インスタンス

インスタンス(instance)

  • 主にパーティごとに作られる一時的な占有エリアのこと
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概要

  • オンラインゲーム(MMORPG)では大人数が同じワールド内でプレイ環境を共有しているが、混乱などを避ける目的で、一時的にパーティごとに専用のエリアを用意し、その中でプレイできるようにしたもの。
    • インスタンスとは元々ソフトウェア工学用語で、ひとつの設計図(オブジェクトクラス)を元に、まったく同じに見えるコピーを必要に応じてサーバー上にいくつも作り出せるモデルがある。このコピーされた実体1つ1つを「インスタンス」と呼ぶ。
  • 占有エリアにすることにより、ボスの取り合いや報酬の取り合いなどプレイヤー同士の争いを未然に防ぐほか、パーティごとにギミックを用意することができるなどのメリットがある。またサーバー資源管理上の観点からも、人気のあるコンテンツ向けのインスタンスエリアを必要に応じて多く作り出すことで混雑緩和できるなどサーバー資源の割り当てが効率的に行えるというメリットもある。

FF14でのインスタンス

  • このインスタンスという仕組みは、FF14でも多くの場面で導入されている

クエストのイベントシーン

  • フィールド上でのクエストバトルなどにおいても、インスタンス形式を取る場合がある。この場合、狭いエリアだけがインスタンス化されており、周囲には点線で境界線が表示されている。この範囲から外れようとすると「インスタンスから出てしまいます」という警告メッセージが出る仕組みになっている。

インスタンスダンジョン

  • パーティごとに作られるダンジョンエリアのこと
  • 新生エオルゼアでは、レベリングで使用されるダンジョン(例えばタムタラの墓所など)もインスタンス化される。
    • ※旧FF14では、いわゆるパブリックフィールド上に展開されたパブリックダンジョンも存在していたが、新生以降はなくなっている。

インスタンスレイド

  • インスタンスエリアで行われるレイド(パーティバトル)のこと
    • ゼーメル要塞、カッターズクライ、オーラムヴェイルなどが、このインスタンスレイドにあたる。
    • なおインスタンスレイドのなかでも特に複数パーティが連合した状態(アライアンス)で挑むものを「アライアンスレイド」と呼び、区別される。アライアンスレイドでは、現在は最大3パーティの同時突入形式しか実装されていない。
  • これらのレイドインスタンスは、(ラスボス討伐・あるいは制限時間超過により)コンテンツ終了後、一定時間経過で全員が排出され、同時にインスタンスも破棄される。

フロントライン・空島

  • PVPフロントラインでは、3勢力最大9パーティ(72人)ごとに専用のインスタンスエリアが生成される。これは試合終了と同時に全メンバーが排出され、インスタンスも同時に破棄される。
  • 空島(雲海探索ディアデム諸島)では、1つのインスタンスが生成されるとある程度の時間継続使用され、その間に空島に突入したパーティが既存のインスタンスを再利用する形で最大9パーティ(72人)が同じインスタンスを共用する形式で実装された。空島内部では、パーティは解散・脱退することしかできない(結成・加入ができない)という制限がある。空島インスタンスは、少なくとも数時間は存在し、その間に緊急任務が数度?発生し、その後インスタンスが破棄されるという形式をとっていた、ように思われる。※詳細仕様は発表されていない。
  • その後、この仕様の空島は廃止され、パッチ5.0でギャザラークラフター向けの「新空島」として再オープンした。

エウレカ

  • 禁断の地エウレカ」では、空島方式をさらに発展させ、最大144人を受け入れるインスタンスとなっている。
  • さらに、パーティを組んだ状態あるいはソロ状態のいずれでも突入可能で、また内部でパーティの結成・加入と解散・脱退が可能となっている。


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