ族と人々との関係は好転した。徐々に互いの距離を縮め、今では精霊と人々とを繋ぐ仲介者として、モーグリ族は我らの良き隣人となっている。


しかし、我々はモーグリ族のことを、どれほど理解しているといえるのだろう?
彼らは今でも森の中で暮らすことを好み、都市で過ごすことは稀だ。このような生活様式から、根本的な思想や倫理観に至るまで、彼らの文化は、我らと大きく異なっている。
モーグリ族に伝わる神話や伝承の類もまた独特だ。その筆頭が、かつて天界に暮らしていたというモーグリ族が下界へと降りてきた、という言い伝えだろう。
神話の時代、モーグリ族を束ねていた善王モグル・モグXII世は、神々の間で大戦争が起こった際に、天界から糸を垂らして、一族を下界に降ろし避難させたという。しかし、我らの間には、十二神の間で「神々の戦い」が勃発したなどという神話は残されていない。 そのため、神学者の多くが「善王」の逸話を、一種のおとぎ話と解釈していた。だが、最近になって、モーグリ族が神降ろしを行い「善王」を召喚したという噂が、まことしやかに囁かれ始めている。
存在しないはずの「おとぎ話の王」が、この世に現れる。果たして、そのような文字通り「おとぎ話」の如き出来事が、実際に起こりえるのか?
現在、グリダニアに滞在している蛮神討滅の提唱者、ルイゾワ氏の周辺も、腕利きの冒険者たちが集まり、なにやら慌ただしい気配である。ルイゾワ氏は、「善王」の召喚を事実と認識し、これを「蛮神」として討滅しようとしているのではないだろうか? 真偽の程は解らないが、仮に存在しないはずの「善王」の召喚が事実だとすれば、何かがエオルゼアの理を歪めているのかもしれない。巷にあふれる「第七霊災」の噂ともども、不安を掻き立てられてしまう今日この頃である。

オリバー・グッドフェロー

Vol.5:「小月「ダラガブ」の異変が示すものは?」~赤色化に続く、巨大化で混乱拡大~

解釈巡る論争は決着見えず
大月に寄り添うように、その周囲を巡る小月「ダラガブ」。
神話では、月神「メネフィナ」の忠実なる番犬とされるこの衛星の輝きが、赤みを帯び始めたのは数ヶ月前のこと。以来、徐々に輝きを増し続け、最近では大きく膨張しはじめている。今や天に浮かぶ赤き 「ダラガブ」を見て、不安を抱かない人などいないだろう。

赤色化が始まってからというもの、さまざまな人が、この不気味な現象の原因を探ろうと試みてきた。だが、ある者は「番犬ダラガブが女神に仇なす魔物に噛みつき、返り血を浴びたからだ」といい、別の者は 「第七霊災の予兆に違いない」と主張するといった具合で、その解釈は千差万別。イシュガルドの天文学者が、「邪竜復活の兆しである」とする学説を発表したこともあるが、この説を本気で信じているのはイシュガルド人くらいのものだろう。
商魂たくましいウルダハ人といえば、「ダラガブの異変」を商機に変えようと、詐欺まがいの商品の売り込みに躍起な様子。どんなに不吉な噂がたとうが、その噂を一枚でも多くのギルに変えることにしか関心がないウルダハ商人の勢には、あきれるべきか感心すべきか、迷うところである。
一方、警戒を要する事件の噂も聞こえ始めている。小月を「救世神ダラガブ」と称して崇め、生け贄を捧げる邪悪な儀式を繰り返す、「最後の郡民」なるカルト教団が登場。誘拐騒ぎも発生しているとのことなので、ぜひ注意してほしい。

10年前の異変
「未来を知りたくば、過去に問え」とは、古代アラグ帝国の遺跡発掘に生涯を費やした、聖コイナクの名言である。
この聖人の言葉に従い、筆者は神勇隊司令砦を訪ね、記録文書を調査させてもらった。神勇隊は過去150年にわたり、イクサル族の気球部隊を警戒してきた。それはつまり、神勇隊の監視記録は、天の観察記録にほかならないということだ。結果として、筆者は10年前に記されたひとつの記録にたどりつくことができた。
10年前のある晩、東部森林の監視哨で空を監視していた隊士が、「ダラガブ」が赤く輝いていることに気づき、隊付きの幻術士に報告をあげていたのである。ただし、このときの異変はごく短いものであり、夜明け前に「ダラガブ」は元の色に戻ったようだ。
過去、150年間において、たった一度だけであるが、「ダラガブ」の赤色化現象は起きていた。この事実が示すこととは? そして、昨今の赤色化が示すものとは? まだその「答え」を見つけるには至っていないが、巷で噂される「第七霊災の予兆」説が外れていることを願うばかりである。

オリバー・グッドフェロー

Vol.6:「嵐神ガルーダの影」~南部森林に飛来した魔物の正体とは?~

猛り狂う鳥たちの女王「ガルーダ
ハムレット「クォーリーミル」の付近において、「翼を持つ大型の魔物」が目撃されたとのことで、国防を担うグランドカンパニー双蛇党」の周辺が騒がしい。どうやら双蛇党の上層部は、問題の魔物の正体が嵐神「ガルーダ」であるとの見方を強め、警戒しているようだ。
小月「ダラガブ」の異変を見るにつけ、第七霊災到来の噂を信じ自暴自棄にもなりたいところだが、眼前に立ちはだかる脅威から目を背ける訳にはいかない。ここはひとつ冷静に、ガルーダとはいかなる存在なのかを、再確認していこう。なお、本記事の執筆にあたっては、イクサル族の歴史に詳しい神勇隊隊長リュウィン氏の協力を仰いだことを記しておく。

今をさかのぼること、550年ほど前。当時、イクサル族は「ティノルカ(※)」を根拠地としていた。彼らは樹上に居を構え、その翼に風を受け、木々の間を飛び回って暮らしていたと伝えられている。「鳥人」を自認していたイクサル族は、既にこの頃からガルーダを「すべての鳥たちの女王」として崇め、信奉していたという。
だが、黄金期を迎えたイクサル族が人口を増し、居留地を広げ始めたことでひずみが生じる。生活圏の拡大が森の精霊の怒りを買い、結果として追放の憂き目にあったのだ。こうしてイクサル族は、大渓谷「ゼルファトル」へと集団移住することとなったのである。


だが、彼らの受難は、故郷の喪失に留まらなかった。
ゼルファトル」の地で孵った幼体たちが、――原因は不明ながら――風切り羽を持たず生まれてくるようになったのである。やがて世代を重ねるうちに、イクサル族は飛翔能力を完全に喪失した。ただ、空に対する狂おしいまでの情念だけを残して……。
約150年前に、他の民族に先駆けて彼らが「気球」を開発し得たのも、こうした歴史に基づく空への強き想いがあればこそといえよう。

そして、10年ほど前の事……アマルジャ族コボルド族が、次々と神降ろしを断行したとき、イクサル族もまた嵐神「ガルーダ」を呼び降ろした。その動機について、リュウィン氏は「すべての鳥の女王」の加護を得ることで、飛翔能力を取り戻すためだと推測している。 しかしながら、現在までにイクサル族の願いが叶えられた形跡はない。そればかりか、猛々しき嵐神「ガルーダ」は血を欲し、何者にも御し得ぬ嵐となって吹き荒れ、各地で猛威を振るっている。
イクサル族は、彼らにとっても決して呼び降ろしてはならぬ存在を、エオルゼアへと招いてしまったのではないだろうか。

オリバー・グッドフェロー

黒衣森のこと。「ティノルカ」はイクサル語で「母なる森」を意味する。

Vol.7:「クルザスで異変アリ?」~隕石を巡る不可解な謎~

降り注ぐ無数の隕石
アルデナード小大陸の背骨と形容される「アバラシア山脈」、その中央にあたる「クルザス」地方から天災の報せが届けられた。無数の隕石が飛来し、次々と落着。山間部に大きな被害が出たというのだ。
隕石落着はこれまでもたびたび報告されており、魔物の生態に影響を与えるなど、少なからぬ被害が報告されてきた。だが、今回はその比ではない数多くの隕石が、短時間のうちに集中的に飛来してきたという。当地の混乱は相当なもののようで、取材に当たった本誌記者に対し、ある羊飼いの少年などは「大地から大岩が浮かび上がり、そのまま天へと昇っていくのを見た」などと被害とはまったく逆の支離滅裂な証言をしている。果たして、何があったというのか?


偵察部隊が壊滅か?
グランドカンパニー双蛇党」の周辺も、クルザスへの隕石落着を受けて何やら慌ただしい。
情報筋によれば、三都市同盟軍がクルザスへと派遣していた偵察部隊が、消息不明になっているとのこと。隕石落着に巻き込まれた可能性もあるとして、安否確認のために情報収集を進めているようだ。
しかし、なぜ三都市同盟軍が「イシュガルド」領であるクルザス地方に偵察部隊を派遣したのだろうか? 本誌編集部では「ガレマール帝国」がらみでの出動ではないかと睨んでいるのだが、双蛇党関係者の口は堅く、詳細は不明のまま。ここのところ、モードゥナ地方やクルザス地方へと飛来する帝国飛空戦艦の数が増加傾向にあることが報告されており、不安は深まるばかりだ。
双蛇党には、一刻も早い事態の打開と、確実な情報公開を望みたいところである。

オリバー・グッドフェロー

Vol.8:「エオルゼア同盟軍、反転攻勢へ!」~軍師としてルイゾワ師も従軍か?~

紅葉戦争」の奇跡を再び
約100年前に隣都市「アラミゴ」の侵略によって引き起こされた「紅葉戦争」。
この戦争において我がグリダニアは、イシュガルドウルダハリムサ・ロミンサの周辺諸都市から派遣された援軍と共に戦い、侵略者をはね除けることに成功した。
そして今、ガレマール帝国の脅威が眼前に迫るなか、再びエオルゼア諸都市が手を取り合い共に戦おうとしている。イシュガルドこそ参戦の意思を示していないものの、ウルダハリムサ・ロミンサエオルゼア同盟軍への参加を承諾。既に共同での軍事作戦を展開しており、着実に戦果を上げているようだ。
さらに、エオルゼア同盟軍は勢いそのままに、かつてない大規模な軍勢を集結させ、大攻勢をしかけようとしているらしい。果たして勝算はあるのだろうか?

ルイゾワ師の動向に注目
迫る帝国との決戦において、勝利の鍵を握るのは学術都市「シャーレアン」出身の賢人、ルイゾワ・ルヴェユール師かもしれない。というのも、同氏がエオルゼア同盟軍の軍師に就任したとの噂があるからだ。
ルイゾワ師は、これまでも双蛇党と密接に協力し、蛮神対策を進めてきたことで知られる人物。独自に「第七霊災」にまつわる預言の研究も進めており、その知識は当代随一との呼び声が高い。そんな人物が、エオルゼア同盟軍に加わったというのだ。
噂によると、今回の大攻勢もルイゾワ師の発案であるとのこと。さらには蛮神討伐をルイゾワ師と共に成し遂げてきた、腕利きの冒険者も参戦する予定らしい。賢人が練り上げた秘策がいかなるものか、我々は知ることができないが、兎にも角にも大攻勢の成功を精霊と母なるノフィカ様に祈りたい。
戦いの行方には、戦場に立つ将兵たちの命と、エオルゼアの明日がかかっているのだから。

オリバー・グッドフェロー

Vol.9:「広がる祈りの輪」~浮かび上がる神印に希望を託して~

エオルゼア戦乱期
思い起こせば、すべては15年前に始まった。
第六星暦1557年、北方の大国「ガレマール帝国」が隣都市「アラミゴ」に攻め入り、エオルゼアへの侵略を開始した。
その5年後、第六星暦1562年には飛空戦艦の大艦隊をもってモードゥナ地方へと進軍したが、銀泪湖の幻龍「ミドガルズオルム」に率いられたドラゴン族の猛反撃によって、帝国軍は撤退を余儀なくされた。さらに蛮族勢力が次々と「蛮神」を召喚したことで、さしもの帝国軍も進軍を停止し、戦局は膠着状態に陥ったのである。
だが、この均衡状態は脆くも崩れ去った。
第六星暦1572年、ガレマール帝国皇帝ガルヴァスは、ダーナス軍団長率いる第VII軍団を送り込み、侵略戦争を再開させたのである。


祈りよ届け、十二神に!
この危機に対し、我らがグリダニア幻術皇カヌ・エ・センナ様の導きの下、グランドカンパニー双蛇党」を結成。冒険者の力を借りつつ、事態の打開に向けて動き出した。
交易都市「ウルダハ」や海洋都市「リムサ・ロミンサ」においても同様の動きが見られ、そして遂には互いに手を取り合い、エオルゼア同盟軍を発足させたのである。
現在、エオルゼア同盟軍は戦力を集結させ、カルテノー平原に布陣する帝国軍第VII軍団との決戦に備えている。戦いの準備は整いつつあるのだ。
それでは、我らは何ができるだろうか?
学術都市「シャーレアン」より来たりし賢人、ルイゾワ師は都市民や冒険者に対し、「十二神の印が現れた秘石に祈りを捧げよ」と説いている。
この期に及んで神頼みか? そう反論したくなる気持ちも確かにある。
だが、碩老樹瞑想窟に保管された過去数百年の史書をひもといても、未だかつて神の印が現れたことなど記録されていない。確かにこれは、エオルゼアに迫る未曾有の危機に対し、十二神が御力を示そうとしている証のようにも思える。
こうした考え方が広まったためか、多くの人々がエオルゼア各地に現れた「十二神秘石」を巡り、祈りを捧げる巡礼をはじめているという。
例えわずかと言えども希望があるのなら、読者諸君も共に祈ろうではないか。
同盟軍に勝利を! エオルゼアに救いあれ!

オリバー・グッドフェロー

関連項目

公式サイト