スタッフ/祖堅正慶

祖堅正慶(そけんまさよし)

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  • FF14のサウンドディレクター
    • 「ソルボンヌ祖堅」、「ルイーズ野間」としてクレジットされるときもある
  • 主な作品に、「ナナシノゲエム」シリーズ、「乙女ぶれいく!」、「ロードオブヴァーミリオン」シリーズ、「マリオスポーツMIX」、「かまいたちの夜2」、「聖剣伝説4」などがある
  • 父は元NHK交響楽団首席トランペット奏者で琉球交響楽団代表の祖堅方正氏。交響組曲「ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ」にも参加している(2013年死去)。
    • なお苗字の「祖堅」は沖縄由来の名字だという。
  • スクウェア・エニックスの谷岡久美氏とはほぼ同期入社とのこと。
    • 新卒入社ではなく、他のアーケードゲーム会社でゲームを作っていたとのこと。スクエニでは2000年9月発売の「劇空間プロ野球 1999」から。
Table of Contents

FF14での仕事

  • サウンドディレクター

雑用係

  • FF25周年記念イベントでは、自らの仕事を次のように紹介している。

    サウンドディレクターって何やってるかっていまいち伝わんないのでいっとくと、まさにサウンドの雑用ですね。ほんと雑用です、ボクの場合は。

  • サウンドディレクターとして日夜雑用に追われており、初期には不評であったFF14のサウンド面を続々と修正し続ける姿に注目が集まったこともあった。
  • チョコボ騎乗時のサウンドボリュームが、走行時には大きく、停止時には小さく自動調整される機能(Acceleraion Sound)や、またレイドダンジョンなどで雑魚戦闘時とボス戦闘時の音楽をスムーズに切り替える機能(Dynamix End)などのディレクションを行なっている。※InsideGamesの記事に詳しい
  • その他ブログでは、次のようなこともやっていると述べている。
    もともと仕様設計やエンジニアリング、レコーディングやMA、効果音制作とかがメイン
    作曲?になんのかな?メロ欲しい!と言われた曲は主に移動中に考えます。
    音楽とか効果音とかボイス編集とかエンジニアリングとかをしている
    
    様々な音を作る作業、ムービー映像を見ながら効果音を併せる作業、
    メインにどーなってんだボケ!!と叫ぶ作業、おめフザケンナ!と上から怒られる作業、
    生弁当を買ってきて間違えて唐揚げに梅ジャムをかけてしまって排除する作業等
    
    効果音作ったり曲作ったりボイス収録やったり、
    ジャンプして空中にいる間に放屁したりする祖堅と申します。

FF14作り直し決定時の話

  • 吉田Pがコネクトオンで次のように語ったことがある
    (2010年に、FF14の)開発体制が変わってから最初にひらかれた全体会議で、
    室内のマイク調整を祖堅がかってでた。
    吉田が「ゲームを作り直すぞ!」と宣言してからふと視線を上げると、
    2階のミキサー室の窓越しに”うおーー”と喜んでる祖堅の姿があった。
    いまでもその光景は忘れられない。

作曲スタイル

  • 作曲は基本的に鼻歌をスマホで録音し、それをふくらませる形で行っている模様。
  • コスタ・デル・ソルのBGMのマラカス的な音は、締め切りがその日までになっていたがマラカスがなかったため、爪楊枝をポキポキに折り、ミンティアを足で潰してカップ麺のカラ容器の中に入れ、A4用紙でフタをしてシャカシャカ振って収録した。
  • 古城アムダプールのパーカッションは、机の上にタバコ吸い終わった空き箱を積み重ねて収録した。本人曰く「グルーヴ感が増すため」とのこと。

レター LIVE

  • FFXIVプロデューサーレター LIVE」ではBGM選定や切り替えなどを行なっている

    実際は吉Pのすぐ横でクソ割れまくるマイク環境の為、レベルメータと睨めっこしながらゲーム画面きたらゲーム音立ち上げて、引っ込めたら次のBGM挿げ替えて、たまにOnAir音確認して…と超手作業だったもんでちゃんと音声届いてたか心配だ

ソケンライブ

  • また、「FFXIVプロデューサーレター LIVE」本番放送前日のテスト放送での登場が恒例となっており、「ソケンライブ」として定例化している。
  • 本来のテスト放送は、本放送前日にCommunityRepのもるぼること室内氏、またはもっちーこと望月一善氏のみが登場しサウンドボリュームの調整などを行なっていたのだが、いつのまにか裏方としてライブに使用するサウンド機器のセッティングをしていた祖堅氏が間を持たせるためということで登場することとなり、いまでは祖堅氏ありきの流れになっている。
    • 室内氏進行の場合吉田Pが登場することもある。
    • またもっちー&祖堅氏の場合は、やらかし吉田P登場土下座説教タイムのプロレス的な流れが多い。
  • 第5回のテスト放送では、吉田Pがメディアツアーからの帰国前の不在状態のプロデューサールーム(吉田P部屋)を占拠して行なっていたため、「テスト放送改め、サウンドディレクターズライブと」「もういいんじゃねえかそれで」という掛け合いも入り、ソケンライブを実質的に宣言している。
  • ダラガブ落着時は焼け焦げた格好、ベンチマーク配布前には公園のベンチ映像(「ベンチまだかよ? → ベンチキター → 公園のベンチオチ」いう一連のネタを映像化)、AnswersBGMに合わせて馬券が舞い散るシーンなど、その時々の話題に合わせて様々なネタを仕込んで登場し、吉田Pに説教を受けるまでがテンプレ化した。しかし単にふざけているだけではなく軽妙な語り口で楽しませることを忘れない姿勢が評価され、一部ファンの間では本放送よりも楽しいと評判が高い。

FF音楽

  • ファイナルファンタジーの音楽について、海外サイトのインタビューで次のように語っている

    Personally, I think FINAL FANTASY music is Uematsu's music. And I also think the definition of "this is FF" is no longer in the hands of the creators, but in the hands of the players.
    (訳)個人的には、ファイナルファンタジーシリーズの音楽は植松さんの音楽だと思っています。そして、FFらしさ、これがFF音楽だという定義は、もはや私達クリエイターではなくプレイヤーの皆さんの中にあると考えています。

  • 同じ内容は2014年12月のファンフェスティバル東京でもあった。作曲する際にFFっぽさを意識するか?との問に、次のように答えている。

    (FFっぽさは)完全に意識してます。意識しつつも逸脱してることは自覚しています。とはいえ、FFっぽさぽさを大事にしないといけないところもあれば、そうでないところもあります。FFといえば植松さんだと思っているのでそこは大事にしたい。

  • 2015年1月のインタビュー

    FFのサウンドっつったら植松さんだと思ってるんで、そこは最大限大事にしていきたいです。FFってナンバリングを重ねていくことで進化していくものなんですけど、やっぱり根底に流れているものは植松サウンドなんで、そこはいつも気にしながらやっています。

プライベート

ニーソケン

  • ニーソとニーハイ好きを公言してはばからず、日夜自らのTwitterでニーソニーソと連呼しており、Twitterアカウント名はそのものずばり「ニー祖堅」、プロフィールには「好きなアレ:ニーソ」となっている。

からあげクン

  • 「俺のエナジー」「新生フォーティーンの楽曲はからあげクンでできてます。あとキャベツ太郎かな。」

好きなバンド

  • レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(Rage Against the Machine)
    • ※リアルイベントではこのバンドのTシャツを着ることが多い。

一番好きなのはRage Against The Machine。ハイスタ世代なんでパンクが多いですね。高校の時にガンズとかのハードロックが流行っていて、そこからハイスタにいって、BRAHMANだeastern youthだ、と進み、怒髪天などを聞いていました。

音楽との関わり

  • 父母の影響

    昔から音楽をやっていまして、物心が付く頃にはピアノを触っていました。それとエレクトーン。父親がラッパ吹きで母親がピアノの先生をやっていたので、そのままピアノとエレクトーンは続けてましたね。

  • デジタルミュージックとの出会い

    人生の途中で「PC-98」と出会い、『信長の野望』とか『イース』とかやっていて、デジタルミュージックに興味がわき、学生の時にシンセサイザーやハードウェアを、バイトして金を貯めて。家を機材だらけにしたかったんですよ。宇宙船の中みたいな(笑) その流れで、楽しくデジタルミュージックに浸かっています。「シンガーソングライター(SSW)」とか「レコンポーザ」とかも当時出始めたところで、DTMの初期の方からやってますね。

    FM音源を積んでるPC買って、FM音源変調させて……とかマニアックな事をやってました。誰からも賛同を得られない、何をやっているか理解されないっていう(笑) その後、PCー9801EXの3.5インチにFM音源が標準搭載されると知って、お金貯めて買いましたよ。ちっちゃい時から貯めてたお小遣いを全部使って、でもそれだけではどうしても足りなくて「これが無かったら死ぬー!」って親に(笑)

FF14での作曲

  • 新生FF14では、相当数の曲を作曲したといっており、2012年9月に発売された「FINAL FANTASY XIV - Eorzean Frontiers」においてもかなりの曲にクレジットされていることがわかる。

ボーカルは社内オーディション

  • 蛮神戦のBGMはすべてボーカルがついているがこれはスクエニ社員が担当している。

    本作の歌は社内の人間が歌っています。そもそもゲームサウンド制作のほうが一ヶ月内で作らないといけない量がハンパないので、準備してRECしてまとめて譜面出して譜割やって……って作業を、通常であれば考えられない時間でやらないといけないので、そこをアーティストさんに頼んだりできない。事前準備やスタジオを押さえたりができませんからね。完成したらすぐ録音してまとめて実装、というのを一日でやらないと間に合わないので。

    その解決策として、融通が利く社内というのが一点。もう一つが、今のユーザーさんは動画をネットへアップロードしますよね? そうなるとアーティスト側等の権利が都度発生してしまいます。でも『新生FFXIV』はネットワークゲーム。広げる事が大事なので、動画のアップロードを公式にOKしてるんですよ。外部の方だとその契約も別途しなけりゃいけないし、って、これは当然なんですけどね。そもそも許可していただける方も少ない。だったら最初から社員を使って……っていうのが趣旨です。

    1曲につき4名ほどの社員をオーディションしてます。声質で選んでいますが、結局はゲームに合う合わないが一番大事だと思ってます。このバトルシーンの曲だったらこのバトルに合う声、その選出基準で選んでます。 ……今って、あまり上手くなくても後でどうとでもなっちゃうんですよね(笑) でも実際のイベントで生ライブをやるって言うと誤魔化しが利かないんで、彼らは今すごく練習してますよ!オレ含め!

担当曲

チームの人からちょくちょく"Limit Break!"トレーラーの曲って誰作ったんですか?て聞かれんだけど、なんだよ!オレだよ!オレこういうの書いちゃダメ!?キャラじゃないのかな…いやでもさほらFFXIVってこんな感じでしょ?http://www.youtube.com/watch?v=Wae3yETCHNk

Twitter発言

  • https://twitter.com/SOKENsquareenix/status/205271246341029888

    フラミンの短パンやべぇよな!!!とか言ってたらキャラ班に「あれは短パンじゃなくて下着ですお」と言われたので、フラミンはそんなビッチじゃねぇ!!!!と、反論しときやした。

  • https://twitter.com/SOKENsquareenix/status/229902922681573376

    戦闘中に敵が特徴的なセリフを喋ってくるつーのは、実はデータは仕込んであったんだよ・・・ケド結局鳴る事はなかった・・・オrz 新生でリベンジできるかな?

    もっとこう、HPが50%になったらとか、戦闘開始時とか、シチュエーションが細かく分かれてます。ますじゃなくて、ました、になるのか、、もうorz

  • https://twitter.com/SOKENsquareenix/status/242469678465826817

    "Limit Break!"トレーラーの音楽作ったキッカケ→「ソケンさん、Gamescomで10秒くらいのリミットブレイクキャプチャするから音みといて」okok、10秒なら効果音でお終いだな→45秒になって発注キターーーーなんだヨ!BGM付けなきゃじゃん!!>< →つづく

    →α作業が追い込みだったので徹夜して完了→マネージャ「FF25thでInGamePV出しますんでー」あいあい、音は完ぺきだから。→2分30秒になって発注キターーぎゃあああああ→α作業のため3徹夜くらい→気性が荒くなって痩せた! というわけで気に入って頂けたら嬉しいZE

  • https://twitter.com/SOKENsquareenix/status/244062331942883328

    チームの人からちょくちょく"Limit Break!"トレーラーの曲って誰作ったんですか?て聞かれんだけど、なんだよ!オレだよ!オレこういうの書いちゃダメ!?キャラじゃないのかな…いやでもさほらFFXIVってこんな感じでしょ?

  • https://twitter.com/SOKENsquareenix/status/254224585178886145

    現行版制作時のどうでもいい裏話その01。 ネール戦フェーズ2のBGMは当初コーラスを入れる予定は無かった。が、オレの我侭で入れることに。すったもんだして収録したコーラスが入った、最初のデモを吉Pに送って即効で返ってきた返事は1行。「えらいことになっとる」

  • https://twitter.com/SOKENsquareenix/status/255976425092440065

    現行版制作時のどうでもいい裏話その03。オレがBGM以外のサウンド全部をやってたころカットシーン班から「どうしてもここに曲欲しい。でも植松さんに発注してない。どうしよう。ちなみに欲しい曲はヘタクソ行進曲」という相談が来て急遽作ることに。これがオレのFFXIVデビュー曲

    ちなみにその曲はグリダニアのOPで時空を止めたモーグリ達がが行進するシーン。一回も吹けないラッパを再現するのに非常に苦労をし、結局鉄パイプ製の壊れた椅子の足をガラクタ置き場から拾ってきて、 それをマウスピースと見立てて口つけてブピュルル、ペブーーッと吹いて録音してた。

    顔真っ赤にしながら椅子の鉄パイプに口つけてペブーピボー吹いてる(吹けてない)所を、たまたま通りがかった後輩に見られ、な、な、なにやってんすか、、、、と非常に頭の中身を心配された。

  • https://twitter.com/SOKENsquareenix/status/258807213253087232

    α版には柄でもない曲がぼちぼち入ってるZE。ぐはは。開発チームから「誰作ってんスかこの曲」とかしょっちゅう聞かれる始末。御淑やかな人が作ってんだと思ってたクサイが、まぁなんつーか正直オレで悪かったな。

25周年サイトクリエイターズボイス

  • ファイナルファンタジー25周年に寄せて:
    正直言いますと自分なんかがFFを語ってしまっていいのか少々困惑しておりますが、せっかくなので書き殴ってみます。
    
    気がついたら10年以上この会社にいるんですが、実はFINAL FANTASYシリーズにドップリと関わったのってXIVが初めてなんです。
    
    いつもその巨大な存在感を身近に感じながらも、まあなんといいますか本能的に天邪鬼根性で、どうせスクウェアにいるならスクウェアらしくないゲームサウンドを作ってやるZE !と、常にいつも会社に対してレジスタンスモード炸裂でたくさんのゲームサウンドを世に送り出してきました。
    
    いつも思ってたことは「FF にできないことやってやらぁ!」でした。
    
    FF 開発してる連中から
    「なんかソケンの担当開発はいつも忙しそうだけど好き放題暴れられて、超大変そうだけど、楽しそうでいいなぁ・・・」
    と言われるのが気持よくて仕方なかったのです。
    って・・・!
    なんかこう書くとちょーやなやつ!! オレ!!
    
    スクウェアに入社して一番最初にやった作業を思い出すと、民放アナウンサーの方と実況の収録を半年間ずーーっとやってたり、会社としてタイアップという事をやること自体が初めてという状況なのに、「スポーツゲームなんだから、ゲーム立ち上げたらテンションMAXの音楽がドーンだろ!!」と、全身タトゥー入りのPUNKバンドとのタイアップを無理矢理提案し、バンドメンバーをいきなり会社にお連れして皆を驚かせたりと、ほんとーーに全然FINAL FANTASYというイメージと真逆を突き進んでやってきました。
    
    お陰様で効果音制作からスタートし、効果音、作曲、編曲、ダイアログ、レコーディング、エンジニアリングと、サウンドスタッフがやらなくてはならない作業の全てを網羅するという、分業を得意とするスタッフが集結している弊社サウンド室としてはかなりなレア・クリエーターに進化しました。
    
    そんな感じで一匹狼状態で10年近く好き放題やってたら・・・・
    ついにぶち込まれた!!
    暴風雨の吹き荒れるFINAL FANTASY XIVへ・・・!!
    
    ガクブルしながらFINAL FANTASYという巨大戦艦にバカのふりして突撃してみると、そこはもう最高の技術と最高の芸術がひしめき合う最高の鉄火場でした!!!
    まじかよ!! これ、オレの手におえるのか・・・??
    最初の印象は正直これでした。
    
    まあ、現在まさにFINAL FANTASY という巨大開発戦艦のサウンド砲撃台の指揮を預かっているわけですが、この印象は未だにたいして変わってないです・・・ダハハ。
    
    最高の芸術が最高の技術の上で花開く、全部入りの最高に面白いゲーム、
    それがFINAL FANTASY なんですかね。
    
    各々のスタッフが掲げている目標が非常に高いので、
    きっといつまでもその見えないゴールのテープを追い続けながら、
    FINAL FANTASYという開発は続いていくんだと思います!!
    
    ていうか、ようはあれだ!
    FINAL FANTASYは、
    気合と知力と根性が結集した、
    ザ! スーパーウルトラグレートマキシム・ベリーベストストロングエンターテイメントなんだ! きっと!!!
    
    開発部(サウンドグループ) サウンドエディター 祖堅 正慶
    http://blog.jp.square-enix.com/music/cm_blog/
    

参考