NPC・組織/ノア調査団

ノア調査団(the fellowship of NOAH)

  • 「ノア」という名称については下記2つが登場する。
  1. 聖コイナク財団クリスタルタワー調査団の別名称:この項で述べる
  2. 調査団の名称の元となった第三星暦の大魔道士の名称
Table of Contents

概要

メンバー

ラムブルース(Rammbroes)
ルガディンゼーヴォルフ族の男性
ラムブルース
グ・ラハ・ティア(G'raha Tia)
ミコッテサンシーカー族の男性
グ・ラハ・ティア
  • 24歳
  • シャーレアンバルデシオン委員会の一員
    グ・ラハ・ティア : オレの名前は、グ・ラハ・ティア。
    シャーレアンのバルデシオン委員会から来た。
    今回の調査、立ち合わせてもらうぜ!
    ラムブルース : ……こんな人だが、間違いなく私たちの目付役だ。
    仲間として迎えてあげてほしい。
  • グ族の男性で、彼のルーツは第三星暦時代の「デッシュ」にたどり着く。「紅血の魔眼」を持つ。
コー・ラブンタ(Koh Rabntah)
ミコッテムーンキーパー族の女性
コー・ラブンタ

ノアレポート

「八剣士の前庭」

ラムブルース : よろしい。「八剣士の前庭」についての調査記録を紐解こう。
ノアレポート : 古代アラグ文明の遺産である「クリスタルタワー」。
その調査団である我々「ノア」は、ついに実地調査に乗り出すことになった。
ノアレポート : 先遣隊が巨大なクリスタルゲートを越える。
その先で我々を待ち受けていた最初の難関が、8体の不気味な石像が並ぶ「八剣士の前庭」だ。
ノアレポート : 石像は、4つの属性を利用した防衛機構だった。
クリスタルタワーへ不正に侵入しようとする者を排除する役割を担っていたのだろう。
ノアレポート : この防衛機構もまた、古代アラグ文明が誇った、魔法と科学を融合させた技術体系……
「魔科学」の産物であることは間違いない。
ノアレポート : 属性の力という魔法的な要素を用いて、数千年後の現代でも稼働し続ける防衛機構を作るとは!
まさに驚異的な技術と言えよう。
ノアレポート : ……しかし我々は、超高純度クリスタルから作り出した4つの「牙」によって、防衛機構を打ち破った。
かくして、クリスタルタワーへの道が拓かれたのである。

「古代の民の迷宮」

ラムブルース : よろしい。「古代の民の迷宮」についての調査記録を紐解こう。
ノアレポート : 冒険者が率いる冒険者たちに、「古代の民の迷宮」を掃討せよとの任務が下された。
ノアレポート : 「古代の民の迷宮」とは、クリスタルタワーを囲むように作られた前門にして、
塔を防衛する城砦の役割を担った施設だ。
ノアレポート : ……内部には未だ、防衛のための戦力が潜んでいた。
冒険者たちは、魔獣キングベヒーモスや妖異タナトスなど、おぞましい存在と戦うこととなる。
ノアレポート : 魔獣の改造やキメラ生物の合成、加えて異界ヴォイドの妖異を使役する技術は、
いずれも古代アラグ文明の得意とする分野だ。
ノアレポート : その粋を結して守られている、クリスタルタワー。
「古代の民の迷宮」の先には、果たしてどのような化け物が潜んでいるのだろうか……。

「ティターン」

ラムブルース : よろしい。「ティターン」についての調査記録を紐解こう。
ノアレポート : 「古代の民の迷宮」を防衛していた、 輝く曲刀を携えし戦士「ティターン」。
……在りし日に、アラグ帝国の革命を志した男である。
ノアレポート : 1000年以上も続いたとされるアラグ帝国の治世も、常に平穏だったというわけではない。
特に末期は、皇帝の支配に対する反乱が絶えなかった。
ノアレポート : 中でも有名なのが、勇将ティターン率いる勢力による反乱。
アラグ帝国の記録に「悪鬼」とまで記されている彼は、反乱軍を支持する民衆にとって、英雄であったと思われる。
ノアレポート : しかし、最終的に勇将ティターンは捕らえられ、「魔科学」による生体改造を施された上、
皇族のしもべに作り変えられた……と記録は語る。
ノアレポート : すべては、反乱軍への見せしめのために……。
数千年の時を越え、今なおアラグの門兵として立つ彼の姿にかつての巨大帝国の闇が垣間見えた。

ウネとドーガ

ラムブルース : よろしい。
「ウネとドーガ」についての調査記録を紐解こう。
ノアレポート : クリスタルタワーの中枢である「シルクスの塔」は、
開かずの扉に守られ、あらゆる者の侵入を拒んでいた。
ノアレポート : 調査が難航する中、「ノア」のもとに一組の男女が現れる。
アラグの装束で身を包んだ彼らは、
「ウネ」と「ドーガ」を名乗り、調査への協力を申し出た。
ノアレポート : 驚くべきは、その正体だろう。
彼らは、アラグ帝国が始皇帝復活のための試作として生み出した、
人造の生命体「クローン」だったのだ。
ノアレポート : ウネとドーガの元となったのは、同名の人物だったらしい。
始皇帝「ザンデ」の血を引くアラグ皇族のうち、
皇血が最も濃く現れたふたりだったのだそうだ。
ノアレポート : ふたりは皇族でありながら、偉大な魔道士だった。
ウネは夢幻の力を操ることを得意とし、
ドーガは比類なき強大な魔力の持ち主だったとクローンは語る。
ノアレポート : 慧眼の持ち主でもあったふたりは、
復活したザンデが「闇の力」に心酔していることを危ぶみ、
ザンデの野望を阻止するための鍵を、未来に残した。
ノアレポート : それこそが、クローンの「ウネ」と「ドーガ」なのだ。
かくして、ふたりの協力により、
シルクスの塔へと続く扉が開いたのだった……。

シルクスの塔

ラムブルース : よろしい。
「シルクスの塔」についての調査記録を紐解こう。
ノアレポート : クリスタルタワーの象徴ともいえる巨塔……
その本来の名が「シルクスの塔」である。
ノアレポート : そもそも「クリスタルタワー」という名称は、
塔の美しい外観にちなんでつけられた俗称だったらしい。
ノアレポート : その存在は「聖典」などの文献に記されているものの、
第七霊災前の学会では、実在すると思われていなかった。
実在説を支持していたのは、「エリック」博士くらいだろう。
ノアレポート : 存在が伝説になるほどの長い間、
いかにしてシルクスの塔は隠されていたのか?
……その答えは「第四霊災」にあった。
ノアレポート : 第四霊災は、大地震の災害だった。
衛星「ダラガブ」から送られた太陽の力を、
シルクスの塔が受け止めきれず、地殻が崩壊したのだ。
ノアレポート : 地中に沈みゆく、シルクスの塔……。
しかし、ザンデの忠臣「アモン」の時魔法によって、
塔の時間が止められたのである。
ノアレポート : 塔が長い眠りから目覚めたのは、第七霊災の折……
対となるダラガブの起動に呼応してのことだった。
これが、クリスタルタワー再起動の真実だ。
ノアレポート : しかし、目覚めたのは塔の機構だけではなかった。
シルクスの塔を上った冒険者部隊を待ち受けていたのは、
伝説のアラグ帝国始皇帝……ザンデだったのである。

始皇帝ザンデ

ラムブルース : よろしい。
「始皇帝ザンデ」についての調査記録を紐解こう。
ノアレポート : アラグ帝国の始皇帝「ザンデ」。
その存在は、アラグ史を語る上で欠かせないだろう。
ノアレポート : 彼によってアラグ帝国の礎は築かれ、
以後、1000年以上にわたる繁栄がもたらされた。
現存する記録にも、彼の伝説的な偉業を称えるものは多い。
ノアレポート : しかし、栄華を極めた帝国にも、やがて陰りが見えはじめる。
魔科学が発展しきると、革新的な発明はなくなり、文明が停滞。
人々の間には退廃的な思想が蔓延した……。
ノアレポート : そうした緩やかな衰退を感じて立ち上がったのが、
魔科学の天才「アモン」だった。
彼は帝国に更なる繁栄をもたらすべく、革新的な試みを行う。
ノアレポート : そう、始皇帝ザンデの復活だ。
試作の後、現在のモードゥナにある「ザンデ霊廟」から
ザンデの遺体を掘り起こしたアモンは、見事に彼を復活させた。
ノアレポート : ザンデ復活によって、アラグ帝国はにわかに勢いを取り戻した。
南方大陸メラシディアに遠征し、征服を果たしたのも、
復活したザンデによる功績である。
ノアレポート : まさに世界の覇者、王の中の王であったザンデ。
……だが、彼自身の思惑についてとなると、記録は沈黙する。
ノアレポート : ある筋からもたらされた情報によれば、
彼は「人の命」が行き着く先……
すなわち「無」に取り憑かれていたという。
ノアレポート : 死を越えたからこそ、誰より命に囚われたのだろうか。
我々がザンデの心境をうかがい知ることは難しいが、
彼の選択は、歴史として刻まれている。
ノアレポート : 「闇の力」への渇望……そこに端を発した第四霊災……。
帝国の繁栄を願われて蘇った始皇帝は、
自らの手で、アラグ帝国の幕を引くことになったのだった。

闇の世界

ラムブルース : よろしい。
 「闇の世界」についての調査記録を紐解こう。
 ノアレポート : 拐われた同胞を救出し、起こりうる脅威を回避するため、
 調査団ノアは、冒険者部隊を「闇の世界」へと送り出した。
 ノアレポート : 闇の世界とは、異界「ヴォイド」の旧き名だ。
 それは、我々が生きる「物質界」と隣接して存在する、
 別の世界だと考えられている。
 ノアレポート : 本来、ふたつの世界は、決して交わることがない。
 しかし、世界を隔てる境界が何らかの要因で薄れたとき、
 裂け目が生じて、ふたつの世界が繋がりあう……。
 ノアレポート : 古代アラグ文明はもちろん、歴史的に多くの魔道士たちが、
 境界の裂け目「ヴォイドゲート」を人為的に開くことで、
 異界に棲まう「妖異」の力を利用しようとしてきた。
 ノアレポート : だが、妖異は人の忠実なるしもべではない。
 豊富なエーテルを求め、物質界への侵攻を狙う存在なのだ。
 ひとたび制御を失えば、大被害は免れられないだろう。
 ノアレポート : ゆえに現代では、妖異の利用は禁忌とされている。
 ヴォイド研究の盛んな呪術士ギルドでさえも、
 厳重な制限のもとで、限定的に利用しているにすぎないのだ。

暗闇の雲

 ラムブルース : よろしい。
「暗闇の雲」についての調査記録を紐解こう。
ノアレポート : 混沌が支配する、闇の世界……。
そこに秩序があるとすれば、唯一「強さ」のみだろう。
強き妖異が弱き妖異を支配する、弱肉強食の世界なのだ。
ノアレポート : そのため、歴代の妖異学者たちは、
雑多な妖異を力の強さで分類し、系統立てようと試みてきた。
これが、世にいう「妖異十二階位」というものだ。
ノアレポート : 始皇帝ザンデが契約したという大妖異「暗闇の雲」を、
この格付けに当てはめるとすれば、
間違いなく、魔王級の存在である「第一位」に該当するだろう。
ノアレポート : それほど強力な妖異を、物質界に顕現させようとした場合、
途方もないほど巨大な「ヴォイドゲート」が必要となる。
……ゆえに、クリスタルタワーが利用されたのだ。
ノアレポート : もしも「暗闇の雲」の顕現を許していたら……。
物質界のエーテルはすべて喰らい尽くされ、
ヴォイドと同様の、無の世界と化していたことだろう。
ノアレポート : その危機を退けたのは、勇敢なる冒険者部隊と、
悠久の時を超えて使命を果たした、ふたりのクローンだ。
彼らはついに、ザンデの契約を破棄するに至ったのだった。

クリスタルタワー

ラムブルース : よろしい。
クリスタルタワー調査の結末を紐解こう。
ノアレポート : ウネとドーガから託された血によって、
同胞である賢人グ・ラハ・ティアが、
クリスタルタワーを制御する権利を得た。
ノアレポート : 彼は権利を行使し、人々が塔を正しく活用する未来まで、
己ごとクリスタルタワーを眠りにつかせる道を選んだ。
……かくして、クリスタルタワーの封印は為されたのである。
ノアレポート : グ・ラハ・ティアの決意は、我々に何を伝えたのか……。
それを記すには、知られざるアラグの歴史に、
触れておく必要があるだろう。
ノアレポート : かつて、第四霊災を生き延びた人々は、
美しきアラグの軌跡であるクリスタルタワーが、
未来を生きる人々の幸せのために使われることを願った。
ノアレポート : その願いは、アラグ帝国最後の皇女によって、
彼女の血とともに、ひとりの男に封じられたのだという。
ノアレポート : 時はすべてを押し流すもの……。
アラグの術をもってしても、封じられた血と記憶は薄れたが、
男の子孫は使命を果たし、現代まで伝言を繋げてきてくれた。
ノアレポート : それはすなわち「希望を見出せ」という、
古代アラグ文明を生きた人々からの激励だ。
ノアレポート : 我々のクリスタルタワー調査は、これで一区切りを迎える。
しかし、受け取った激励を胸に、各々が歩み続けることだろう。
光り輝く、未来に向かって……。

皺だらけのレポート

  • パッチ5.3メインクエストクリア後
    ラムブルース : おや、今日は我らがノアの目付け役を連れていないのか。
    ならばちょうどいい、興味深いレポートが出てきたから、
    君も見てみないかね?
    ラムブルース : 最近、天幕の中を整理していたときに、
    荷物の下敷きになっていた1枚のレポートを発見してね。
    ラムブルース : どうやら、我々が「古代の民の迷宮」を踏破した直後に、
    グ・ラハ・ティアがしたためた本国宛ての調査報告……
    その最後の1ページだったようだ。
    ラムブルース : とはいえ彼の報告は、「シルクスの塔」を踏破した後に、
    きちんとまとめて本国に送られている。
    このページは恐らく、本人が意図して抜いたものだろう。
    ラムブルース : 理由は……まあ、ひとまず読んでみたまえ。
    
    皺だらけのレポート : 以上が、「古代の民の迷宮」と呼ばれる遺構の調査報告である。
    なお、冒険者部隊の戦闘記録が概略となっているのは、
    私が彼らに同行させてもらえなかったからである。
    皺だらけのレポート : 私は本調査において、バルデシオン委員会を通じ、
    アラグの知識をふまえた適切な判断と補助を依頼されている。
    ゆえに、防衛機構と冒険者の戦闘も見ておく必要があるはずだ。
    皺だらけのレポート : そう、絶対に、仕事だから、必要不可欠なのだ。
    いずれ始まるであろう「シルクスの塔」の調査においては、
    その点に留意して、同行を申し出る予定である!
    
    ラムブルース : ……ところが実際に塔を調査する段になってみると、
    ウネとドーガによって、恐るべきザンデの真相が明かされた。
    加えて彼自身も、血のことで思い悩んでいるようだったからな。
    ラムブルース : とてもじゃないが我儘で冒険者部隊に同行する雰囲気でもなく、
    戻ってきたあとに、この1枚を抜いた……といったところだろう。
    ラムブルース : もしも彼が塔とともに眠り続けていたら、
    私は見つけたこのページを、心苦しく思ったかもしれない。
    使命を負った彼の、叶わなかった夢の欠片としてね。
    ラムブルース : だが今となっては……フフフ……
    いやあ、楽しみでたまらないな、これを本人に返す日が!



大魔道士ノア

関連項目



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